東北自動車道から国道398号で太平洋を目指す。
まだ海が見えない標高の高い土地にまで津波は遡り
建物を破壊し、漁船を陸地に運んだ写真を車内から撮影した。
写真正面の小さな山を越えると志津川の町全体が見渡せるようになる。
テレビやyoutubeで繰り返し流された壊滅した町の様子。
これを自分の目で見ると絶句します。
ボランティアに訪れた者はそれなりの覚悟をしているのに
この町を見て言葉を失います。
そして「とにかくこの街のために何かをしたい!」と使命感を持つのだと思う。
写真中央の鉄骨剥き出しの建物が防災センター。
屋上にあるアンテナにしがみついた町長さんは救助された。
多くの犠牲者を出している町の写真を撮る前に黙祷をした。
観光気分で訪れて「ピース!」なんてしたら誰もが怒ります!
多くの犠牲者と行方不明者を出した場所そのものなんです。
被災地を訪れた際の最低限のマナーは守って下さいね。
前日にも、林の中から遺体が発見されたばかりなんです!
初めてのボランティアから2週間。
自宅を夜の9時半に出発した。
天気は下り坂、ボランティアの仕事は無いかも知れない。
少しの支援物資を届け、オリジナルのTシャツを買うだけでも行く!
今回は愛車セレナ。雨でも車中泊が出来る。
スピードは出るが真っ暗で補修跡の高速の路面は白線が引いて無いから
道の先が見えない、怖い。
前回と同じ長者ケ原SAで車中泊。
あまり眠れなかった。
太平洋側は電気も水道も無い。
夜明けを待って被災地入りをします。