英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

わが息子とほぼ同年齢の北朝鮮の新しい指導者

2012-02-26 12:55:43 | TIME reading
いや~~、これってホンマにええんでしょうか?
日本海をはさんですぐお隣の北朝鮮では弱冠29歳のジョン・イルにすると三男坊が
国家の指導者になったということです。

昨晩の上級英語クラスは、英語の上級の上というくらいできる男性の方と
私との二人だけとなりました。

この男性の発案でクラスの時間内、90分はすべて英語を話そうということになっています(大汗)。
はぁ~、けっこう大変なんですわ、これが。

彼の持ち場が茅ヶ崎英語教本、時事英語の月刊誌です。
TIMEをヨロヨロしながら読んでみると
このUNITに掲載されている英文がちょっと硬いし自分には辛いなぁと
しみじみ思うようになりました。
やたら動詞を形容詞化(つまり分詞形にしたもの)し、何個もつなげて
一文が長かったりするからです。

1月号のUNIT12をやったのですが、日本語→英語にしますよと言われて
もうボロボロ。。。。。。ひどいもんだ、やれやれです。

ピストバイクというブレーキがないタイプの違法自転車を含む
自転車通勤&通学者が増えてきて
警察庁が取締りを強化するっていう内容でした。


私の持ち場が北朝鮮の新しい指導者の記事(27、Feb、2012)でした。
とりあえずざぁ~っと読んでみたのですが
ジョン・イルが第二愛人として(ジョン・ウンの母親)選んだのは
大阪出身の在日北朝鮮籍の女性だったことは知りませんでした。
おまけに在日というのは生まれも育ちも朝鮮半島の人々から見ると
かなり下に見られるということもびっくりでした。
だからジョン・ウンの母というだけで伝説の人になりそうなのに
詳しい出自が極秘あつかいなのだそうです。

もう1つ長年とても興味深く思うのは、
何度も飢饉に苦しんでいたり、ものすごく辛い日々を過ごしてきた国民が
なぜ内部からのクーデターでこの独裁国家を転覆させられずに
こんなに長く持ちこたえられるのかということ。
つまり全体主義がなぜこんなに長続きするのか、です。

その1つの答えがジョン・イル体制下の1990年代におこった
軍部内での反乱分子の処刑の記述でした(P21)。

1990年代の飢饉は何百万人もの国民を飢えで死なせたのですが
軍部内ではこのままでは国家が滅ぶと考え、反乱軍を組織した模様です。
この動きを察知したジョン・イルはかなりの数の関わった兵士を
公開処刑、手足を縛りずらりと地面に並べたあとで
戦車で息の根がとまるまで轢き続けたというのです。
それは下士官の兵士たちの見守る前で行ったというのですから
国家転覆を企てるとこういう目にあわせるぞ、
という恐怖で統制を保っているのでしょう。
まるで戦前、戦中の日本のような警察国家の状況ですね。

この記事ではジョン・ウンがあまり頭脳明晰ではないとも書かれているので
父方の叔母とその連れ合い(集合写真ではジョン・ウンの左隣の人物)が
実質的国家指導者ということになるのでしょう。
どうなるんだろう?
アメリカに飛ばすつもりで日本に核弾頭が着弾するなんてことは
ないのでしょうね・・・・・。

9/11テロ事件があって以来、ありえない、ということはないんだと
ちょっと怖い気もしてきます。
すぐそこに恐ろしい国が核兵器をもっているという事実は
日々実感しないだけにこのような記事を読むと心底ぞっとします。

<祝>TIME一年間読み終わりました!

2012-02-20 08:47:52 | TIME reading
Birmingham Royal Ballet rehearses The Two Pigeons


たぶん今日手元にくるTIMEで丸々1年、つまり52冊分のこの週間冊子を読んだことになると思う。

はぁ~大変だった、いや本当に。
前々からうすうす気がついてはいたけど
日本国産&国内英語学習者の私は純国内で習った日本人のための英語と
このアメリカ人向けに書かれた英語のスタイルは単語等の選択が
かなり異なっていることに戸惑い続けているから。

例としては昨日読んだ比較的とっつきやすい'Health~'からの記事:
Evolution/How did zebras get their stripies?

5行くらいの短い記事なのに、「目からウロコ」のびっくり箱なのは以下の単語:
solid-colored→無地の、色の濃淡のない、一様の(solidにこのような意味がある!)
hide→獣の皮(隠れる、という動詞かそれに関する名詞しか思いつかなかった!)

こういうのは多分ネイティブなら「英語あるある」の範疇なのでしょう。
しかし英語を外国語として習う私のような人にとってはまさにびっくり箱。

シマシマのシマウマ(おやじギャグですね)のあの白黒が
進化の過程でなぜあのように?という事実を仮説の1つとして
提示してあるのがこの話です。

lowly horseflyというハエは単色の獣の皮膚が好物だと判明した。
そうすると一色の皮をした馬はどうにかしてこのハエの餌食にならないように
自ら絶滅の危機を乗り越えなくてはいけなくなったのではないか。
なのであのようなきっぱりとした白黒の二色の獣皮に進化したというもの。
進化のきっかけがハエとはなぁ。

とまぁ、こんなふうにいまだに「あ~ら、びっくり」という連続のTIME読みですが
いくつかの変化としてほとんど手付かずだったリスニングに変化がおきました。

過去に何度も書いていますが、私は誰もが認めるディクテーションが嫌いです。
やってもその効果が以前に現れなかったから。

ところが1年間すったもんだしながらTIMEと格闘していたら・・・。
1級1次のリスニングで半分(17/34)あたりだった得点が一気に25点マークしたのです。
これは多量に(半ば無理やり)リーディングの量を増やしてきたからだと思う。

受験した方ならわかると思うけど、英検1級のリスニングはなだれのように多くの量を
聞きながら4択の1つを選ばなくちゃいけない。
その選択肢も放送されている文章そのままは出ないのです。
言いかえがされている文章を読みつつ、どんな疑問文で尋ねられるか、
その類推をしながら頭をフル回転してやっと正解にたどり着くと思います。

1級特有の単語もその放送文の中にはあったりするから厄介です。
過去の試験のCDなどで見直しをするとやっぱりなぁって思います。

やはり上級になろうとしたら読めるようにならないと一段上にはいけないのだと
しみじみ思っています。
まだまだ足りませんね。

私の場合、ただ英語の上達ですぐに悦びが得られるのは
好きなバレエの海外の最新情報が得られるとき。
特にイギリスのロイヤルバレエが好きなので本当に嬉しい。

今回UPしたのは、バーミンガム・ロイヤルバレエ「二羽の鳩」。
佐久間奈緒さんというランクではトップのプリンシパルが主役の1人を踊っています。

TIME読みに疲れたら、吉本のお笑いとロイヤルバレエの動画。
どんな組み合わせや、とつっこまれそうですがこれでバランスをとっています(苦笑)。

アメリカ人講師お手製のチョコをいただく

2012-02-16 09:20:46 | Speaking
昨晩のアメリカ人女性講師・ジェシカとの生徒持ち寄り記事読書会のようなクラスでのこと。

な、なんと日本のバレンタインデーに倣って彼女はお手製のチョコを作って
持参してきてくれたのだ。
いや~、めっちゃエエ子なんですよ(25歳で娘より1歳年下)。

こちらに来てくださる1級ホルダーの方でちょっとした会話の英文が
めちゃくちゃひどかったと以前すこし落ち込んだ旨を書かれていた。
まぁ、私もひどいもんでした、夕べは・・・。
普通の会話がひどくなる傾向があるように思うなぁ~。
きっと注意力散漫になるからだろう。

前後の流れと国立大学の留学生科に在籍している関係で
日本語がかなり堪能なジェシカだからこっちがひどい英語を話してても
何とか『あぁ、シルフはこう言いたいんやな』と察してくれちゃうわけです。
ええのか、わるいのか、微妙なもんがありますね。
もしアメリカにいるなら、
「はぁぁ?何いってるん?ワケわからんし」
と放置プレイです。

このクラスは私ともう1人の男性(なんと11歳も年下だと昨晩判明!)が
2週毎に持ち寄った記事を交互に読みながら討論します。

昨晩は以前のTIMEからの記事('The Wisdom of Queens'1/16/2012)。

生きた熟語も満載のけっこう骨太の記事でした:
save for→~を除いて
go to one's head→いい気にさせる
play to the gallerly→スタンドプレーをする
bow out at the last minute→ドタキャンする

1つ1つがわかっていても、群れ(汗)をなすと意味不明になるイディオムの凄さ。

ネイティブに訊いてみて初めてわかる部分も多々ありました:
When even the tiniest throwaway line can be blown out of proportion.
どうでもいい会話さえ世間を大騒ぎにさせるゴシップになりうる。

日本の事象でもありうるのは、例えば天皇の話などを英語で説明するときに
あまりに多くの歴代の天皇がいるとどの人だっけ?となります。
今回のこの記事もどの女王なんや、メアリーやビクトリアって??と
大きなイギリス王室の「森」で行ったり来たり・・・・。

父方の義理のおばあちゃんから息子の孫息子の嫁へ捧げる5つの提言でしたが
日本と同じ島国で皇室的なもんがこんなに違うのね、と
バンバン狩りをするイギリス王室の狩猟民族っぽい面白さも堪能しました。

わが義母・103歳も元気やけど、在位60年記念の85歳になるエリザベス女王も
すこぶる元気やなぁ~~。
ダイアナさんの分も生きてください。

思っていた以上に進んでいる新興国系アメリカ人の実態

2012-02-14 15:14:32 | TIME reading
1月22日に受けた1級の内容一致問題で大ボケした
大問3・3、ベトナムの歴史での人名のややこしさが記憶に新しい。

そんなほろ苦い記憶も覚めやらないうちに読んだ2/13日号のカバーストーリー、
'The Street Fighter' U.S.Attorney,Preet Bharara米国連邦検事.

いや~、知らなかった自分がちょっと焦るほど
アメリカでのインド系およびアジア系アメリカ人の活躍ぶりに
まじびっくりしています。
そりゃぁ読んでよ、という1級の問題検討委員会(あるのかな?)の
決定も当然だろうと思った次第。

この米国連邦検事のバハララ(としか読めない汗)氏が今、ストリートファイターとなって
ビシバシ取締りをしているのが「ウォールストリート」の投資顧問会社の大物たち。

検挙されて実刑、禁固刑、これから刑が確定される大物も含めて
まぁ~多士済々。
中には二回にわけて書いた石井てる美さんの元勤務先、
マッキンゼー&カンパニーの最高責任者も含まれているという具合です。


またまた読めないインド系人名のRaj Rajaratnam(ヘッジファンド会社の社長)、
上記のコンサルティング大手のRajat Guptaなど
どうやって読むの?という人名のオンパレードでした。
いや~、インド系アメリカ人の社会的躍進ぶりは驚くばかり。
これって何が起因しているのだろうと思ったら・・・・。

そうだ!インドはイギリスの植民地だったではないか。

私のエッセーライティングの添削者のお兄さんもムンバイ在住のインド人でした。
英語がネイティブ並に教育されてきた歴史がこのような良くも悪くも
グローバル・スタンダードになってきたということでしょう。
日本人も負けてられないぞ。

やはり世界で戦うには、まず同じ土俵に上がらないとダメでしょう。
言葉のハンディは思った以上にありそうですね。

バハララ氏は表紙の写真から見てもまだせいぜい40代前半の若さです。
しかしもの凄く優秀なのでしょう。
いままでのアメリカ金融界での大物の検挙で負けたことがないという。
オバマ政権下で次なる検挙の矛先はメガバンクの上層部と書いてあります。

一部のインサイダー取引で信じられないほどのお金を手にする
違法取引の関係者を摘発し、きちんと正直に税金を納める人々に
正義のありようを示していくのが自分の務めだとも書いています。

アメリカの世論で重視されているのが、何度も見直しをしていく定義、
「自由と正義」の二つのように私には感じられます。

ヨーロッパの国とちがってアメリカのダイナミズムは私には案外面白いです。
住んでみたいとは思わないけど、こうやっていま何がおきているか分かるのは
やはりTIMEのよいところだと思うなぁ。

問題はヘッジファンドなどの経済や市場の流れが自分の中で
きちんとわかっていない部分。
ナツメ社から出ている「誰でもわかる」式の資本主義図式というのを買ったのですが
それでもなお難しいという私の頭脳はいかがなもんでしょうかしら。

こうなると英語というよりは、まず日本語でのその分野の背景知識が必要になると思います。

あっ、そういえば今日はSt.Valentine's Dayですね。
わが家のいけてない男子2名(夫&息子)のために
昼食づくりと並行して手作りチョコパイとアーモンドチョコを用意しました。
買うと高いからねぇ~(苦笑)。
まぁこれで我慢してもらいましょうか。

石井てる美「その2」

2012-02-13 08:42:06 | 英検1級
興味が尽きないので「英検1級ネタ」で彼女を再度UPしてみます。


彼女も英語をかなりやりこんだ人のようです。
以下に彼女のブログのプロフから多少の抜粋をします:

ブログの詳細説明
お笑い芸人 石井てる美 が、お笑い活動、英単語の語呂合わせ暗記法や日々の雑感をつづるブログです。

--- 以下、以前にブログを英語ネタに特化させていたときに書いた"英語を勉強するとはなんぞや"みたいな熱い思いです。最近読み返して恥ずかしくなりましたが、ひょっとして英語の勉強をしている方の参考になればと思い、残しておくことにしやす。 ---


私は“バリバリの帰国子女”ではありません(小学生になる前に3年ほど海外に住んでいたことはあります)が、
中高時代にいわゆる「受験英語」を徹底的に勉強して英語が得意になったおかげで、
大学入試では東大と私大すべて受かり(東大本番では英語120点満点中104点をゲット)、
大学に入ってからも海外に調査に行くチャンスがあったり、
修士論文を英語で書いたり、英会話に困ることも無く、
芸人になる直前には英語をバリバリ使う外資系コンサル会社で働いていました。
英検1級も取れ、TOEICは985点まで行きました。

「受験英語なんて役に立たない!」なんて意見をよく耳にしますが、
受験英語をしっかりやった人はそんなことは言うはずがありません。
耳にするだけで自然と言語を覚えられる子供とは違い、
もうオトナになってしまった私たちには、
しこしこと文法や単語を根気よく量をこなしていく機械的な方法(=受験英語的なやり方)しか残念ながら方法はないのです。
でも逆に言うと、しこしこやってればそれだけできるようになるのです!

本気で英語ができるようになりたいと思ったら、
「これは覚えなくていい」「またいつかでいいや」という知識はひとつもありません。
英語は地道な暗記がとても大事です。
とにかく、未知の単語や表現に出逢ったらまずその場で覚えちゃいましょう!
めんどうですが、とりあえず覚えようとしてみる。(もしくは手に書く。)
一旦覚えてもどうせすぐ忘れます。
そしたらまた確認して、また覚えて。
また忘れてまた覚えて・・・。
そうするうちにようやく定着してくれます。
私は高校生の頃、覚えたい英単語を手のひらに水性ペンで書いて、
通学で歩いたり自転車を漕いでる間に覚えるようにしていました。
特に帰りは、家に帰って手を洗うとその文字が消えてしまうので、
消える前に覚えなきゃ!と自分を追い込んで覚えるようにしていました。

とはいえ、マジメにしこしこと…というのは実に難しく面倒くさいものです。
そこで、私は英語をときにくだらない方法で気楽に覚えられるようにブログを書こうと思っています。
たとえば「ゴロ合わせで覚える英単語」とかは、
「正しい覚え方」とはだいぶ違います。
よく、単語は接頭辞から意味を推測するべき、とか言いますよね。
たとえば、"Pre"は「前」という意味だから、
Prepareは前もって何かするの意味だな…というものですが、
私はこれが苦手でした。その代わり一人で語呂合わせをして覚えていました。
語呂合わせに下品な表現や下ネタが出てくるのはザラでした。
でもそれで覚えられるなら、それでいいのです!
今となっては、最初は語呂合わせで覚えた単語も、
何も考えなくてもポンと出るようになりましたが、
本当に初見のときは下ネタでもなんでも利用して暗記するのはかなり使える手だと思っています。

英語ができるようになると本当にいいことがいっぱいあります。
英語だけは本当にちゃんと勉強すべき、となんで中学高校で教えないか不思議なくらい、いいことばかりです。
大学4年生のときにヨーロッパを一人旅していたとき、
英語の先生をされていたというドイツ人のおばあちゃんと列車内でお話をしました。
異国のおばあちゃんとお話する機会なんで滅多に無いもので、
そのときに英語ができて心から良かったなと思いました。

というわけで、このブログが英語を学びたい誰か(非ネイティブの方)のお役に少しでも立ちますように!!


ワタナベエンターテインメントのピン芸人。
英検1級、TOEIC985。東大、脱サラ。Twitterは@terumi_tellme
石井てる美

抜粋終わり。

一々『うんうん』とうなづくことばかり。
彼女は接頭語、接尾語などの正式な単語の類推方法より
私もやった「語呂合わせ」の方式でまず頭に馴染ませつつ
未知の単語を覚えていったんだと思った。

一番大切なのは、どうしても分かりたい、自分の意見を言いたいという思いじゃないかと思う。
英語が国際語になりつつある現実で、知らなくてもいいやと思うかもしれないけど
やっぱり勿体ないと思う。

彼女のように現実に体当たりしてみてなるほどなぁ~と思うと
モチベもものすごく上がるように感じる。

語学の習熟には単語がまず手始めだけど、覚えただけでは使えない。
血肉にするには、それを実際の場面で何度も見聞きしないとダメなんだなぁ。

それが多量に読む英文の刊行物だったり、ネイティブとの会話だったりしたら
一気に脳の言語野に経験知としてインプットされるだろう。

思うより地味な作業のくり返しでしか語学の習熟は進まないんだと
彼女の実体験からのエピソードは含蓄があると思った。