マーク・ローザ

材木市場に向かう途中で携帯が鳴る。

甥っ子へプレゼントする自転車が一日早く納車できるとのこと。

材木を積んだトラックで自転車屋へ引き取りに行った。

妹の家に電話をするが誰も出無い。

甥っ子は玄関の中にランドセルを放り投げて

お姉ちゃんの自転車で公園に遊びに行ったのだろう(笑)

材木を下ろしてから軽トラに自転車を積み届けに行った。



ブリジストン　マーク・ローザ。

アルミパーツが多くて重量が軽いのが魅力です。

妹の家の駐輪場に置き、施錠してから郵便受けに鍵と取り説を入れて

帰るつもりだったが一応ピンポーン♪したら応答があった。

高２の姪っ子が学校から帰っていた。

「え～っ　何？あたしにプレゼントしてくれるの？」

「違うよ、ケンの新しい自転車だよ」

「パステルカラーで気に入ったからあたしが貰っておくから(笑)」

「１年前に入学祝いにこれを買うと言ったら洋服を買うからお金にして！

　そう言ってたじゃんｗ」

「そうだったっけ？」

「この間、東京駅まで自転車で行ったの知ってる？」

「おぉ、ママから聞いたよ」

「その時もあたしの自転車をケンが乗って行ったから

　仕方なくパパのボロ自転車で行ってきたんだぁ～

　ほらぁ、今だってあたしの自転車が無いでしょ？！」

「じゃぁ、それはナギの自転車にしてもう一台買おうか？」

「それはもったいないからケンにはあたしの自転車をあげる（笑）」

「でもそれじゃぁ１００kmサイクリングに行けないからなぁ…」


普段、乗っている自転車で１００kmを走りきる！

それが甥っ子の世界観を拡げてくれると思うんだ。

自分もそれを体験してきたからね。