英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

また歩き出そう

2012-11-28 09:22:47 | TIME reading
やっと元通りの日常が戻りつつあります。

9月から1級の試験直前対策として自分の中の計画を実行するべく
NHKラジオ英語講座は実ビジだけ集中して聴くのみ。
攻略リスのほうはテキストとCDを溜め込んでいました。

やっと1級の呪縛から合格ということで開放されて
なんと9月号からやり直しをしているところです。
昨日10月号まで消化。
今日から11月号に入ります。

これがリスニングがあまり得意じゃない私には
結構な辛さありです。

英語学習が音派(リスニング、音読大好きグループ)の人には
こういう学習方法は苦にならないんだろうな。
私のような文字派の人間には
ずっとリスニングで英語力UPを計るトレーニングを課されたら
もう疲れ果てます・・・・・。
今の学校の英語では音重視になっている模様。
私のグループの生徒の皆さんは案外シンドイかもしれませんね。

ちょっと心の広い先生なら、いくつもの方法があるよ、と
度量の広いところを生徒に提示して欲しいなと思ったりします。

暗示的だけど、自分の力量にあった山の登山計画にみたてたら
時間的に早いけど辛いコースか、
ゆっくりだけどその登る道中の詳細を
忘れずに覚えておくコースを選ぶか、
選ぶのは登山者自身という感じかな?

英検は5級あたりからあるそうですね。
だから5級は近くの公園の滑り台、
そこから順々にすこしずつ登りがいのある
高い山に登っていくような感じですか?

1級は日本国内だったら富士山に登ったようなものかな?
やっと頂上から下界を見る余裕ができた、とか。

と書いていますが、ここがモヤモヤ・・・・。
つまり自分がそれほど上達しているという感覚が全く欠落しています。
おかしいな、これは一体・・・・。

こういう気持ちを抱えつつ、以前に取り組もうと買い求めてあった
翻訳家・佐藤洋一先生の『はじめての理系リーディング』から
実務翻訳のエッセンスを知ろうとし始めました。

佐藤先生が感激したある英文、
'Use an extension cord to plug your PC into a distant wall socket.'

これを日本語に訳すとき、学校英語の力(私もそのレベル)で試訳すると、
「お使いのPCを近くのコンセントに接続するため、延長コードをお使い下さい。」
と、まぁこんな感じに訳すじゃないですか。

これでは失格なのです。
お金をもらってるプロの仕事としては落第点だそうです。

プロならば、
「電源コンセントがお手元にない場合、延長コードをご用意下さい。そしてそのコードを利用して、お使いのPCをそれに接続してください。」
これくらいの訳出ができねばあかんということです(ため息)。
英語の文章をそのまま直訳じゃだめだめ。
何をつけたし、何をあえてつけたさないか。
このあたりがプロとアマの違いかもしれませんね。

ここで着目しなければいけないのが、2つある不定冠詞の、an,a。
「不定冠詞の条件的ニュアンス」つまりifとして訳出せねば
プロの訳にはなりえないということです。

フェローのベータコースを終了した時にも感じたのだけど、
実際に自分が英文を正しく読めているのか、
今回の英検1級、長文問題でも甚だ疑問だった。
感覚としては読めた、ということは感じたのだけど
佐藤先生がおっしゃるのは「読めていると勘違いしているだけ」ということが
学校英語から脱却していない限りあると言われる。

翻訳の初歩のコースを終わって何を会得したかといえば
自分の読解力に懐疑的になったということ。
もっと研鑽をつまないと達観したような意見は
どうにも言えそうにない気になります。

脇役で主役からは程遠い冠詞の,a,an,the。
これの使い分けだけでも文章の内容理解度が格段に上がるという好例だと思います。

実務翻訳は地道な(下積みの)日々の積み重ねで誰でも到達できるものだと
この佐藤先生はいうのですが、翻訳「家」と翻訳「者」の間にある
漢字二文字の違いの大きさは凄いモンがあると思います。

12月も目前。
22日あたりから恐怖の塾内冬期講習が始まり、始まり。

愛憎渦巻く英検準備から開放された年末年始も含めて
12月内は、まずこの佐藤氏の著書をじっくりとやりつつ納得をして
春が来るまで「理系たまごの~」をやり終えようかと思っています。

そのうちにフェローで私が希望するマスターコースも開設されるでしょう。
もちろん通信教育オタクの私なので、
通信コースでマイペースでやろうと思います。

やっと上級クラスの仲間入り

2012-11-20 15:40:23 | 英検1級
たった今、web上の合否結果発表を見てきました。
なんとかすべりこみ65点で合格でした!!

現在の心境は、
「ただホッとしました」
これだけです。

もうあんなこと、二度としなくてもいいや、と
心底ホッとしています。

まぁ~ギリギリにはちがいないです。
何せスピーチもきちんと形をなしてないので
教育ネタが出たことだけで運がよかったとしか
他に言いようがないです。

これでリーディングの力を重点的につける方向へ
少しずつシフトチェンジしていきます。

まずは実務翻訳の基礎、『理系たまごの英語40日間トレーニングキット』から
始めます。

今月内に部分的にどこが、という詳細が手元に封書で届くとか。


どういうんでしょうか、
何をやらせてもギリギリで、ぶっちぎりってことのない
私らしい幕切れとなりました。

迷い猫ボブとホームレス・ジェームズ

2012-11-15 09:06:25 | Something beautiful
'A Street Cat Named Bob'
このノン・フィクション本は、イギリスで部門第一位になったものです。
来年には日本でも翻訳が出版され、ハリウッドでは映画化も決定しつつあるとか。

このボブとジェームズの話を私が知ったのはフリーランスのジャーナリストでイギリス在住の木村正人氏のブログから。

お定まりの転落人生(両親の離婚、母親の再婚、継父との関係悪化、家出、薬物中毒)を経て
捨て猫・ボブを保護するうちに、彼の中で人生の生きる意味を見出していく話です。

この木村氏も同様に私には興味深い人物です。
彼は大阪西成区出身だそうです。
地元の校区には、な、なんと暴力団組事務所が約100もあったそうな・・・・。

同級生の友人にも組関係者の子弟がいるのは当り前。
もちろん在日の人たちも彼の友人には大勢いたという。

中学校の頃、先生たちから言われたことで忘れられないことがあると書いています:
「君たちはこの出身だ(西成区)ということでこれから差別を受けるかもしれないと思う。でもそんなことをはねのける強さを持ちなさい。」

この校区で教師をするということは、命がけなのだと思い知らされる。
それと共に、児童も教師も人を色めがねでみないということの意味を
再考させられる現場じゃないかと思う。
小さな頃から社会の縮図を身をもって体験してきた人だ。

こういってしまうと、と思いつつ自論を述べれば、
差別の根本にあるのは人間が誰も持っている自分自身の劣等感じゃないのかな?
逆説的だけど、差別される人間が簡単に差別する側に回るってのも
よくある話。
これはいじめの問題とも絡みそうだなぁ。

さて木村氏のこと。
彼は大変な頭脳をもっているようだ。
京大法学部からジャーナリズムの世界に入ったが
既存の枠にとらわれることに嫌気がさしたのだろう。
現在はイギリスから日本のニュースに関して意見を述べる立場をとっている。
自由人の強みだなぁ。

話を戻そう。
私自身も捨て猫ばかりこれまで3-4頭を保護して飼う羽目になっている。
自分は犬派だとばかり思っていたのに、とんだ番狂わせ。
しかし、捨て犬は狂犬病の蔓延の恐れで激減したから
捨て猫が保護される確率は断然多いのも当然だろう。

現在保護し、飼うことになったのは真っ黒のメス猫、くろちゃん。
かなり賢いメス猫なのだ。

保護した後で妊娠&出産をしてしまい、
大慌てで里親を探すことになってしまった。
地元新聞、地縁血縁、あたれるところは八方手を尽くして
彼女が産んだ4頭はすべてもらわれ先が決定した。

いまや避妊手術を受けて子猫返りしたくろちゃんは、
毎日ペット用ホットカーペットでぬくぬく寝ているのです。

期せずして飼うことになった猫が縁で
猫の性格と私のそれがなんと類似していることか。
いやこれはB型という血液型がそうなのかも。

木村氏の生き様と、逆境の中社会から見捨てられそうになった猫と人間のペア、
ボブとジェームズの今後がとても興味深い。

宝くじ当選会場の順番待ち気分

2012-11-12 07:41:34 | 英検1級
嵐のような風雨の中、中部日本放送(東海地方では5ch、CBCテレビ)がある
新栄という地下鉄の駅から徒歩5分ほどの布池外語学院で
昨日1級2次面接試験を受けてきました。

本当はスーツで臨むつもりだったのですが・・・・。
あまりの雨風の悪天候で急遽ありあわせのパンツにシャツ、
薄手のセーター、トレンチコートという番狂わせ。
昨日の天候は荒れてましたね。

初めての場所に行くということもあり、
早めに家を出たのだけど、やはり道に迷ってしまいました。

指定された会場はカテドラルもあるカソリック教会内に併設されている
外語学校なので、てっきり大きな建物だと勘違い。

そうしたら、割と(謝)こじんまりした概観の教会でやや驚き。
予定より10分以上も時間がかかりました。
知らない場所が指定会場になっていたら要注意です。

12時50分時間厳守で集合ということになっていました。
12時20分には到着して受付も済ませたのですが、
ここからが受験生の緊張具合がMAXでしたね。
私の場合は面接室が2つあり、6番目くらいでしたが
午後の部の1級受験者が20名ほどなので
午前とあわせても50名かそこらだったのでは?と思いました。

やっと受付から1時間半ほどで私の順番となりました。

面接官は30代後半とおぼしきネイティブの白人男性と
初老の日本人男性のペアでした。

目の前にある25cm×15cmくらいの緑色の紙を見て下さい、
1分間でどのトピックを選ぶか考えてください、という指示がありました。

5つのうちで教育ネタがないかと目を皿のようにして・・・・。
あっあった、一番最後の5つめ、
「子どもたちは他をしのぐようにプレッシャーをかけられているか?」
確かこうだったように思うのですが・・・・(汗)

ここからマダムと大阪市長・橋下徹氏に感謝をせねばなりません。

マダムのうちのお嬢さんが土曜日も学校に行くことになったと
ブログで書かれていたので、前もってゆとり教育が撤廃されたことを
調べておきました。

いじめ、ゆとり撤廃後の詰め込み教育、新卒者の雇用率の低さなどを
すこし調べてこれを英単語でどういうのか考えておいたからです。

もう教育ネタのおかげで気分的に救われたようなものです。
はぁ~沈黙せずにすみました・・・・。

しかしスピーチは尻切れトンボ。
あとの質問が3つほどあったのですが、まぁ、とんでもない例を出して
(フィギアスケートロシア杯の17歳名古屋在住の村上選手のがんばりとか)
きっと面接官がこうくるだろうという答えからぶっとんだことを
必死で話す受験者だったのだろうと思いました(あぁぁ~ぁ)。

最後に日本人の面接官から、
「クラーク博士が『少年よ大志を抱け』の、ambitiousについてどう思いますか?」
とすっとんきょうなことを訊かれて?
一瞬『へぇ?』となったのですが、とりあえず自分の言葉で言い換えをして
終了することになりました。

あっという間だったのですが、教育ネタの準備があったことが一番幸運だったなぁと思います。

面接会場に向かうため自宅から出て真っ暗な気持ちの中、
近鉄電車に揺られ名古屋へ。
その道中で景気づけに聞いたのがいつものこれ:



ミュージカルの中で一番好きなFOSSE。
ミュージカル自体あんまり好きじゃないけど、これは別でした。

普遍的な人生とは?という命題を
自分自身がゲイでエイズを発症し、
短命な人生を送ったボブ・フォッシーに捧げたミュージカルだからかな?

『人生なんて一盛りのさくらんぼみたいなもの』
そうかもしれません。
だから英検の面接に元気で臨めたのも、泣き笑いの人生劇場の一エピソードなのかと。

笑って泣いて・・・。
さぁって結果はどうでしょうか。
それもまた一興ですね。

あぁぁ、終わった、終わった!!

やっと2次試験会場などの詳細到着

2012-11-06 08:32:13 | 英検1級
まったくやきもきしました。
もうちょっと早く2次の連絡をしてくれてもいいものを、と
私だけじゃなくて思っていたのじゃないですかね。

HP上でも、
「11月5日までに2次を含めた合否のお知らせをします。」
と書いてあったので、てっきり3日までには届くと思っていました。

というのも、試験の後、せっかく往復3時間以上もかけて名古屋まで出るので
久々に友人と会う手はずになっていたから。

ようやく昨日名古屋会場が判明。
名古屋・地下鉄東山線、新栄駅から徒歩5分くらいにある布池外語学院。
一度も行ったことがない場所です。
名前は聞いたことがあるのですけどね。

愛知岐阜三重の受験生で一次通過者は
本人が地元以外を選ばなければ、
たぶんここが指定会場になっているはず。

でんすけさん情報で午前か午後を好きなほうに、ということでしたが
私の場合は、「午後指定」となっていました。
なんだかangel妹とでんすけさんの両方が背中に貼りついてもらえそうで
心強いです。
もちろん脳みその中には、マダム&ぴーこさんの力強い助言も入ってます。

同じく2次受験のさよさん。
どうされているでしょうね(遠くを見る目)。
同類相憐れむの図、じゃないかとお察ししています。

1次の情報はあれこれネットで見つけられるのに、
2次のほうは少ないと思いませんか?
なんでやろ???

思うに、私のような純国産英語学習者よりも
英語圏で滞在経験者のリタニーの人たちにとっては
2次はおちゃのこさいさい、ってことじゃないかと思います。
いいなぁ~。

昨日到着した分野別得点でも、合格者のリスニングは平均が29点ですから(驚)。
合格者の平均を私が超しているのは、語彙&熟語、長文内容一致だけ。
そりゃぁ、エッセーを除いてなるべく逃げ切り先行型じゃないと
1次は通過しないですわ。

リスニングは今後も自分の課題として残ると思います。
でもひたすら音読やディクテーションという「英語学習」っぽい作業は
私の場合、どうしてもやれないタイプなのでダメダメ。

興味のあるゴシップ満載の英米ニュースなど(激汗)、
普通の英語圏の人が、「なぁ~にやってんだか」と思うようなのを
英語で見聞きしたいなぁと思っています。
不埒なやつだと思ってください。

2次の試験会場も決まり、何を着ていくかも決めて(久々スーツを着ようかと)、
やっと気分的にも地に足がついた状態になりました。

気分は3年前の「卒業面接試問」。
つまり口答式の英語中級レベル卒業試験という感じがしています。
「君は上級にふさわしいレベルかい?」と面接官から認めてもらえるかどうか。
私自身としては、甚だ内容がないという気持ちでいっぱいなのですが・・・・。


佐賀・有田焼を世界の一流品に再び、と地元でがんばっている男性の録画番組を見ました;
『夢の扉+』


このダンボール会社の社長さん、石川さんと仰るのですがモットーは、
「夢追う日々、いつも楽しく」というもの。

私はどうも楽しくなく追いかける悪い癖があるような。
いかん、いかん、彼の姿勢に学ばねば、と思う次第です。