少し意外かもしれませんが、コロナ禍の中でもヨーロッパのSKIMOシーンは予定通りのカレンダーで進んでいます。世界選手権もワールドカップも開催です。







ただ残念なことにアジアからの参加にはかなり高いハードルが現実的にはあります。私も今回、2度目の世界選手権日本代表に選出をいただきましたが、結果的に日本からの選手団の派遣が中止となりました。

致し方ない事とはいえ、正直、まさか自分が現役の内にこんな事態と遭遇するとは思ってもみませんでした。日々、ヨーロッパから配信されてくるレース映像を見ていると、どこか遠い別の場所でやっているような感覚を感じる時もあります。

でもその一方で、今シーズンはじっくりと体力づくりやスキルアップに取り組めています。以前にも書きましたが、ここまで継続的にトレーニングを積み重ねられているのは30年近い自分のスポーツ歴の中でも初めてです。この充実感はある意味、コロナ禍の今があるから得られたものかなと思います。

そして、まだまだ大変な情勢の中ですが、いよいよ国内のSKIMOシーンが本格的に動き出します。すでに札幌ではBan.Kシリーズが開幕していますが、今週末のミレーカップから本州のレースが始まります。国際レースの八方バーティカル、日本選手権を含め、あと何レースが実際に開催されるかはわかりませんが、とにかく今シーズンは目の前の1レース1レースに全力で集中したいと思います。

レベルアップが急速に進む国内レースの中でどんな戦いができるかわかりませんが、充実したトレーニングを経てレースができる。なんだかんだでそれが一番幸せなことなのかなと思います。

さぁ短いシーズンを全力で突っ走りましょう!