英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

すこし早い夏休み

2015-07-30 08:52:44 | 講師の仕事
今週末から東京在住の娘にあわせて上京してバレエ公演を二つ見ます。
もう~本当に幸せ♪

1つは江戸川区総合文化センターであるバレエ教室の発表会。
もう1つは翌日渋谷オーチャードホールである熊川プロジュース主催のバレエガラ。
共通点はどちらも海外のバレエ団で活躍する若人が母国での里帰り公演だということ。

残念ながら才能があるクラシック分野の人材は日本では教えないと生活が成り立ちません。
伝聞では新国立バレエ団のトップでも年収は400万あるかないかとか。
海外のバレエ団だとその3倍の年収に加えて必要経費のシューズなどは無料貸与と聞きます。

その点を考えると、日本で芸術家として生計を立てることは
教える仕事を抱えながらじゃなくちゃ生きていけない。
もしくは富裕層の親世代から金銭的に援助をずっと受けないと
プロとしては食べていけないと思えます。

たぶんその下地があるので、それなりに才能に恵まれた人材は
海外の組織団体で地位を得てプロとして活躍後に帰国し
自分の研究所なり立ち上げてやっと生活の拠点作りとなるのかも。

せっかくの宝物が海外に流出してしまっている現状が悲しくて
私としてもその中の何人かとFBでお友達繋がりにさせてもらっていることもあり、
観客としてすこしカンパさせてもらおうと考えています。

在籍するバレエ団は多岐にわたり、やはり英語は共通語として絶対に必要のよう。
次に滞在するその国の言語という順位みたいです。
ロシアやハンガリー、ブルガリア、ルーマニアなどの団員の方は
英語以外に3カ国、4か国語が理解できるようにならないとダメみたい。
そういうストレスのかかる職場で仕事をするって若い頃の特権かな?

今週末の土曜日はあいにく江戸川区では日本一観客数の多い花火大会の予定日。
地元の花火も今年は見物しましたが、ネットで掲載してくれた人のこの江戸川大花火大会の模様を見て
呆気にとられてしまった!
こちらの最後の総打ちが江戸川の最初より貧弱なんですよねぇ。。。。。。
昨年の観客総数135万人余ってどうなんでしょうかね。
隅田川が一番だと思っていたらちがうんだ!
東京という場所のもつ力を再確認。

もはや爆発事故風でしょ???

娘の大学時代の親友の1人がここに一戸建てをすでに購入していて
なにくれと娘を助けてくれていることもあって
夕方から始まる私のスケジュールに合わせて自宅へ招待してくれました。
娘にはくれぐれも友達を大事にするんだよ、と云い続けて大きくしたのですが、
こういう形で友情が続いてくれることに感謝します。

この夏は3校にわたる高校3年生の英語長文力UPを任されているので
お盆の前後から夏期講習を予定しています。

つくづく実感するのは英語だけじゃなく外国語で書かれたものを
ストレスなく読み解くのには単語力と文法力の両輪がある一定の知識量あることだという事実。

いまの高校でとくに公立学校の現状は美辞麗句に傾き過ぎています。
つまり「耳で聞くことから英語力を上げられるはず」という文科省の推奨路線です。
悲しいことに出口の大学入試がそれに沿っておらず、
センター試験はなんとかその路線に乗っかってはいても、
国公立の二次試験では歯が立ちません。

以前の精読力をあるところまで鍛えないと一般教養の易しめレベルの内容を
英文で理解させるつもりの二次試験の英語力には対応できないから。

分りやすいものさしでいうと英検準1級に合格する生徒なら
国公立の2次試験は歯が立つ?ぐらいかなと思っています。

高校時代に2級合格者はかなり優越感に浸れるのですが、
残念ながらセンター試験でも2級だけじゃ苦しいです。
その現実を早く気づき準備ができる生徒は幸いです。

自虐に傾き過ぎてもいけないけど、楽観視しすぎて結果が最悪というケースは
心が痛くて、講師としても申し訳ない気持ちでいっぱい。
何とかその最悪のシナリオだけは避けなければ、と
毎回のクラスで嫌われ役覚悟で叫んでいる私です。

ところで日本史の年号と出来事が覚えられない~と嘆く生徒さん。
今後ブレーク必至のこのダンスユニット、いかがでしょうか??


なんと息子と同い年の二人組。
ダンス講師もしながらブレークの機会を狙っていた模様。
私も1級用単語が頭に入らない時、こんな感じで覚えていたなぁと苦笑いしています。
身体で覚えると忘れないって本当ですよ!
ぜひお試しあれ。

最後にオリジナルの感覚を忘れずに自分なりに歌詞を吟味して
それを振付に活かしている菅原小春のカッコイイダンス、


英語ができるとかっこええよ、と私が言うより
こうやって英語を道具にして世界で勝負している同世代の人物を見た方が
ずっとモチベーション上がると思うんですよね。

黒船来襲~★☆★

2015-07-13 11:07:40 | 英語力UP
毎週土曜日は英語の自主勉強会を1時間半、有志のメンバーで行っていますが、
先々週に唐突に例の師匠が以前のレギュラークラスのネイティブ講師を奥さま同伴で参加していただく流れを作ってしまいました。

個人情報もあるので、あまり詳細には書けませんが
ご主人は県内の大学で教授をなさっていて
奥さまもその大学で講師をされています。
担当する茅ヶ崎方式月刊英語教本の編集委員にも名を連ねられている方です。

そんなレベル的に高い方に私たちの低レベルな会の内容でいいのかどうか。
先週のクラスが始まる前に奥さま(日本人)に率直にお話をさせていただきました。

そうすると通訳ガイドの仕事を突然お願いされることが多いので、
その対策にどこか近くでないかということから始まり、
師匠がそれじゃぁ、と推挙してくださったことが判明。

でもね、最初に来られた時に私の担当部分(英検1級レベルの語彙増強パート)のコピーを取りつつ、
「私たちのレベルではご不満じゃないですか?」
と帰り際の師匠に尋ねると、
「大丈夫だよシルフさん、あっ来るまでもないなと思ったらすぐ来ないから」
と結構辛辣なコメントを残し、さっさと退散されてしまいました(涙)。
はぁ~、ちょっとはこれでも傷つくんですけど。。。。。。

ご主人の大学教授さんは多分私より古文が読めます。
アメリカIVリーグの大学で日本歴史、キリシタン大名とキリスト教との関連性で
博士号を取られたそうな。
お習字も達筆だそうです、やれやれ・・・・・。

以前に紹介した、Barrons社、Basic Word Listの学習は、1級レベルの大問1で頻出なのですが、
その教授(Cさんと云いましょうか)氏によれば、学部レベルでは出てこない単語が多いそうです。
マスターかドクターが論文や参考文献で出会う単語なのかぁ、と新鮮な驚きでした。
私の場合、単語を覚える作業はやたら苦にならないわけですが、
これがアクティブに活用できるか?と云われるとまったくギャップがある訳です。
単純に既知の言葉を多く知れば、読める(わかる?)世界がぐっと広がるだろう、と
単純な発想で覚えられます。

はてさていつまで来ていただけるかどうか。
8月は予備校も併設している関係上、英語関連の授業はお休みになるので
9月を楽しみに待つことにしましょう。

ところで医薬翻訳の進捗状況ですが、以前と同じようにiPadで英日のNature購読をしています。
7月号の日本語版ダイジェストには興味深いアブストラクトやエディトーリアルが多く訳出されています。

*ヒト胚ゲノム編集の波紋
*欠陥ミトコンドリアを破壊し、疾患を防ぐことに成功
*ニューロンの百科事典作成計画が始動
*輸血を減らして命も救う
*がん遺伝子産物Rasへの再挑戦
*腸内細菌がワクチン増強

以前の月に掲載されたものを適宜訳出されているのがダイジェスト版。
コピペ禁止になっているので、ワードで入力しなおし印刷。
それを図書館で該当するNatureとつき合わせ、原文をコピーし
自宅で英日の精読作業をします。
新しい発見があって、自分がまったくしっかりと読めていないことがわかる!
ここが大切なんですよねぇ。

ところで突然に暑くなり、お腹の具合が悪い人が増えそうな勢い。
小腸大腸の内部表面には腸内フローラと呼ばれる豊かなお花畑が広がっているそうな。
その畑の質を良くすると、健康な身体を維持できるのだそうです。
腸活は大事だなぁと思っています。

昨晩9時NHK特集腰痛を軽減させる認知心理学を応用した取り組みも目からウロコでしたね。
新しいことを知るために英語で学ぶというのが私の一番楽しいことです。

残念ながら医薬論文翻訳を仕事にしようという意気込み、ガッツが楽しいレベルから次に移行できずにいます。
高校生に英語学習法を教えることと、自分の知的好奇心を満足させる現在の状況が私には一番居心地が良いように思えますね。