英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

それぞれの旅立ち

2014-03-29 16:54:42 | 英語力UP


大学の卒業式もあらかた終わり、
もうあと数日で4月。

関西&東海地方にも桜開花宣言が出ましたね!

今年の桜はひとしお感慨深いです。
亡姉にも見せてやりたかったなぁ~~~。

いっしょに行った吉野千本桜。
ほとんどてっぺんまで登ったことを思い出します。
峠近くの茶屋で食べた本物の葛きりの美味しかったこと!!

さよなら、またね!と必ず言い合うけど、
そこにあるのは「もう二度と同じこの時の思いは戻らないだろう」という
一抹の寂しさではないですか?

思い出の中にだけしか、あの時のちょっと恥ずかしかったような
それで何度も思い出したいような気持が行ったり来たりします。

いまdocomoのCMでさかんに流れているのが
風味堂のボーカリスト、watary『涙』。
そうそう、卒業式で「また会おうね、絶対だよ」と云い合ったっけ。
絶対って本当に絶対じゃないんだなぁ。

我が家の近くに県の総合文化施設があります。
そこの中ホールで昨日私を教えて下さっている24歳のきれいな先生が
バレエフェスティバルに参加、踊るということで
同じクラスのメンバー(オバリーナ3名)で見てきました。

もうなんていうか、オバリーナの面目躍如で
クラスの前半のストレッチ時間では歯に衣着せぬ物言い炸裂トーク全開。
なははは、お若い綺麗なホンマもんのバレリーナも苦笑しきりとなっております。

この先生はチャイコフスキーが初めて3大バレエ作品を手掛けた名門のバレエ団(キーロフバレエ団)の
附属学校に推薦されて1年間修業に行った方。
まぁ~~、びっくりするほど聡明で謙虚な女性です。

思うに、どんなに自分が他の人と比べて優れていることがあったにしても
上にはもっと上手な人がいっぱいいる。
でも、その中で自分の不甲斐なさを諦めずに見捨てずに
「まぁ、こんなもんだけど好きだからやろう」
と思いつつ、止めずにやり続けることが大事なんだろうね。

先生なりの挫折もあったり(想像なのですが)、自信も生まれたり
広い世界の中のちっぽけな自分というのを感じるのも良いことだと思います。

私の翻訳修行も果てがないけど、気持ちの中でしっかりと感じているのは
「私が訳す文書が多少なりとも誰かのお役に立てば」というのがあります。

ある程度まで毎日同じことの繰り返し。
それを厭わずにやり続けられれば、どうにかカッコがつく日がくるでしょう。
その日までコツコツやろうと思ってます。

前出のwatary君は実母がピアノ教師。
ご多分にもれず、ピアノを幼少時から習わされたそうです。
「女の子のやることだから止める」と宣言して頓挫。
ところが18歳の時にジャズピアニスト、オスカー・ピーターソンのカッコよさに
もう一度やり直す決断をしてミュージシャンになったそうです。

お母さんが無理矢理でも彼に基礎を作っていてくれたおかげで
そのピアノで作曲と演奏ができるんですねぇ。
地道な練習も報われると思います。
こんなカッコイイ曲も作れちゃうんだから。
メジャーデビュー当時から注目していました。
今後もどんどん活躍してほしいなと思っています。


The Guardianはお上品すぎる???

2014-03-20 09:58:39 | 英語力UP
毎週水曜日のなんちゃって英会話クラスでは、
自分の力量では少し難し目のリーディング記事を持ち寄って読み合ってます。

私はもちろんTIMEからの記事。
もう一人の男性はタイトルにもあるようにThe Guardian Weeklyから。

2週にわけて読んでいるのは、Sara Maitland、’The joys of solitude'.

これが(汗)、もうタイトルから意味が取れません(涙)。
うまく訳せる方、教えて下さいませんか?

'Why are people who prefer their own company seen by others as sad,
mad or bad, asks Sara Maitland'

ここの,companyは、単純に「仲間」でいいのですよね?
ところが記事をもってきた方は、「孤独」だと言われる。
うぅぅぅ~ん、ちがうんとちがう???

私は自分たちと同族の「グループ」ぐらいの意味かな?と思って読んだのです。

でね、思ったわけです。
タイトルから『ううぅぅ~ん、意味が不明っぽいぞ』というものは
内容がかなり凝っているのではないかな?という点。

この女性を調べると、小説家でもあるので言い回しがかなり婉曲的。
それが彼女の知性をそこはかとなく匂わせるのでしょう。

ところが、日本で上級に属するかもしれない力量の英語力ぐらいでは(私のこと)、
こういう匂い立つような行間を読むヨーロッパ風の論説は
めっちゃ辛い・・・・・。

結局のところ、すんごく時間をかけないとなんとか読みとおすというレベルまで
いかないままになってしまうんですね。

ということは、どういうことか。
私には力量以上の記事なんだ、ということかな?

ここでハタと気がついたこと。

自分できちんと読めていることの判断基準はどうやってするのか、という点。
これは私が思うに、一段落か一章ごとに、何が書いてあったか、
内容を的確に語れるか、じゃないかと思います。
それがどうにもあやふやなら、全く読めていないと思った方がいい。

つまり自分に合っていないレベルのものをやっているということ。
だからどんなに多量に読んでいると思っても、
その内容量と実力との間に正比例の関係は生まれないと思います。

こういう嘆きはよく聞きませんか?
「浴びるように聞いてるし、読んでるのに全然英語が伸びない」

うぅぅ~ん。
先生の一番大切な資質の一つは、こういう悩みを訴える生徒に
的確に見合ったレベルの学習内容を示唆してあげることじゃないかと思います。

上記の学習者は、自分の力以上のものを「やってる実感」と勘違いしているのでは?
だからこそ、フィードバックが必要になるのだろうと思う。

つまり自分の方向性が正しいのか、おかしいのか分らせてくれる「もの」か「人」の存在。

フィードバックが検定試験マニアを後押ししてるというのもうなづけたりします。
自分の位置確認というか。

ただ、それをゴールにしてそこから大きく応用に踏み出していかないと
英語に関して言えば、その地点でぐるぐる、堂々巡りしてしまうと思う。

つまり英語をある程度習熟したら、専門性を磨く段階に行くことになるでしょうか。

この英会話クラスでは、同僚でもあるオージー講師と
かなりプライベートな話もします。
もう一人の生徒の方も男性、この講師も男性で私より10歳若い。

3名とも結婚しており、人生の機微もいささか味わった年代ばかり。
ぶっちゃけ話もしあって、相手の意見も尊重しつつ持論も展開する。
中々面白いクラスなのです。

要は、ある程度のヨチヨチ歩きの英語力でも(私のことです!)、
何とか意思疎通ができるぐらいの話力があれば、
突っ込んだ話をするようになるのでは?ということ。
手段や方法論よりも、内容の深さに進んでいくことは当然のことだと思う。

他の科目に比べて、だから英語は楽しいし、やってみて報われ感があると思うなぁ。

唐突ですが、最初のタイトルは、

Sara Maitland asks why people prefer their own company who are seen sad,
mad or bad by others .
「サラ・メイトランドの疑問は、
なぜ世間の人たちは、(孤独を愛する人が)他人から可哀そうで、
頭がおかしく、社会的に悪いように見えないと納得しないのだろうか。」

というように大幅に単語の入れ替えをしないと意味がとれないように思いました。
つまり「メンドーくさい」文章なんじゃないかな????

もうこの世にいないかも

2014-03-12 18:35:42 | 翻訳
DHCの初級メディカル英日コース(全6回提出)の2回目を無事提出。
けっこう「やった感」があってルンルンです。
でもすっごく出来てるという感覚じゃなくて、
自己満足の範ちゅうで「あぁぁ、また終わった」という気分。
時期的に学年度末テストの最終日明けって感じかな??

フェローの方はアメリア会員になっているので
毎月トライアルの課題あれこれとプロの翻訳者の勉強のヒントなどが
月に1回薄っぺらい小冊子で送られてくる。

今回のをやっと一息つけたので読んでみると・・・・。
私にはピンとこないけど、きっと洋書をしっかり読んでいる人には
とても興味深い対談があった。

特集「翻訳者と編集者はどのように“協働”しているのか」前篇からいくつか抜粋。
対談は男性二人。
1人は文藝春秋文庫編集部総括部長・永嶋俊一郎。
あと1人は翻訳家・白石朗。

永嶋氏がスティーブン・キングの翻訳者で当たりという人の条件は、
「基本的に著者の文章の風合いと翻訳者の文体が合うかどうかを事前に考えてお願いする」そうです。
多分永嶋氏は膨大な量の洋書とその翻訳版を読んでいるのでしょうけど、
どの程度原文と照合しますか?とアメリア側が質問をすると・・・・

それは作家によると言われる。
キングなら文体が作品全体の雰囲気に作用するので80%。
ジェフリー・ディーバーなら読みやすさで日本語重視のため60%。
エルロイやデイビッド・ピースなら独特の文体をどう日本語に移し替えるか
とても重要なので100%の確認率となるのだそうです。

例としてキングとエルロイの両者が原文で、
'slooooow'
と書いたら、
キング→「ゆぅぅぅぅぅっくり」
エルロイ→「ゆっっっっっくり」
という感覚勝負になるのだそうな。

その理由は、エルロイの文体から醸し出される雰囲気がパリパリした
クリスピーっぽいからだそうです。

私はエルロイは翻訳本でしか読んだことがないので、
『へぇ~、そうなんや!』
と、翻訳者の面倒くさい裏をとる作業の用意周到さにびっくり!
日本語の本もめちゃくちゃ読んでない限り、こういう仕事はムリやね。

この編集者、永嶋氏がどんな翻訳者と共に組みたいかと応えています。
この答えが俊逸!
「なんでも読みます。なんでも好きです。」→優等生的発言ですが。
こういう答え方をする人はまず×。
「なんでも好き」→「好きなものがない」という裏返し。
つまり職人気質の強みが欲しいということを意味しているんですね。
なるほどなぁ、と思いました。

そしてエンタテイメント作品を翻訳する人に求めるのは、
セリフ訳を自分自身で楽しめる能力があるかどうか。
そういう翻訳者は「当たり!」。そうなんや。
やっぱり自分がわかって楽しめないものは仕事として成り立たないってことだな。

そのあとのページに英訳(つまり英作文)の上達法とは?という特集も組まれていた。
そこに、
「大切なのは続けることです。日英対訳があるものを探して対比してみてください」
ほうほう、いつもやっております、はい。
問題はその次。

「翻訳の世界はマラソンと同じ、耐久レースです。(もっともや、なるほど!)
20年続けても完璧にはなれません(驚!えぇぇ???)
だからこそ諦めないことです(私、生きてるんやろか?)
諦めずに長く続けて、経験を積むことで、少しずつではありますが、
必ず英訳の腕は磨かれていくのですから。」
(カッコ内、私の心の声)

英訳修行で20年・・・・うぅぅぅ~む、長すぎる。

私は1級受験中でも翻訳の分野に進もうと
フェローのベータ講座を受講していましたから
長くかかるのは構わないんですけど、
20年「は」かかるんや。

んじゃ、メディカルのほうは10年くらい勉強せんとアカンなぁなんて
遠くを見る目になっちゃいました。

すこし前なんだけど、3/1日夜放送された
「めちゃいけフジテレビ55周年4時間スペシャル」内
バカゴジラを決める実力テストがあったのですね。
録画しておいたら、日ごろ連絡もあんまりしてこない東京在住の娘が
lineで連絡してきた。
「なぁなぁ、おもろすぎやで。見てみ!」
http://youtu.be/gylRv3Wh5pE
めちゃ2 感謝してるッ! フジテレビ開局55周年記念SP part5

開始から8分半くらいで英語テスト講評です。
いや~、これくらいで笑いが取れるのも凄いなぁ~♪

必死の形相

2014-03-05 11:47:03 | 翻訳
DHCの初級英日メディカルコース、やりごたえありますよぉ~~♪

って、楽しげね?と云われてしまいそう。
どんだけマゾ気質なん?と云われると、
「いやまてよ、そうじゃないと思うな」
とやや反論したくなる。

フェローでどうしても通らなくちゃいかん通信コースのベータ、
その後のマスターコース(金融経済)。

やってても、「なんかあかん、わかってないし」と
地に足がついていない感、ありありでした。
この実感はほぼ100%で当たってることは
長い人生の経験値で立証済みです。

第一回目の添削課題が返却されて、
『ははぁ~ん、やっぱり』と深く納得。
ほぼ7割くらいしか理解ができていないと判断されたから。

ホンマにわかってないんやな、と妙なんだけど安心しました。

これって幾つかドクターショッピングした挙句、
やっとしっかり病名が診断された感覚に近いかも!
3割ほども誤訳があるなんて医療現場じゃ許されませんぞ。
人命にもかかわることなんやし。

自分じゃ必死に、ベストで訳出しててもこれくらい。
ほぉ~、挑戦し始めた山はエベレスト級なんやねぇ。
でもその辺りが明確になったことは1つの収穫です。

私の場合、日本語の読解力も疑心暗鬼で見てる時も多いです。
というのも、自分の自慢(汗)できる想像力のせいで
自分勝手に話を捏造する傾向があるから。

なので、できるだけ客観性(冷静さ)を心の中で念じつつ、
「慌てない、しっかり読みとれてる?ホンマ??」
と言いつつ日本語で書かれた記事も読むようにしています。
やっぱり教えてて英語が伸びる人は母国語にも精通してるな、と思うから。

DHCの通信コースはすごく充実してると思いますよ。
毎日きちんと数時間(私の脳みそでは)一文ずつ英文と日本語訳をつきあわせつつ
プロの訳はこうなんやな、と修行の日々ですわ。

毎水曜日、土曜日の夜のリーディング材料を読み合う会でも
自分の責任の時は必死で日本語の適訳を探します。

毎水曜日の同僚でもあるオージーJ先生は母国の英文記事を
私流でネチネチ読むのはイヤっぽいんですよね。

でも指示代名詞や、今夜も読むTIME、中国の「影の銀行」記事の
The appriciative town calls the lane he built ○×happy road.
なんて文章で無生物主語の場合にどういいかえるの?なんて質問をすると
まぁ~、気のきいた思いもつかない言い換えをしてくれるんですよね。
英語なので、後から自分で日本語の適訳をつけやすくなったりする。
こういうことができるのも自分ひとりの力では限界のあるところですね。

さてさて話は変わって。
私が40代初めから習い始めた「なんちゃってラジオ体操風バレエ」の
責任者(現在もダンサーとして活躍中)が
3月18日にテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演されます。
もぉ~びっくり!
ダンスの団体を作っておりましてPDAと言いますが
(注・Professional Dancer's Association)
宜しければご覧になってください。
日本バレエ協会関西支部の偉いさんもなさっているようです。
まぁ~美男子ばっかりですよ、目の保養になります~♪

PDAとは;
先輩から後輩へ、積み上げてきた経験を伝えることで縦と横の繋がりを築き、
バレエ界の活性を、という目標を掲げて活動をスタートさせた男性のみのバレエダンサー・グループ。
昨年8月に上演され大反響を呼んだ『Mask』に続く第2弾公演の開催が決定した。
日本のダンス界をリードするメンバーばかりが集結しているとあって、
鍛え抜かれたしなやかな筋肉が躍動するステージは、観る者を引き付けて止まない。
鳥肌が立つほど感動的なステージをぜひこの機会に。