高校や大学には働きながら学べる定時制や二部(夜学)もあるが
現代っ子はそういう選択はしなくなっている。
経済的な余裕もないのに普通に大学生活を送ることができる社会は理想なのか?
奨学金制度も学業優秀ならば返還を免除されるし
防衛大学や防衛医大は学生でありながら給料がもらえるの知ってますか?
勉強が嫌いで成績不振なのに大学へ行きたいと思うのは矛盾している。
高校の授業料無償化も私は反対だし。
杉並区初の女性区長・岸本聡子が「日本は子育てにお金かかりすぎ」と危惧する訳
ヨーロッパでは「政治が変われば生活が変わる」が浸透している
海外生活が長く、議員や行政の仕事は未経験。それでも「いつか日本の地方自治に携わりたいという思いを持っていた」という杉並区長・岸本聡子氏。2022年6月の区長選では、わずか187票という僅差で劇的な勝利を収め、杉並区初の女性区長に就任した。「子どもは社会で育てていくという大きな合意が必要」と話す岸本氏。選挙公約に掲げた「区内児童館の再編計画見直し」や、自身が子育てをした欧州の、子ども関連のトピックスを中心に貴重な話を伺った。 「児童館の廃止に違和感を感じた」と語る杉並区長・岸本聡子氏 ――区長選に出馬されるまで、政治とはまったく別の世界にいらっしゃったそうですね。 2001年に起こった「9.11(米国同時多発テロ)」直前にオランダに移住し、03年にアムステルダムに拠点を置く国際政策シンクタンクNGO「トランスナショナル研究所(TNI)」に就職。水やエネルギー、食物を中心とした公共サービスに関する調査をしていました。政治家ではありませんが、社会の課題に働きかけるポリティカルな仕事を一貫してきました。その後、ベルギーのルーヴェンという街に移り住み、帰国したのは22年の出馬直前。海外生活はトータルで20年ほどになります。オランダに移住した理由は、オランダ人のパートナーとの間に子どもが生まれ、生活拠点を1つにする必要があったからです。 ――地方自治や政治に興味を持ち始めたのはいつ頃からですか? ずっとです。海外で長く暮らす中で「日本の民主化のために働くこと」が自分のミッションであることはわかっていました。それに近づくために仕事の傍らで日本語での執筆活動を始めたのが5年程前です。そんなときご縁があって杉並区長選への出馬を打診いただいたのです。「この機会に挑戦すべきだ」と直感が働きました。 日本と違い、欧州では頻繁に政権交代するので、政治が変われば生活が変わることを国民が身をもって感じています。とくに子育てを含む福祉政策は影響が大きい。海外にいたからこそ得られた知見は、杉並区の政策テーマ「さとこビジョン」に生かされています。子どもの権利の擁護や性の多様性の尊重を地方政治から積極的に進めていきたいと思いました。