しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

悲しき街角

2014-04-12 08:48:00 | 音楽関連




疲れた時にはこんなオールディーズの曲が心を癒してくれる。


月曜日、お得意さんが最後の支払いに訪れた。

かつてはひと月に500万円程を買い上げてくれた上得意だったが

3月いっぱいで会社を清算したからだ。

バブルが弾けて勤めをやめて家業を始めた頃、

後継者が帰ったと噂が広まり一度離れてしまったお得意さんも

戻って来てくれて父と二人で年商1億も売っていた

夢のようなあの頃。


10日木曜日は集金と支払いの集中日だった。

請求書通りに小切手を切り集金に来るのを待つ。

他は銀行振り込み。

業界紙「林材新聞」の請求額は分かっていたので当日、封を切る。

いつもはハガキなのに何で封書なのだろう?

中に入っていた手紙を読み、3月いっぱいで廃刊になったのを知る。

木材業界が衰退していると実感せざるを得ない

寂しい気持ちになった。


彼女に「小保方さんに似ているよね」と言ったのが気に入らなかったみたい。

翌日の手紙には傷ついたこと、最後に「もう会うのが辛い」と結んである。

毎日会っている駐車場に行かなかった。

電話があった。

「どうして来なかったの?それが答えなの?」

「うん。会うのが辛いと手紙に書いてあったから会うのを止めただけだよ」

「土曜日はどうするの?もう会わないの?答えてくれる?」

「それはKちゃんの気持ち次第でしょ?予定しているからといって

 会うのが辛いのに会うの???ホテルで文句ばかり言われては敵わないし。」

「だって傷つくことを言うんだもんw」

「前にも手紙に書いたけどその場で収めないとダメだよ。ムカツクとかさぁ。

 怒りを増幅させて別れを口にするけど言われた方の気持ちって考えてるの?」

「うん、ごめん。もう会いたく無くなったでしょ?」

「そんなことはないよ。でもこの話題はもう終わり、約束だよ!」

「わかった。明日は会うのを楽しみにしてるから」

「そうそう、一緒に居ると楽しいって思えるようになろうね」

「じゃ、明日ね。おやすみなさい」





コメント (9)
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