先週末の日曜日、7月28日に近くの会館で以前在籍していた英語特訓塾の講師だった先生が
県内の私立&公立学校の英語教師のための研修会を開くと言うので参加してみた。
この講師の先生、中西哲彦さんとおっしゃるのですが、元・公立学校英語教師だった方です。
語学の才に恵まれて「英語は聞いて語りなさい」というのがモットー。
朝10時から始まり、午後4時半まで間にお昼を1時間はさんですべて英語でした。
茅ヶ崎出版の以前のクラスで使用した「月刊英語教本」の編纂者も
ペアで組むエドワード先生とメンバーになっています。
凄いですよぉ~~~。
半端なくすべて英語。
おまけに中西先生は留学経験なしなのです。
申し込むにあたって先生からの返信メールには「批判めいたことはおっしゃらないように」と
書かれていました。
そんなこと、言うわけありませんでしょ。
どうやって批判できるって???
30名ほどの参加メンバー内には、ネイティブ講師も2名いました。
彼らとは全く話さなかったのですが、どう思われたでしょうね?
私がペアで組んだお隣に座られた県立高校英語科の男性教師の方と
今の高校英語教師の置かれた立場をすこし教えていただきました。
私が高校生の頃、遥か昔の話ですが、リーディングと文法という二つしかなかったのです。
ところが現在は英語のクラスの一つは全て英語で説明をしなくちゃいけません。
ということは、リーディングと全部英語で説明される「実用英語」のクラスの二つがあるらしいです。
私が塾講師ということで、特別参加組とお話しすると、
「文法は塾で教えていただかないと大学入試には対応できませんね。お願いします。」
などと言われてしまいました。
そこから『ははぁ~~ん』と納得したことがあります。
それは進学高校3年生の長文購読クラスの生徒さん達に文法用語で5文型を使って説明をしても、
「?????」という反応か、まったく興味なしという反応かのどちらかだったことです。
つまり文法書は入学時に一斉購入なのだけど、それは自分で見ておいてね、という具合。
あの文法書を高校生が独力でやるとすると、かなり国語力がある生徒さんだと思います。
中々やれる子なんていないんと違うかな?
専門学校から一念発起して親にも内緒で大学入試を闘ったあの頃。
数え切れないほど何冊も文法書を隅から隅まで読みました。
そこから偏差値を上げた私には、英語は文法ができなければ、
発話もリスニングも、ましてや読解も無理だと思ってます。
「●×日現在」という言い方を、'as of ●×day'と言うじゃないですか。
このasは、品詞でいうと何ですか?と中西先生に尋ねたことがあります。
答えが笑える・・・・・。
「しらん!文法学者にでも聞きなさい。」とにべもなっかったなぁ~。
私のアプローチとは異なるやり方が今の英語教授法の主流のようです。
私はやはり深く読みたいと思うのが第一義なので、
現在の英語教授法のアプローチで大学入試を闘う高校生が
今後どのような成長をするのか、見守りたいと思います。
しかし・・・。先生のみならず、座ってじっと聞いていた先生方もヘトヘトになりました。