先日購入(まだ到着してから3週間程度)したギター(フルアコ)の弦(1弦)が切れた。 切れたと言うか、弦の端末のピン? 弦をセットする為に弦を巻き付けているコイルと言うか・・・なんて言うんだっけ?
から弦が外れて、使用不可。 この新品の弦(楽器店から出荷時点で新品に交換済み)がたかが3週間で破損したのは、実は初めてでもない。
以前はクラシックギター弦だったけど、やはり新品で出荷して頂き、1週間後に3弦が切れた。
本当に新品なのか?? とも疑ったけど、たぶん、本当に新品に交換したと思う。 それにしても、今回はスチール弦で、ジャズ仕様のフラットラウンド弦である。 この弦は実際には耐久性、寿命はかなり長いことは一般的にも常識的に言われているので、さすがにちょっと弦の質に疑問を抱かせる出来事だ。
ただし、今回の弦はダダリオのフラットラウンド弦の中でも最も細い弦で、その細い弦がゆえに耐久力は落ちるだろうと予想は出来る。
特に、1~3弦は単純に1本の細い弦だ。
4~6弦はスチール弦に巻弦をして、さらに、フラットラウンドはその上に1層巻弦が施されている。
正直、テンションもフルアコはかなり弱く、ほとんどギターへの負荷は掛かっていない状態で、チューニングできる。(440Hzで)
実際に、クラシックのナイロン弦のハイテンション弦に比較すると、そのテンションの強さは半分以下だろうと思える程に力は掛かっていない。
なので、ギターにはかなり易しい弦だと言える。
なのにである。 3週間で弦が切れたので、ちょっと驚きもした。
今回はその同じダダリオのフラットラウンド弦の1個太い弦を購入した。
昨日は弦交換でちょっと苦労したが、無事に交換できた。
始めてフルアコの弦を交換したので、少しその手順と言うか、弦を巻き付ける方向(固定する向きなど)などで手間取った。
しかし、クラシック弦のように、弦をブリッジに結び付けるような手間はないので、交換自体はそれほど時間は掛からない。
ただし、フルアコはブリッジが固定されていないので、ブリッジが動かないように、1本毎に交換する事がベストだ。
ギターの説明書にも、1本毎に交換するように解説されている。
これは、ブリッジが動く事を防ぐためではない。
全ての弦を一度に外すと、ギターのネックに掛かるテンションが狂うと言う理由だ。 ギターは弦を張った状態を想定してネック、ブリッジなどの形状を設計して出来ている。 なので、そのテンションを外すことは、ギターの最良の状態を保つ意味でも良くない事だろう。
しかし、特にクラシックなどや、その他のアコギなどの弦交換の方法をYouTube動画などでも紹介しているが、ほぼ全員が全ての弦を外して交換している。 私もクラシックやその他のアコギでも全ての弦を先に外してから、1本毎に張って行くやり方をしている。
しかし、フルアコの場合だけは、ブリッジの位置を変えないために、昨日は1本毎に交換した。 これは1弦からでも、6弦からでも良いだろうし、1弦、6弦、2弦・・・と高音側と低音側を交互に交換する方法でもいいだろう。
私は昨日は高音側(1弦から順に交換した)から1本づつ交換したのだけど、別に1本毎ならブリッジが動くようなこともなく、オクターブチューニングも凡そはそのまま調整する必要もなくなる。
実際には弦の種類が変わると、再度オクターブチューニングの設定をして、ブリッジの位置調整も必要になるのだけど、今回は特に大きく弦を替えた訳でもなく、そのままの状態で問題も無い。
少し太目(実際には1弦で0.1mm程度、6弦で0.2mm)と言ってもそんなに大きな差を感じる事もない。
弦が太くなると、押弦の力が強く必要になる傾向になるが、実際にはほとんど差を感じることもない。
音に関しては、若干だけど、よりメローな(柔らかい雰囲気)音になったような気もする。 あくまでも、これは気もする程度の変化だ。
フルアコの場合には生音もある程度は響くので、普段はそのまま生音で弾いているけど、実際にはアンプを通して弾くギターであるので、通常の練習でもアンプを通して弾く方が賢明だし、実際にライブを想定して、或いは、人に聴かせることを想定して、或いは、本来のギターの特性を生かした演奏をするためにも、今後はアンプを使用して練習することを常にしよう。
何故なら、実際に生音とはかなりの音の差があり、さらに弾く力加減も相当な違いが生じる。
普段から実際に演奏する事を想定した力加減や音の出し方をして練習しないと意味がない。
特にこうしたエレキなどでは、アンプの設定や、そのメーカーの特性などもあり、自分が思って居るセッティングを常に意識していることが重要だ。
ただ、アンプを使用して弾くことは、かなりの音量になるので、私はヘッドホンを常に仕様している。
ただ、これも、アンプから実際に鳴っている音との差異もある。
ヘッドホンの特性にも音は変化するので、その点に関しては致し方無いだろう。
これで、フルアコの弦はしばらくは大丈夫だろうと思うけど。
昨日はもう1本、クラシックギターの弦も交換した。
クラシック弦はナイロン弦で、3~6弦は巻弦になっているけど、かなりの消耗がある。 最低でも3か月が良いところだろう。
実際には1か月程度で交換することがベストかもしれないけど、プロでもないし、人に聴かせる機会もないので、経済的な問題もあり、私は3か月程度は弦を使用している。
これまでは、サバレスの弦を使用してきた。 いろいろ試してきたけど、サバレスの弦が私のギターには相性がベストだと実感する。
今回は以前から買い置きしていたダダリオのblackナイロン弦を使用。
これは、以前から所有していたクラシックギターの音を少しでも明瞭に音量も大きくしたいと思って、そのギターに張る予定だったけど、そのギターは今は使用することもなくお蔵入りしている。
なので、今回、この弦もいい加減に使用した方が良いだろうと言うことで、張ってみた。
感想は、やはり私のギターには少し相性が良くない気もする。
低音のボリュームが大きく、さらに、その音がなんだか倍音気味で、音自体に深みを感じない。 高音側の音もなんだか煌びやかなんだけど、なぜか音に深みを感じない。 単純に音量や音の煌びやかさが強調されていて、艶と言うか、深みと言うか、音の奥行を感じない。
素人の私が言うのもどうかと思うけど、なんだか、私が求める音との差を感じるのだ。 テンション自体はサバレス弦よりも低いので、押弦自体は楽になった気もするけど、弦の滑りも悪く、指頭奏法の私は、弦を爪弾く時の雑音が気になる。 これは新品だからかどうかはしばらく使用した状態で差があるかもしれないけど。
折角、新品で張ったので、しばらくはこの弦を使用する予定だけど、次回はサバレスの弦に戻すことに決めている
そのサバレス弦もニュークリスタル、クリエイション、アリアンスなど、その中でも価格が少し高いプレミアムも良い。
でも、実売価格で300円前後高額なので、その価格差があるかどうかは、少し疑問も残る。
確かに、音や耐久力は良いと思うけど、その差額の価値があるほどの寿命はあまり実感することもない。
なので、少しでも価格が安い通常の弦にしようか??? ちょっと迷う所だ。
実際に、年間最低でも4回程度交換するとして、300円の差は年間で1200円になる。 まっ、この程度の差はあまり意味がないかも知れないけど。
さて、これで、しばらくは弦交換はしなくても良いかも??と思うけど、実はもう1本のギターの弦もそろそろ交換時期だ。
なので、今月中には購入して、いつでも交換できるようにして置きたい。
さて、今日、明日は休みなので、しっかりとギターの練習ができる。
ただし、少し用事もあり、半日程度で終わるだろうけど、そのために必要な材料も購入する必要があるので、今日は少しその買い物にも行かないといけない。
今日も午後からのギター練習になるだろう。