大学の卒業式もあらかた終わり、
もうあと数日で4月。
関西&東海地方にも桜開花宣言が出ましたね!
今年の桜はひとしお感慨深いです。
亡姉にも見せてやりたかったなぁ~~~。
いっしょに行った吉野千本桜。
ほとんどてっぺんまで登ったことを思い出します。
峠近くの茶屋で食べた本物の葛きりの美味しかったこと!!
さよなら、またね!と必ず言い合うけど、
そこにあるのは「もう二度と同じこの時の思いは戻らないだろう」という
一抹の寂しさではないですか?
思い出の中にだけしか、あの時のちょっと恥ずかしかったような
それで何度も思い出したいような気持が行ったり来たりします。
いまdocomoのCMでさかんに流れているのが
風味堂のボーカリスト、watary『涙』。
そうそう、卒業式で「また会おうね、絶対だよ」と云い合ったっけ。
絶対って本当に絶対じゃないんだなぁ。
我が家の近くに県の総合文化施設があります。
そこの中ホールで昨日私を教えて下さっている24歳のきれいな先生が
バレエフェスティバルに参加、踊るということで
同じクラスのメンバー(オバリーナ3名)で見てきました。
もうなんていうか、オバリーナの面目躍如で
クラスの前半のストレッチ時間では歯に衣着せぬ物言い炸裂トーク全開。
なははは、お若い綺麗なホンマもんのバレリーナも苦笑しきりとなっております。
この先生はチャイコフスキーが初めて3大バレエ作品を手掛けた名門のバレエ団(キーロフバレエ団)の
附属学校に推薦されて1年間修業に行った方。
まぁ~~、びっくりするほど聡明で謙虚な女性です。
思うに、どんなに自分が他の人と比べて優れていることがあったにしても
上にはもっと上手な人がいっぱいいる。
でも、その中で自分の不甲斐なさを諦めずに見捨てずに
「まぁ、こんなもんだけど好きだからやろう」
と思いつつ、止めずにやり続けることが大事なんだろうね。
先生なりの挫折もあったり(想像なのですが)、自信も生まれたり
広い世界の中のちっぽけな自分というのを感じるのも良いことだと思います。
私の翻訳修行も果てがないけど、気持ちの中でしっかりと感じているのは
「私が訳す文書が多少なりとも誰かのお役に立てば」というのがあります。
ある程度まで毎日同じことの繰り返し。
それを厭わずにやり続けられれば、どうにかカッコがつく日がくるでしょう。
その日までコツコツやろうと思ってます。
前出のwatary君は実母がピアノ教師。
ご多分にもれず、ピアノを幼少時から習わされたそうです。
「女の子のやることだから止める」と宣言して頓挫。
ところが18歳の時にジャズピアニスト、オスカー・ピーターソンのカッコよさに
もう一度やり直す決断をしてミュージシャンになったそうです。
お母さんが無理矢理でも彼に基礎を作っていてくれたおかげで
そのピアノで作曲と演奏ができるんですねぇ。
地道な練習も報われると思います。
こんなカッコイイ曲も作れちゃうんだから。
メジャーデビュー当時から注目していました。
今後もどんどん活躍してほしいなと思っています。