Suzuka to the world!!

〜鈴鹿の山から世界の山へ〜 山岳スキーレーサー小寺 教夫が送るMountain life のブログです。

遠征に必要な日数は?

2020-01-23 20:30:00 | skimo
「3日間」

馬鹿げたことを書いてみます(笑)

おいおい無茶だろ!と突っ込みが入りそうですが、最少3日。3日間あればワールドカップなど海外レースに出場することができることを知ってもらえたらと思います。



コース下見、休息、高度順化、資金、エアチケットの選択肢が狭いetc...山ほどある課題はひとまず置いておいておきましょう。まずはスタートラインに立つことが勝負の第一歩と考えれば、3日あれば日本からヨーロッパのレースへと挑戦することができるんです。

私は一番肝心なのは日々のトレーニングとレースへの挑戦、それを途切れなく続けることだと思っています。ひとつひとつの課題とはそれから向き合っていけば良い。克服できる課題がひとつでも見つかれば、その分だけ世界との距離は縮まるはずです。例えば休暇を1日多く取れただけで、劇的に参戦環境は変わります。

今回のユース五輪で中国の選手がメダルに迫る4位に入賞しました。それはとても素晴らしく歴史的なことであり、同じアジア人として誇りと自信を感じています。彼らはシーズン初めからヨーロッパ各地を回り、本番に向けて競技力を高めていました。

Skimoは世界各地でどんどんと盛んになってきています。しかし、まだまだヨーロッパ中心のスポーツです。ヨーロッパには他にない文化、歴史、層の厚さ、技術、情報、そして空気感があります。中国の選手たちはその中に身を置いて、見事に結果を出しました。

実際、彼らのような長期遠征は大きなバックアップがなければ難しいです。でも3日あれば、私たちもまずは同じように世界を知り、経験することができます。そしてその経験は選手としての自分を大きく変えるキッカケになります。

「そんな日数からでも行けるんだ!」それを若い世代の選手たちに知ってもらって、少しでも若いうちから世界を経験してもらえたらなと思います。もちろん、熱い中高年…いやいや、ベテランのみなさんにも!(笑)

ちょっとだけの無茶と情熱があれば世界に挑戦できます♪俺も!私も!という方はぜひ一緒に挑戦しましょう!!多少はノウハウも蓄積できました♪力になりますよ〜p(^_^)q

Let’s go to the World!!!!


【参考 ワールドマスターズの行程】
※今回は土日+休暇2の4日間
※すべて現地時間

Day0
終業後、職場から空港へ
23時30分
関空発

Day1
12時30分
ミュンヘン空港着
レンタカーピックアップ

16時00分
インスブルック着
受付

18時00分
ホテルチェックイン

Day2
10時00分
インディビジュアルレース

15時頃
インスブルックで表彰式見学、観光etc

Day3
朝からお昼過ぎまでフリーで山スキー

20時00分
ミュンヘン空港発
 
Day4
15時30分
羽田空港着

Day2の帰国便に乗れば最短3日で帰国可能です。