しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

あれから一年

2012-03-11 00:10:20 | 日記
東日本大震災から一年目を迎える。

東京は震度5、それでも生まれて初めて体験した大きな揺れだった。

私は新築現場に配達に出掛けていて石膏ボードをウィンチで吊り上げている時

あの大きな揺れに遭遇した。

ガス工事業者のトラックが真横で生き物のように踊っていた。

自分の身の安全を確保しながら現場にいる職人さんの安否を確認!

2度目の揺れは地面が回るように揺れて、立っていることも困難でした。

それでも荷物はすべて建物内に納めてから自転車で会社に戻る。

この日は荷物が多くて問屋のトラックに自転車を積み

隣の葛飾区の現場に乗せて行ってもらいました。

道路は大渋滞だが自転車はスイスイと走る。

電車は止まって、この世に自分だけが生き残ったような不気味な雰囲気が漂う。


会社に一人でいる父が心配だったけど携帯電話は不通だった。



材木が倒れていた会社内



父はテレビにくぎ付け状態でした。



倒れた材木は起こせば済む。大きな被害はありません。

夜、実家に行けばガスが使えないから調理も出来ないし風呂も沸かせない?

遮断されたガスメーターを復旧させて普段通りの生活ができるようにした。

兄の家、妹の家ではそれぞれ子供だけで留守番をしている。

親たちは帰宅困難者になっておりましたから…

甥っ子・姪っ子を車で迎えに行き実家で過ごさせようと連絡をしたら

子供達は家で親を待つ覚悟をしている。

食事の事などを確認してから子供の判断に任せてみることにした。


この日は一晩中テレビも部屋の明かりも点けっぱなしでコタツで横になってたけど

立て続けに起こる余震と緊急地震警報に怯えてほとんど眠れなかった。


翌朝、朝食を買いにコンビニへ行けば食品売り場の棚から商品が消えていた。

この後、首都圏全域で地震の直接的な被害は少ないけど

日常生活に欠かせないありとあらゆる物が不足して

原発の停止から電力不足に陥り計画停電も実施されました。

水道水を供給する金町浄水場の水が汚染されたとの報道で

ペットボトル入の飲料水も消えた。

多くの人が震災鬱の精神状態になったと考えられる。

パット見は何も変わらない街並みなのに

ガソリンスタンドやホームセンターは激混み状態ですwww

暇を持て余したおっさんやじいさんが非常時に備え

車は常に満タンにし卓上コンロや保存食を買い漁っていたからだが…

自宅の車庫に停めてある乗用車の燃料がコンビニやスーパーの配送トラックの燃料を

奪ってしまったと表現すれば分かり易いかと思う。

本当に生活物資に困っているのは被災地なのですぞ!!!


家も残っていて普通に生活を出来る関東が支援しないでどうする?!

と怒ってみたもののこの震災の影響はあまりにも大きすぎたし広すぎた。





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする