しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

脱原発が福島をダメにする!

2014-05-15 00:10:20 | 主張
小学館の発行するビックコミックで連載中の「美味しんぼ」

福島第一原発を視察した後に鼻血が出てしまう描写

抗議が相次ぎ福島県も徹底抗戦の構えだ。


私も震災の翌年から20回ほど福島に通いましたが

被曝の影響で鼻血が出たなんて見た事も聞いた事もありません。

今回の不始末の情報源は双葉町前町長の井戸川によるもの。

福島第一原発は大熊町と双葉町の町境に立地しているので

双葉町も東電から支払われる原発マネーで町の財政を支えてきた。

先月も避難生活中の双葉町住民がマイクロバスに乗って

福島第一原発を視察しているがこれまでに伝わる情報よりも

廃炉に向けた作業は順調に進んでいるので

思っていたよりは安心したとインタビューで答えておりました。

きっと自宅に戻っての生活に希望を感じたと思う。


井戸川氏は避難区域内の周辺町長会議を欠席して

2013年の参院選にみどりの党から出馬するも落選。

「双葉町にはニ度と人間が住む事が出来ない」と吹聴して

避難生活を続ける住民を置き去りにして一体どこに向かうのだろう?


現在、福島の宿泊施設の予約キャンセルが相次ぎ風評被害が拡がっている。


私が見て来たもの。

津波に襲われた三陸とは違い原発周辺の旧警戒区域内には

街並みがそのまま残っていること。

徹底した避難指示により被曝による住民の犠牲者は皆無です。

置き去りにされた動物はたくさん死んでいるが

死因は餓死が多くて家畜は殺処分されており

犬・猫もかなりの数が生き延びている。

震災後に警戒区域の中で生まれた猫に被曝の影響は見られないこと。

放射能で汚染されたとされる地域で生き延びた動物たちが

安全を証明してくれたと解釈しております。

私が通った被災猫シェルターでも最後の1匹を保護するまで

活動を続けるようですが震災から3年が過ぎて苦しかろう。

住民さえ戻ってくれればその役目から解放されるのですが

私とは考え方が違うようなので先が見えて来ない。


311レスキューのおやじさんは浪江町にまだ新しい自宅があり

住民が避難した町に置き去りになった犬をたった一人で保護し続けた。

このへんの事を書いた過去記事「わ、わんこはうす?」が現在も毎日

読んでもらえてとても嬉しく思います。

一年前にすべての地域が警戒解除されてからは

自分たちが生まれ育った町に戻ろうとする帰還運動が一番盛んなのも

この浪江町ではないでしょうか。

おやじさんは住民が戻って来るという前提で役場と話し合い

野良猫は避妊去勢手術を受けさせて保護した場所に戻すTNR活動を始めた。

その猫たちへの給餌箱を設置しているのが「うちのとらまる」さんですね。

私を福島に目を向けさせてくれたのも「とらまる」さんでした。

脱原発に偏った考え方は残念だけどブログに寄せられるコメントからも

遠巻きに脱原発を訴える方達の福島に対する無責任さは痛感しているだろう。


生まれ育った町を捨てる行為に疑問を感じている住民も多いはずです。

私がその立場なら自宅に戻る選択をしてただろうと

キャットフードを届けながらずーっと考えておりました。



田村市都路地区の避難指示が解除され住民が戻ってきた。

小学校も再開し一部の生徒が通っている。

子育て世代は戻って来ないだろうとの予想は良い意味で裏切られた。

このニュースはあまり紹介されていないのが残念です。


浜通りは死んだ町ではありません!

住民さえ戻る気になれば今すぐに復興できるのも福島だけだ。

この小さなブログでずーっと訴え続けていることに

福島に脱原発を持ち込むな!というのがある。

廃炉が決まっていて放出される放射能レベルは下がり続ける地域に

どんなタイミングで戻ろうか探っている地域住民に

原発さえ稼動させなければ安全が保障される的な言葉は

説得力も無ければ希望も感じないのである。


住民が戻り始めて野良猫への給餌用キャットフードが足りなければ

支援をしたいと思います。

こういう部分ではただの猫キチおじさんとして協力したいですね♪















コメント
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