英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

新しい分野の仕事へ

2016-03-31 21:31:13 | 講師の仕事
やっと3/23日の国立大学後期試験合格発表を経て
受け持ち生徒さん全員の進路が決定しました(パチパチパチ!)。

しみじみ思うのは、女子の客観的な進路選択の見事さです。
男子はグズグズとモラトリアム風で何がしたのか分らないだの、
何をやると学力が上がるの?だの、まぁ~煮え切らないことこの上ない有様でした。

一方女子は受け持ったほぼ1年前の4月初旬の段階から進路決定から志望校まで
自分なりの意見をきちんと持っていました。
やはり日本は女性で回っていくのでは?と危惧しきりです(汗)。

我が家の娘のケースでも大学で建築士になると宣言し、
『ホンマかいな??』と疑っていたら案の定いまはwebデザイナーになっていますが、
卒業旅行でイタリアにも行った仲良しグループの1人は結婚する前に1級建築士資格もゲットし、
現在育児の真っ最中でもCADの依頼が来すぎて在宅ワークをしているということです。

それを考えると英語の検定試験や資格試験をゲットしているだけではややインパクトにかける時代になったなぁとしみじみ。

このような時代の流れを考えると単にすこしぐらい英語ができるだけじゃ社会で通用しないなぁと思っています。

今年はどんな生徒さんをお世話することになるのかな?と思っていると・・・・・。
塾長先生はとてつもない高いハードルを設定してきました。

国立大上位校医学部受験希望の女子を含む高校3年生に自由英作文(前期二次試験用)の指導をアメリカ人とペアで指導するというものです。

英作文の指導といっても実際にテキストもないのにどうするの??
とこの月曜日にペアを組む在日10年になるアメリカ人男性講師と1時間半ほど話したのです。
まぁ、まずは本人たちがどのレベルなのか、そしてどれくらいの英語力が希望なのか、
きちんと話を私たちが聴いて理解しないと話にならない。

ちょっと気後れするのは、私はリスニングとスピーキングがそれほど好きじゃないことから
苦手なスキルを必死で磨く一年間となりそうだなぁということ。
わかんないものです、人生というのは。

ご多分にもれず、このアメリカ人講師さんの奥さまは日本人。
なので日常会話は日本語でオッケー。
ですが、国立大学医学部の2次試験ともなると、まず日本語で小論文がきちんと書けるかが第一関門になると思います。
臓器移植について、安楽死についてなど日本語でも自分の意見をしっかりアピールできることができるかどうか。

最終的に私も彼もそこに結論が行きつきました。
なおかつ上位校受験を成功させるには、私が得意とするリーディングの力は非常に大事だと思います。

驚いたのは英語が得意であってほしいという同志社大の試験などはTIME、エコノミスト、フィナンシャルタイムズなどから出題されており、
私立医学部を受験した生徒さんの過去問題などを見ると私が日英どちらも購読しているNatureのeditorialから長文が出題されていました。
要求されるレベルが昔よりずっとグローバル化しているなぁと身が引き締まります。
しっかり準備して心してかからないと空中分解しそうな怖さで臨まないといけませんね。

大学入試もあと数日

2016-03-19 10:49:51 | 講師の仕事
教え子の中にどうしても国公立志望の生徒さんがおり、
彼はあと数日で後期受験の結果待ちをしています。
本当に長い闘いだったと思います。

残念ながら医学部志望の1人は浪人確定しましたが、
その彼女もとても前向きでどうしても医者になって
医療で難儀をしている発展途上国に出向いて若い一時期を
医師不足で悩む国で活躍したい希望を持っています。

以前進路に悩んだ男子君も現在カナダで自分探しをしています。
色々とこれまで出会った生徒さん達を見ていて思うことが多いのは、
最近よく目にする言葉、
「良い子症候群」で思春期からウツ的になって無気力と闘う若者が増えているのでは?と
思うことです。

原因は親の過保護、過干渉とまたその逆、ネグレクトかなぁ、と。
ネグレクトの生徒さんは塾というサブカルチャーの場には出てこないので
その実体は想像するだけなのですが、過保護or過干渉で進路が定まらないというケースは
私の見る限り増えています。

親御さんがあまりにも良い意味で教育熱心だったりすると
子どもを支配しすぎて自己決定し、その選んだ行動に自ら責任をとるという
とても大切な大人に成熟する作業を経ずに見かけだけ大人になってしまうように思います。

家で支配者の母親か父親、あるいは両親ともと大ゲンカし、
時には物が壊れ、くらいの意思表示ができる子どもは立派!です。

でも親の期待に沿いたい、悪い子だと思われたくないという
心根の優しいお子さんだと本当に可哀そうです。

残念ながら大学のランク付けはもう時代遅れだと思います。
その後に控える「どうやって生計を立てて独力で生きていけるか」が
もっとずっと大事。

私の年齢になると病身ならわかりますが、
心身ともに健康でも親の年金に頼って生きる子ども世代がでてきて
今後大きな社会問題になるんだろうなぁと思います。
ようは親が長生きしすぎるのも問題なんだろうなぁ。
姑は104歳で天寿を全うしましたが、夫をみていて思うのは
母親が生存しているうちは子どものままでいられるんだなぁという確信でした。

我が家の二人の子供もまだ未婚なので
どういう人生行路を今後辿るのかなぁ?と興味しんしんです。

先週の「実践ビジネス英語」ビニエットではお金がかかることと
ストレスが半端ないことから結婚もせず、しても子どもを持たない選択をする若者を
時代のトレンドとして紹介していました。
でもできるなら子どもを持ってほしいなぁと思います。

お金とかだけじゃない人生の豊かさを与えてくれるものだと私は思うのですけどね。