英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

明後日から夏期講習!

2016-08-15 10:13:07 | 講師の仕事
高校1-2年生向け英文解釈の基礎講座を5日間行う予定です。
何を参考にしようか?と近くの本屋に出向いてあれこれ物色すると・・・・・。

おぉぉ~、これならいいかも、というのが元代ゼミ、
現東進講師西きょうじ氏の学習参考書。

レギュラーで毎金曜日の生徒さんも彼のファンでした。
今回参考資料にする英文解釈用の大学受験対策本をすでに所有していました。
で、私もネットで注文し終わったところです。
なにやら途中で音をあげて積ん読してあるということなので、
現在取り組んでもらっている課題が終了し終わったら、これに着手するのもいいね?と話しています。

最近、『あっ!』と思える目からうろこ的なことがありました。
4-5回ほど大手の翻訳学校の通信講座を受講し終わったので、
そのうちの一つ、アメリア会員になっています。
月一で月刊誌が来るのですが、先月号の特集「英訳力UP誌上セミナー第3弾/強い動詞で英語の表現に磨きをかけよう」は
とても素晴らしい内容でした。

1級受験時にエッセーの得点が上がらず、思考錯誤をしつつ、breakthroughは見当たらないまま。
『なぜなんだろう?どうして自分の英文はまずいんだろう??』と自問自答のままでした。
ただ一つだけ欧米人の書く英文と自分がこれまで学校などで培った内容にかなりギャップがあることには気づいていました。

その回答が「強い動詞と弱い動詞」の区別だったのです。
誤解を恐れずに言えば、be、あるいはそれに代わる動詞<他動詞<自動詞、という序列があるようです。
つまり簡潔に力強く誤解の少ない英文作成には、自動詞を多用すべし、ということだと書かれています。

受験英語でよくお目にかかる構文、not long before,
'It was not long before he was very sorry that he had said what he had.'
語数を稼ぐにはもってこい!とばかり必死にこういう文章を良い英文だと思っていたフシがあります。
ところがもっと簡潔に、
'He soon repented his words.'
と書けばすっきりとした誤解のない文章ができあがるということです。

be動詞が大好きな日本人は日本語の丁寧文、「である」「ます」を多用する言語の癖をそのまま英語に持ち込んでしまうのがまずいのでは?と考えたりします。

このコーナー執筆者、遠田和子講師、ご推奨'The elements of style'も買いました。
英語はアクション志向の強い言語で簡潔で力強い文章がよりよいとされるんだなぁ、と素直に納得。
結局、自分が欲しかったのはこの情報だったんだ、と今までのもやもやが払拭しました。

誰かに頼って常に教えてもらう受け身の姿勢、これも弱い態度ですが、
学習から学問へ向かうためには、自ら探し求めて自分なりの答えにたどり着くことが必須だと思います。

なので講師の端くれとしていつも肝に銘じるのは、「教えすぎないこと、与えすぎないこと」です。
独力で手に入れる喜びはその個人の権利なので、その大切な部分はあえて残しておかないと。

おかしな今年の夏の気候ですが、台風7号が関東地方を通過したお盆明けから
秋の気配になると予想しています。

私の地域の高校は8月最終週から2学期が開始されるので、
それまでのあと少しの間で新学期に気分良く英語科目に余裕をもって取り組めるべく、
私もできるだけ尽力しようと思っています。

新しい分野の仕事へ

2016-03-31 21:31:13 | 講師の仕事
やっと3/23日の国立大学後期試験合格発表を経て
受け持ち生徒さん全員の進路が決定しました(パチパチパチ!)。

しみじみ思うのは、女子の客観的な進路選択の見事さです。
男子はグズグズとモラトリアム風で何がしたのか分らないだの、
何をやると学力が上がるの?だの、まぁ~煮え切らないことこの上ない有様でした。

一方女子は受け持ったほぼ1年前の4月初旬の段階から進路決定から志望校まで
自分なりの意見をきちんと持っていました。
やはり日本は女性で回っていくのでは?と危惧しきりです(汗)。

我が家の娘のケースでも大学で建築士になると宣言し、
『ホンマかいな??』と疑っていたら案の定いまはwebデザイナーになっていますが、
卒業旅行でイタリアにも行った仲良しグループの1人は結婚する前に1級建築士資格もゲットし、
現在育児の真っ最中でもCADの依頼が来すぎて在宅ワークをしているということです。

それを考えると英語の検定試験や資格試験をゲットしているだけではややインパクトにかける時代になったなぁとしみじみ。

このような時代の流れを考えると単にすこしぐらい英語ができるだけじゃ社会で通用しないなぁと思っています。

今年はどんな生徒さんをお世話することになるのかな?と思っていると・・・・・。
塾長先生はとてつもない高いハードルを設定してきました。

国立大上位校医学部受験希望の女子を含む高校3年生に自由英作文(前期二次試験用)の指導をアメリカ人とペアで指導するというものです。

英作文の指導といっても実際にテキストもないのにどうするの??
とこの月曜日にペアを組む在日10年になるアメリカ人男性講師と1時間半ほど話したのです。
まぁ、まずは本人たちがどのレベルなのか、そしてどれくらいの英語力が希望なのか、
きちんと話を私たちが聴いて理解しないと話にならない。

ちょっと気後れするのは、私はリスニングとスピーキングがそれほど好きじゃないことから
苦手なスキルを必死で磨く一年間となりそうだなぁということ。
わかんないものです、人生というのは。

ご多分にもれず、このアメリカ人講師さんの奥さまは日本人。
なので日常会話は日本語でオッケー。
ですが、国立大学医学部の2次試験ともなると、まず日本語で小論文がきちんと書けるかが第一関門になると思います。
臓器移植について、安楽死についてなど日本語でも自分の意見をしっかりアピールできることができるかどうか。

最終的に私も彼もそこに結論が行きつきました。
なおかつ上位校受験を成功させるには、私が得意とするリーディングの力は非常に大事だと思います。

驚いたのは英語が得意であってほしいという同志社大の試験などはTIME、エコノミスト、フィナンシャルタイムズなどから出題されており、
私立医学部を受験した生徒さんの過去問題などを見ると私が日英どちらも購読しているNatureのeditorialから長文が出題されていました。
要求されるレベルが昔よりずっとグローバル化しているなぁと身が引き締まります。
しっかり準備して心してかからないと空中分解しそうな怖さで臨まないといけませんね。

大学入試もあと数日

2016-03-19 10:49:51 | 講師の仕事
教え子の中にどうしても国公立志望の生徒さんがおり、
彼はあと数日で後期受験の結果待ちをしています。
本当に長い闘いだったと思います。

残念ながら医学部志望の1人は浪人確定しましたが、
その彼女もとても前向きでどうしても医者になって
医療で難儀をしている発展途上国に出向いて若い一時期を
医師不足で悩む国で活躍したい希望を持っています。

以前進路に悩んだ男子君も現在カナダで自分探しをしています。
色々とこれまで出会った生徒さん達を見ていて思うことが多いのは、
最近よく目にする言葉、
「良い子症候群」で思春期からウツ的になって無気力と闘う若者が増えているのでは?と
思うことです。

原因は親の過保護、過干渉とまたその逆、ネグレクトかなぁ、と。
ネグレクトの生徒さんは塾というサブカルチャーの場には出てこないので
その実体は想像するだけなのですが、過保護or過干渉で進路が定まらないというケースは
私の見る限り増えています。

親御さんがあまりにも良い意味で教育熱心だったりすると
子どもを支配しすぎて自己決定し、その選んだ行動に自ら責任をとるという
とても大切な大人に成熟する作業を経ずに見かけだけ大人になってしまうように思います。

家で支配者の母親か父親、あるいは両親ともと大ゲンカし、
時には物が壊れ、くらいの意思表示ができる子どもは立派!です。

でも親の期待に沿いたい、悪い子だと思われたくないという
心根の優しいお子さんだと本当に可哀そうです。

残念ながら大学のランク付けはもう時代遅れだと思います。
その後に控える「どうやって生計を立てて独力で生きていけるか」が
もっとずっと大事。

私の年齢になると病身ならわかりますが、
心身ともに健康でも親の年金に頼って生きる子ども世代がでてきて
今後大きな社会問題になるんだろうなぁと思います。
ようは親が長生きしすぎるのも問題なんだろうなぁ。
姑は104歳で天寿を全うしましたが、夫をみていて思うのは
母親が生存しているうちは子どものままでいられるんだなぁという確信でした。

我が家の二人の子供もまだ未婚なので
どういう人生行路を今後辿るのかなぁ?と興味しんしんです。

先週の「実践ビジネス英語」ビニエットではお金がかかることと
ストレスが半端ないことから結婚もせず、しても子どもを持たない選択をする若者を
時代のトレンドとして紹介していました。
でもできるなら子どもを持ってほしいなぁと思います。

お金とかだけじゃない人生の豊かさを与えてくれるものだと私は思うのですけどね。

進路がどんどん決まり始めました

2016-02-16 13:32:28 | 講師の仕事
昨日は関西の私立有名大学の合格発表が始まった日でした。
ちょうど私のクラスト重なることもあり、
午前10時からの発表ということもあり、
黒一点の男子君(同志社大学経済学部志望)の結果をやきもきしながら待っていましたが。
とうとうクラスの時間となってたぶん良くなかったのだろうと出かけると・・・。

まず最初に来たのが当の本人(汗)。
そこからどうなったと思いますか??

<再現フィルム>
私:どうしたん?滑り止めやったやろ?
彼:うぅぅ~~ん、怖くて見られへん!
私:そんなんあかんやん、ここで観てみ!
ー(スマフォで操作する)―
彼:あぁぁ、センセ「いいですか?」って尋ねてきてるわ~
私:当たり前やん、はよぉ~ボタン押してみ!
彼:・・・・・・あ!
私:あかんかったの??
彼:受かってますぅ、え?ウソやないですよね??(私に渡す)
私:うわぁぁ~、奇跡起きたなぁ、すごいやん!はよぉ塾長センセに見せに行こう!!

その後、どどどぉ~と2階から怒涛のダッシュで塾長先生にそのスマフォ画面で確認していただきました(喜)。

正直難しいかも、と疑心暗鬼で善後策を考えねばと取り越し苦労をしていましたが、
センターでもゲットできないほど英語の得点が取れていました♪
いやぁ~、めでたい、めでたい。
これであと10日後に迫った国立前期2次試験に弾みがつきます。

私のこの彼をふくめたクラスも来週の月曜日でめでたく終了。
悲喜こもごもの11か月だったなぁと思い返しています。

来年度はたぶん大学受験生は担任しなくてもいいようなので
自分の医薬翻訳修行をじっくり進めようと思います。

あと少し頑張るぞぉ~~!

遅ればせの新年の誓い

2016-01-10 16:46:15 | 講師の仕事
もう10日ほど経過した2016年。
年末年始と理系女子が大半を占める大学受験長文読解クラスの世話と
毎年恒例年末押し迫ってからの強制っぽい塾のお掃除で
あっという間に新年も成人の日まで過ぎてしまいました。
来週末はとても大切な待ちに待ったセンター試験。
うぅ~ん、吉と出るか凶と出るか。

守秘義務があるので多くは書けませんが、
とても真面目でガンバリ屋さんの生徒さんの1人は
6-7日と学校で行われたセンタープレテスト(本番形式で行う直前模擬テスト)で
英語は最高点の181点をゲットしてくれました!
これは本当にびっくり、私も取れるかな???
他のリケジョの生徒さんたちもほぼ全員が70%以上を超える結果が出ています。
やはり自分を実験材料にして(苦笑)うまくいくかどうか、
英検をリトマス試験紙にしてやってきたことは
誰にでも効果が表れるってことなんだろうと思います。

英語力をあげる特効薬なんて本番の試験直前にはないのですが、
きちんと順序を踏む、つまりあるレベルまで語彙力を上げる→同時に文法のルールを学ぶ→長文に慣れていく。
これを地道にやれば、かなり読解力はつくはずだと思います。
もう何年もやってもらってきているので、王道じゃないかと思います。
私は英語担当なので他の教科に関しては分らないのですが、
たぶん知識が定着する道筋はあまり変わらないのじゃないかな?

さてさて。
今年の私の英語に関する「新年の誓い」は昨年と同様に
自分にとって難解なNature英日の精読を行っていくことです。
やはり興味があるのがガンや糖尿病などの病気に関する新しい知見を得たいこと。
正しい情報はとても有益です。

知人にいわゆる1型糖尿病の方がいます。
最新型のバンドエイドぐらいのインスリンパッチが早晩臨床で利用可能という記事がありました。
ナノ技術で可能になったのですが、これは吉報です。
1型は若年性の病で10代から発症するのですが、
ずっとインスリンを自分で打たないといけない厄介な持病です。
ですからパッチを張るだけで血糖値に応じてきちんとシートからインスリンの調節をしてくれるなんて
生活がぐっと自由になる大発明だと思います。
その友人とこの記事を共有できたことも昨年の良い思い出の一つになりました。

科学の進歩は後戻りしない、不可逆性をもった分野だけど
人の幸せのために使うのなら、本当に喜びをもたらすものだと思います。
そんな新情報を難解ではあるけど、自宅でそれをデジタル機器から学べるなんて
本当によい時代になったなぁ、と思います。

1月1日の最初の食事で我が家は毎年一文字の漢字をA4紙に書き出すように
夫が命じるのですが(年末の清水寺のパクリ?)、
私は「励」を選びました。
因みに夫:前、息子:飛、娘:挑。
励むは、刻苦勉励から。
自分が欲しいと心から願うなら、やはり多少の苦しみを脳に刻みつつ
簡単に忘れないように自分の栄養にしないといけないのではと思っています。