私を知る

自覚を中心に悟りのヒントを書いています。自覚とは「私」に意識を向け、一切は「私」の考えであることを自覚していくことです。

非二元の悟りと無常、無我の悟り

2022年04月11日 22時16分15秒 | 悟り
◇非二元の悟りと無常、無我の悟り◇

今回は、非二元の悟りと無常、無我の悟りについて、改めて書いてみたいと思います。

悟りも無常、無我まで来るとそれなりに絞られてくると言いますか、バラつきが減ってくるのですが、非二元は概念も人それぞれで、悟りのバラつきも大きいようです。
そこでここでは、良い悪い等の二元の囚われが大体無くなり、思考が減り、ただ観ている意識である観照意識がそれなりに確立した悟りを非二元の悟りと言うことにします。

まず言えることは、非二元の覚者はまだ囚われや思い込みがそれなりに残っており、言葉の端々にそれが容易に見て取れます。
例えば、「真我」、「全体」、「光」、「恒久」、「不滅」、「不変」などの言葉がそれです。
無常、無我まで悟ると、囚われや思い込みが大方無くなっているため、そのような言葉は決して出て来たりしません。

さらに、非二元の覚者は世界を観照している観照の視点と言いますか、認識の主体と言ってもいいですが、それがまだ残っています。
無常、無我まで悟ると、観照の視点が落ちると言いますか、認識主体の欠落が起こると言いますか、それらの質的変化が生じます。
無常、無我を悟る過程で、「観るものは観られるもの」の体験が起こる場合がありますが、非二元の覚者はそれも未だなのです。


◇「私」に意識を向ける自覚についてのご紹介は、例えばこの文章をお読みください(「自覚を始められる方へ」)。
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無常、無我と禅の悟り

2022年04月11日 20時34分53秒 | 悟り
◇無常、無我と禅の悟り◇

つい最近、ユーチューブの動画リストに自動的に挙がってきた動画を観ていると、その中に禅の覚者の動画があり、それについて思ったことを書いてみようと思います。
いつものように偉そうな感じで恐縮ですがw

禅者も、無常、無我を悟るようです。

しかし、まだ足りないのです。
禅系の悟りの型に嵌ってしまうのか、禅の意識の使い方の限界なのか、その先の進展がなく、そこに留まってしまうようです。

何が足りないのか言いますと、それは「私」への追及です。
ことが起こっているという気づきのところで止まってしまっていて、私への振り返りが無いのです。

禅でも自覚でも、私が無いことを悟るときは、自我の要素である何かを認識する認識主体が無いことに関する気づきや理解を伴います。
また、悟りに伴って自我感覚の急激な欠落感や質的な変化も生じます。
ここがややこしいところであり、難しいところで、無我を悟った者がそこで留まってしまったり、嵌ってしまうのも無理は無いのですが。

禅者は、そもそも私が無いのだから、振り返りようがないと言うでしょう。

しかし、本当にそれで終わりにしていいのでしょうか。
私は無いということで、片づけてしまっていいのでしょうか。

認識や意が起こらないと言うかもしれませんが、本当にそうでしょうか。

確認が足りないのです。
追及が甘いのです。

認識が起こらなくなるということがどういうことかを、もっとしっかりと追及して頂きたいと思うのです。
認識が起こらないなんてことは、軽はずみ言える筈がないのです。

本当に意が起こっていないか、もっとしっかりと確認して頂きたいのです。

確かに、無我の悟りの観点からは、意は有りません。
しかし、無我を悟ってもなお、相変わらず自分の手を動かしているのはあなた自身、あなたの自我ではありませんか?
本当に、ことが起こっているということで済ませてしまっていいのでしょうか。

私を振り返ることができれば、次の行程へ繋がっていきます。


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