英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

実力のなさをイヤほど実感中

2015-03-20 11:52:12 | 翻訳
アメリアの会員になっているので、月1回の会報誌が届きます。
その中に仕事になるランク付けを伴う定例トライアルというのがあります。

私はメディカル分野なので、3月号のトライアル課題に取り組んでみたものの・・・・。
歯が立ちません、まったくお手上げ状態(号泣)。
なにが難しいというと、造語というべき専門用語が1行に2-3個あるのです。
英語力というより、この分野の背景知識がなさ過ぎて
1段落6行程度の英文を訳出するのに丸1日かかってもダメな状況でした。
今日の18:00が締切なのですが、
今回は見送るしかないです。
いや~、実務翻訳の難しさ、半端ないです。

この仮想の白血病に関する医療論文を作成した先生は
非常にこの分野に精通されていて、
同様の文章を英文、和文とも浴びるように読まれているのでしょう。

私のような産まれてハイハイもままならない段階の学習者には
ハードルが高すぎて2カ月後の模範訳出例を見ながら
インプットに努めます。

これは私の場合と前置きして書くのは、
語学の4技能、聴く、話す、読む、書くの全てをまんべんなくできるのは理想じゃないかな?

だから通訳も翻訳もできるというのは
どちらも中途半端になりそうな気がします。
特化しても、本物になるまでかなり修行がいるのでは?というのが
いまの私の偽らざる実感。
それほどある分野に精通するのは時間がかかると思えるのですよねぇ。

津村建一郎さんという方が今回の架空の課題文を担当されています。
この方、医療関連の文書作成、翻訳依頼などの会社の社長もされています。
津村さんが何度も読み返すという翻訳者、山岡洋一氏の著書があって、
私も一度読むべきだろうと昨日注文しました。
津村さんも言われていることですが、
翻訳というと通訳より一般に楽にできるものだという位置づけがあるのでは?
と書かれていました。

たぶん通訳者のほうが脚光を浴びてカッコイイからでしょうね。
でも残念ながら、同じように専門職な訳なんですけど。
表だって見えない部分、付加価値が分りにくいんでしょうね。
縁の下の力持ちって感じでしょうか。

私は自分が満足できればそれで一番という人間なので、
自分の名前が世間に出たり、自分がいない場所で話題に登ったりすることは
できれば避けたいと思います。
だってどうひっくり返しても普通のおばちゃんなのですから。
なので、数少ないけど、よく心が通じる人間と太いパイプを作りたいなぁと思っています。

じっくり考えて、それを実行していくようになりたい。
これを実現するには、もっと修行、つまり痛い目に遭って
自分の弱点を見ながら、その補強をしないとダメでしょうねぇ。

まだまだ続く修行道~~。
ぼちぼち行きましょうか!

新しい門出

2015-02-22 11:13:21 | 翻訳
うわぁ~~~、あっという間の3カ月間でした!
フェロー、ベータメディカル応用通信講座全6回提出完了しました♪
本当にやっと×3、どうやって専門分野の英文を訳出するのか、
その調査と訳語(日本語)の選択するときの決め手が
おぼろげながら薄ぼんやりと分りかけてきました。

つまり「日本語の用語をどれにするか」が一番大事なんですね。
そのために悲しいですが、どれだけ英文を多量に読んでも
あまり役には立たないなぁ、と実感します。

副産物として得たものは、今までの自分の英文読解力がいかに稚拙だったか。
言い換えると、「読んだ気になっていただけか」を切々と反省。
しっかり分りきるというのと、ただ読んだだけは
その性質で言うとまったく別物です。
特に専門分野の英文はそのギャップが大きいといわざるを得ない。

次にフェローからマスターコースが設定されれば、
また受講しようと思います。
これまで泥縄式に適当にしのいでしのいで乗り切ってきた感ありありでした。
でもダメなんですよね。
今まで生きてきて、なんとかすり抜けてやれてきたことは
自分としてまったく身についていないと言い切れます。
専門家になろうとするなら、弱点を埋める意気込みがないといけないと思ってます。

添削コーチの方に質問をしたのですが、
とても親切な温かな回答をいただきました。
それは「目先のランクに惑わされず、メディカル分野の翻訳とはこういうものだというイメージをつかむようにしてください」というもの。

私の場合、やっと並ランクになったばかりのひよっこなので
ここからじっくりと中レベルへ上がるべく、
専門分野の英文とその和訳があるものを比較対象していこうと考慮中。
一番興味がある'Nature'をiPadで英語版と日本語ダイジェスト版とどちらも購読しました。
適当なものを英文とその訳出部分を書き写してみて、
しっかりと頭に叩き込もうと思います。
最終的に自分なりの訳がつけられたら・・・・・。
何度かこれまでやってみたのだけど、『えっ!この訳出ってどこから??』という感じ。
その記事に関してかなり調査をしないと出てこない訳文が書いてあったりします。
プロってこういう仕事をするんだなぁ、と感心しきり。
とりあえずは地味な作業をしようかと思っています。

さて受け持ち大学受験組の塾生さんたち。
昨年4月に志望希望大学を宣言してもらっていました。
ほぼ全員がその希望通りに前期2次試験を受験します。
あと3日ほどでその試験日になるんですね。
私の授業はすでに終了しました。
その中の数人は私と同業の道を志すようです。
つまり同じ仲間になるんですよね?
彼らにはそのように話をしました。
「同じ英語で仕事をする仲間になるんだからぜひ頑張ろうね。よろしく!」

春はもうすぐ。
明るい色の服装をしたくて気分がウキウキしてきますね!

あと残すは1回!

2015-02-07 11:05:29 | 翻訳
フェローアカデミー通信講座ベータ応用メディカルコースも
全6回提出のうち、5回目を昨晩提出しました~♪

いったい何度読み返したでしょうか。。。。。。。
50回???
修行中なので、何度も何度も時間をたっぷりかけて
吟味できるのが強みというか。
これが弱みにもなったりするんですが(汗)。

前半3回がエイズ発症の前駆段階のHIV感染予防薬の話。
後半3回は喘息の機序、仕組みについてです。

喘息は夫が初夏と初秋に気管支が喘息様になったりするので
非常に興味深く下調べをしました。
いや~、わかっていると思っていたことが
なんとわずかだったことか。

全患者数の7割ほどがアレルゲン原因の喘息で
残りは確固とした原因はなく、
突然発症したりするんですね、ごぞんじでしたか?

姉の死からガンについて調べることが多くなりました。
そうすると日本人のガン死では圧倒的に肺がんがトップ。
その中にはよく言われる喫煙が原因とも言い切れない割合があるんですね。

な、なんと原因はまだはっきりしないままです。
なぜ人生の中で突如として喘息が発症して重症化するのか。
『そうなんや』と夫の辛さが少しだけ(?)わかったようになりました。
メディカル分野の翻訳作業は実生活にこうやってダイナミックに知識が積み上がるんですね。

しかしまぁ、まだまだ暗中模索の日々は続く。
前年11月に提出したトライアルの結果も届きました。
やっと(本当に涙)その他大勢の仲間入りができたところ。
過去に提出した今回の課題とも一致する評価です。

結局のところ、英検やトイックなどの結果と翻訳力はリンクしないなぁと
私は実感しています。
いやいや、それは違うよというご意見はあるかもしれないので、
あくまでもこれは私の意見と前置きして。

なぜかと言えば、上記の2つの試験は時間内に早くできるだけ正確に読みとる(聞きとる)ことが
善であり高得点が目指せると思います。
一方、時間をかけつつ読むであろう読者(つまり顧客のニーズ)を想定しながら
訳出を考える翻訳作業は脳の部位の働き具合が異なるのでは?と考えるからです。

1級合格後は万能感に満たされ、なんでもできそうに思いがちなんですが
合格の前後に予想した感覚、「自分がめざす翻訳分野とはリンクしないかも」は
やはり的中しているように感じます。

お若い方ですが、すでに在宅ワークで実務翻訳家としてIT関連のお仕事をされている方がいます。
今回のやや難度が高い英検1級1次をパスされたようです(おめでとう~♪)。
私とは逆の道筋ですが、よくぞチャレンジされて1次合格されたことでしょうか。
2次は自分の言葉で語ることがまず基本ですね。
でも、日々の実務翻訳作業でやや生硬な文章を英日訳されている方だから
きっと切り抜けられると期待しています。
aoさん、頑張って!

あっ、わかった!

2015-01-19 11:06:10 | 翻訳
センターが昨日終了しましたね。
わが生徒さん達はどれくらいゲットできたか。
今日登校して学年全員で採点をした後、合計点が判明する模様。
4月から「満点とるわよ!」宣言をしつつ、
夏期講習&冬期講習で絞られてきたみんなの努力が可視化できることを祈るのみ。

さてタイトルにもある「あっ、わかった」は、
教える側には最大の誉め言葉です。
自分でずっとあーでもない、こーでもない、と考えを巡らせ、
どうやら解答のようなもやもや部分にたどり着くと出てくるこの言葉。
ここで大切なことは、
「1人でやりきってたどり着くこと」
これに尽きますね。

自分のいまの実力を見るために入会したフェローベータ応用メディカル講座。
12月の2回と1月1週目提出の小計3回が終了。
あと数日で4回目を提出します。

私の面倒をみて下さるコーチの方からの評価はペーペーですが、
そういうすぐに分る評価は気にはなるけど
アテにしないことにしました。
しのいで実力以上のまぐれ評価をもらったところで
付け焼刃。
すぐにメッキがはがれちゃうこと必定です。

全6回の提出で終了した3回はAIDS発症の糸口となるHIV感染への抗レトロウイルス薬。
やっぱり、アップ、アップ。

残り3回は喘息についてです。
その1回目課題をうぅ~~ん、うぅ~~んと頭をひねりながら訳出中。
昨晩、課題後半でどうしても訳した日本文が変な箇所に遭遇。
『なんでやろ、なんでやろ』と悶々としつつ、
ネットで喘息の定義、取り巻く様々な情報を読みながら・・・・・。
『あっ、そうっか。わかった!』
と目からウロコの快感に浸されました~~♪
おぉぉ~、そういうことか、なるほど!!

これを今日か明日中にまとめて提出になるんですが、
まったく見当はずれであっても、この過程には大きな意味があると思ってます。
諦めずに私なりの和訳をつけること。
たぶんこれが翻訳の基礎の基礎なんだなぁ、と。

すでに終わったHIV関連の翻訳作業でも、
タイムリーにTIMEでAIDSが発症した経緯を詳細にルポした
サンフランシスコの取り組みなど毎水曜日の輪読会と化した
英会話クラスでも取り上げて読みました。

医薬関連の翻訳の旨みは、現在の知識としてすぐに活かすことができること。
これはすごい、ものすごく面白い部分ですね。
知的好奇心がたぶん並以上にある自分には、
当たり障りのない知識だと物足りなくてつまらなくなっちゃう。
そうすると自分の好奇心の量を十分満足しつくすまで
調べたり考えたりするマイペースな作業が一番楽しいんだと思ってます。

コーチの方に、「全然違いますよぉ~シルフさん」と発破かけられる始末でも、
全然オッケー。
自分的にはやり遂げた感、ありありのウルトラポジティブな私です。

iPadで定期購読した日英Natureの両誌では、
興味を惹く論文の比較対照が可能となりました。
そりゃぁ、びっくりしますってば。
下調べの成果でこんな訳になるの?というオン・パレードです。
遥かな道が広がってるんだけど、
道草つきつき、楽しんで歩いて行こう~~♪

泉は足元から

2014-12-14 22:41:30 | 翻訳
いや~、気がつけば最後のブログからほぼ1カ月も経ってしまっていたんだ。
なんだか翻訳修行はそんなにダイナミックなあるいはドラマチックなもんがないんです。

おまけに英日の作業は英語のセンスを磨く日英よりずっと日本語の専門用語探しに
精力を注入せねばなりませぬ。

フェローかDHCのえらい先生がおっしゃっていたように、
調べ物がほとんどの世界ですと翻訳作業の内容を形容されていましたっけ。

まず自分で訳してみて、その日本語が存在するのか?と
その日本語をネット検索してみる、という繰り返し。
地味な作業が嫌いな人は翻訳分野には不向きだろうなぁ。
色んな人と会って、そこからエネルギーをもらいたい人も
この分野には向かないと言えそう。

入れていただいた女性翻訳者の会では
いま私が入っている翻訳学校のマスタークラスの講師もなさっている方も
会員としていらっしゃるわけです。

そうなるとぺーぺーの駆けだしとも言えそうにない
私のような力量の人物ではまだ主宰される勉強会に
出席する意味がなさそうに思えてしまう。
もうちょっと力がつかないと猫に小判、豚に真珠??かなぁ~。

ただタイトルにもあるように、
自分が取り組むべき課題は遠くにある「何か」ではなく、
近くにある実は意識してないモノだったりする。

フェローのベータ応用メディカルコースを受講中だけど、
HIV感染防止の薬剤に関する話なのですね。
先週のTIMEの記事で、AIDSが発症して一躍有名になってしまった
サンフランシスコのこの病気の取り組みが記事になっていました。

毎水曜日の英文輪読会ではこれを読みましょうということになり、
とても興味深く読んだのです。
課題の記事は17年ほど前のものなのだけど、
その当時と現在の状況のちがいがこれほどなんだと、
きちんと読む癖をつけなくちゃいけないからこそ
しっかり把握ができるんだと実感。
日本語の関連記事も一字一句しっかり把握しつつ
読む癖がついてきたように思います。
というか、検索するのが日本語の馴染がない言葉だったりするんですよね。

敵は英語にあらず、母国語の日本語という逆説あるいはアイロニー。
取り組むべき課題も実はここにあったりするんですよね。

今月は7日と22日の2回提出があります。
クリスマス明けから高校3年生の冬期講習が入っている関係上、
明日中に22日と来年1月7日提出分を仕上げてしまうつもり。
数をこなすことでしか、腕が上がる方法はないと思います。

ぼちぼち、でもしっかり半歩でも前にですね。