しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

非合理的なものも受け入れる

2012-08-21 00:10:20 | 日記
不振の続く動物園なら客寄せパンダ。

地域の活性化にはSLを走らせる事が多くなった。

SLには懐かしいような郷愁を感じさせるものがあるよね。

と言っても私も数年前に甥っ子と乗った「SLもうか」が初体験でした。

蒸気機関車なんて引退してから長い年月が過ぎているから

公園等に静態保存されて子供たちの遊具になっていた車輌を

レストアして走れるようにしたものが多く

修理をしながら各地で走らせているみたいです。

下の動画ではSLのC58が客車を牽引して試験走行中、故障して立ち往生。

ディーゼル機関車DD51が救援で駆け付け後ろから押してもらいます。


C58363試運転緊急停止・救援シーン'12.4.4



動画の終わりの方で出発前の汽笛で合図をし合う部分がまるで

DD51:ピーーーーーッ!「よし、これから後ろから押すからね」

 C58:フォーーーーッ!「悪いけどよろしく頼むよ」

そう、呼び掛け合っているみたいで好きです。

まるで「機関車やえもん」を思い出させるけど

現代っ子には「機関車トーマス」と説明しないといけないかな?


この蒸気機関車って走り出すまでの準備がとても厄介です。

石炭と大量の水を積み込み、火を入れてから必要な量の水蒸気が貯まるまで

シューシューとヤカンから水蒸気が漏れるみたいになれば

動輪を動かす事が出来るようになる。

走行中はスピードメーターなんて無いだろうから

圧力計とにらめっこをしながら石炭をくべて

上り坂に差し掛かると必死に石炭をくべて…

マスコンやアクセルを踏むと力が出る乗り物とは大違い。

電車の運転手と機関士ではまるで違う職業のように違うと思う。


私が車の免許を取得した当時の冬場の車の運転を思い出す。

キャブレターは寒い時期は厄介でねwww

チョークレバーを引いて暖気運転をしてやらないと

エンストをするわ、ブスッブスッとエンジンが吹け上がらないわ

プラグもすぐにカブり手がかかったもの。

今は軽トラでさえFI(フューエルインジェクション)だから

寒い朝でもエンジンを掛けたら直ぐに走り出す事が出来るし。


なのでこの時代にSLを走らせる鉄道マンの情熱には恐れ入るのだ。

簡単に節電を約束しながら面倒な事をしない人が多い。

もし、通勤時間帯にSLを走らせたら過密ダイヤなんて不可能だし。

非合理的なものも受け入れるってことは時間に余裕が無いと無理だろう。





コメント (4)
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