昨日からの雪は勢いが収まらず、ぐんぐんと積雪が増えた1日でした。

コース変更こそありませんでしたが、レース前に圧雪車とレーススタッフ20人がコースを前走してからのスタートとなりました。

Photo by ISMF
コースはSpinaleゴンドラ山麓駅からMonte Spinale 山頂までの標高差600m。

レースは42名でスタート。レース前の最後に出来ることと言えばシールワックスですが、入念にやったおかげで今日は板が良く走りました。

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いつもなら最後尾からのスタートですが、今日はしばらく後ろに3〜4人。小さなことですが、それでもワールドカップ最終戦にして初めての進歩。

ほどなく定位置の最後尾に下がりましたが、今日はレースの2/3までは前にワールドカップ常連国の選手を視界に入れる位置でレースを進められました。

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結果は最下位ですが、開幕戦の時からは明らかに進歩した動きで最後まで押し通すことができ、バーティカルに関しても現状で出来るベストな攻めは出来たと感じています。

全体の結果を見ていただくと、トップから38位までが約4分の間にわずかな差毎にずらっと連なっています。各国から選抜されてきた究極のメンバーが競うワールドカップではそれだけ実力が接近しているということです。

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おそらくそれは人間が到達し得る限界点に近い世界。逆に言えば、そのハイレベルな世界の端っこにでも割って入れれば、その先からはまた別の可能性が広がっていると思います。

シーズンを通して、具体的な次の目標となる物を一番感じられたのがこのバーティカルレースでした。バーティカルで5分先にある世界の端っこ、そしてその更に先を強く意識してこれからのトレーニングに取り組める様になったことが、今シーズンの収穫です。

残すは明後日のインディビジュアル1レース。引き続き、やれることをしっかりやり切りたいと思います!

レース後は、ゴール地点のChalet Fiatで地元主催のSkimo Party♪

イタリアらしくワインと美味しい食事が振舞われ、私たちアスリートだけでなく、誰でもが参加できる賑やかなパーティーでした。





こういう場に独りでの参加はちょっと寂しいものがありましたが、同席になったフランスチームや地元ボランティアの方々が話題を振ってくれたので、楽しく過ごさせてもらいました。

F1のトップメーカー、フェラーリの国だけあってイタリアの方々には「Suzuka」の知名度は抜群♫

パーティー中にフラワーセレモニーが行われる演出もさすがです。盛り上がらないわけがありません♪(笑)

イタリアのトップ選手はインタビューを受けて、本当に母国のヒーロー!

ここMadonna di Campiglio は2026年の冬季オリンピックがイタリアに決まれば、そしてSkimoが正式種目になれば、その開催地となる可能性が極めて高い場所です。(私はそうなると信じています!)

イタリアの人たちの、自分たちが育んできたSkimo文化がオリンピックに認めらようとしていることへの希望と情熱を強く感じることができたSkimo Partyでした♪