道東沖のサンマ棒受け網漁は、8月20日に出漁した100㌧以上の大型船がロシア水域でまとまった漁獲をあげ、28日には全国で1日2,000㌧以上の大量水揚げを行った。
漁業情報サービスセンターによると、27日の週明けからそれまで中心だった40㌧未満の小型船に変わり、大型船主体の水揚げが相次ぎ、28日には1,730㌧、29日には2,210㌧、30日には1,140㌧、31日960㌧と連日2,000㌧〜1,000㌧前後の漁獲が続き、8月下旬だけで8900㌧に達した。価格は㎏200円を切り、100円台で推移した。8月中の水揚げは9,740㌧(㎏単価327円)で前年同期の34.8%増。
日本一のサンマ水揚げ港、花咲では8月中の水揚げが6,820㌧(㎏単価327円)となり、前年同期の21.6%増。28日と29日には市場の受入限度1,300㌧を超え、㎏100円を切った。花咲であふれたサンマは、道東および三陸主要港に分散した水揚げされた。9月に入り、魚群が南下し、集中水揚げが続けば、道東の処理の能力を超え、加工流通に支障をきたす恐れも出ている。
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