フェロー、マスターコース金融・経済の第六回を細々と下訳中です。
今回は日英、つまり英語に直す作業です。
しみじみ思うのは、私の苦手なテキスト、月刊英語教本(茅ヶ崎出版)、
The Latest News in Englishのユニットのような英文に仕上げるといいんだろうな、ということ。
この8月号の表紙には、
「国立香川大学の入試に本誌の記事が出題されました」と印刷されております!
だんだんと難解な(へんてこな?)文法や和訳などよりも
より実用的なグローバル英語への転換がおこってきてる証拠でしょうか?
ということは、誤解を生じさせないようなシンプルでわかりやすく
きちんと内容を伝えるということが大事だと言えそう。
たぶん現在受講中のコースを専攻することはなさそうです。
姉のガン騒動で何カ月か必死に英語圏での先進医療現場の英文を読み、
日本語で書かれた、やや硬い文章も読んできたことから
自分ならもうちょっと分りやすくできるかも?と大それたことを思い立ったからです。
店頭売りはせず、定期購読でしか入手できない『がんサポート』という月刊誌があります。
ここの編集方針は、わかりやすく事実に基づいた情報を読者に提供するということです。
姉に直接送るのでは押しつけがましいということから
私が2年契約の定期購読者になり、その後姉に渡すようにして読んでいます。
そこから、このような姿勢の内容が読者に待ち望まれていたのだと分りました。
つまり難しいことをできるだけわかりやすく簡潔に書いて知らせることの大切さです。
『バイオニュースサイト』によく行きます。
そこで、ん????というような文章によく出くわす。
たとえば、
がん治療におけるmTOR活性阻害ターゲット化に耐性が生じる機序を解明
2013-8-21 9:00 より引用
Hebrew University of Jerusalemとカリフォルニア州の研究チームは、有望とされている抗がん治療がなぜ腫瘍細胞の死滅に期待したような効果を挙げられないのか、その原因解明に一歩近づいた。同チームの研究成果は、この手詰まり状態を打開するために大きな理解をもたらしてくれるかも知れない。
研究対象になった問題の治療法は、mTOR (哺乳類ラパマイシン標的タンパク質) の活性阻害をターゲットとするものである。
mTORは、細胞が環境から受け取った分子シグナルの処理の管理に重要な役割を果たしており、各種固形がんで特に強く活性化されることが知られている。
これまで薬剤によってmTORの活性を阻害する方法では、がん性腫瘍外層のがん細胞を死滅させることはできているが、腫瘍の中心部に対しては、これまでの臨床治験では思わしい成果が得られていない。
<ここまでは理解可能>
酸素供給量が低下する状態、すなわちhypoxiaと呼ばれる低酸素環境は殆んど全ての固形腫瘍に対して作り出す治療であるが、それに対する腫瘍の反応の有様は多岐にわたる。mTORのシグナリングが低酸素状態の影響を受け、また変化を受けることは知られているが、この現象を説明できるメカニズムはまだ明らかになっていない。
<この部分が妙な気分になる>
というのも、低酸素環境は~治療である、が核となる文の構造と思うのだけど
低酸素環境は治療ってちょっと言葉が足りてない気がします。
私だけなのかな?
このような読みにくい日本語の問題もあって、
せっかくの貴重な情報を読みたくない気分になってしまうなら
もったいないと思うようになったわけです。
やっぱり母国語の日本語を工夫しないとダメということでしょうか。
最終課題をしつつ、HeLa細胞を題材にした'The Immortal Life of Henrietta Lacks',
『不死細胞ヒーラ ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生』を読了。
いや~~、中里京子さんの訳、すばらしかったです!!!
あまり感動したので、原書も注文し、ゲットしました。
続いて間をおかずに、彼女のもう一つの訳出作品、『地球最後の日のための種子』スーザン・ドーキン著を読んでいます。
何度も1級合格のために過去問題をやっていたので、あっ!と思ったのは
1級の長文問題は案外中里さんが訳した本ともリンクする題材から出題されていますよね?
英検協会の先生方も関心を示す作品に着目できるほどの翻訳者なのでしょう。
彼女は実は夫の大学の後輩にあたる方です。
つまり英語は大学入試で学んだ以来ずっと忘れていたものだったはず。
一念発起して英会話教室からイギリス留学、そして英国人の伴侶をつれて
日本に帰国、と、私と違い、どれほどの努力と集中力で
翻訳者までの階段を登ってこられたことか。
何十年もダラダラとその場足踏みをしていたことが
やや恥ずかしいです。
でも、彼女が毎年新年になると地図を買い求めてそれを眺めながら
翻訳に疲れると頭をリセットすると書いていたことが印象的です。
私のように当てもなく英語とつかず離れずしていたのではなく、
きちんと自分の専門分野を持ちながらの英語力UP。
だから英語だけしかやってこなかった私よりも興味を広く持てるのだろうと思いました。
学ぶべき点が多いなと思います。
最後に月曜日と火曜日(8/26-27)と岐阜県に住む、闘病中の姉からの誘いで
長良川鵜飼を見物し、ホテルで一泊してきました。
岐阜県の観光地といえば、高山がピカイチ。
鵜飼も一時は廃れたのですが、必死のPRでお盆明けのウィークデーにもかかわらず
多くの人で賑わっていました。
姉の状況はありがたいことに徐々に回復傾向です。
持ち前の毒舌もそれに伴って復活中(苦笑)。
ただバレリーナも真っ青の激ヤセぶりはなんとかせねば。
いっしょに大浴場に入ったら、
「アンタ、そんなに巨乳だったっけ?」
などと、Bカップの私に真顔でいう始末。
おいおい、おねえちゃん、アカンで。
自分の今のボディーイメージ歪んでますって、と呆れました。
多くの情報があふれているけど、その中からきちんと正しいと思われるものを
取捨選択してくる力が必要になってきたな、と思います。
今回は日英、つまり英語に直す作業です。
しみじみ思うのは、私の苦手なテキスト、月刊英語教本(茅ヶ崎出版)、
The Latest News in Englishのユニットのような英文に仕上げるといいんだろうな、ということ。
この8月号の表紙には、
「国立香川大学の入試に本誌の記事が出題されました」と印刷されております!
だんだんと難解な(へんてこな?)文法や和訳などよりも
より実用的なグローバル英語への転換がおこってきてる証拠でしょうか?
ということは、誤解を生じさせないようなシンプルでわかりやすく
きちんと内容を伝えるということが大事だと言えそう。
たぶん現在受講中のコースを専攻することはなさそうです。
姉のガン騒動で何カ月か必死に英語圏での先進医療現場の英文を読み、
日本語で書かれた、やや硬い文章も読んできたことから
自分ならもうちょっと分りやすくできるかも?と大それたことを思い立ったからです。
店頭売りはせず、定期購読でしか入手できない『がんサポート』という月刊誌があります。
ここの編集方針は、わかりやすく事実に基づいた情報を読者に提供するということです。
姉に直接送るのでは押しつけがましいということから
私が2年契約の定期購読者になり、その後姉に渡すようにして読んでいます。
そこから、このような姿勢の内容が読者に待ち望まれていたのだと分りました。
つまり難しいことをできるだけわかりやすく簡潔に書いて知らせることの大切さです。
『バイオニュースサイト』によく行きます。
そこで、ん????というような文章によく出くわす。
たとえば、
がん治療におけるmTOR活性阻害ターゲット化に耐性が生じる機序を解明
2013-8-21 9:00 より引用
Hebrew University of Jerusalemとカリフォルニア州の研究チームは、有望とされている抗がん治療がなぜ腫瘍細胞の死滅に期待したような効果を挙げられないのか、その原因解明に一歩近づいた。同チームの研究成果は、この手詰まり状態を打開するために大きな理解をもたらしてくれるかも知れない。
研究対象になった問題の治療法は、mTOR (哺乳類ラパマイシン標的タンパク質) の活性阻害をターゲットとするものである。
mTORは、細胞が環境から受け取った分子シグナルの処理の管理に重要な役割を果たしており、各種固形がんで特に強く活性化されることが知られている。
これまで薬剤によってmTORの活性を阻害する方法では、がん性腫瘍外層のがん細胞を死滅させることはできているが、腫瘍の中心部に対しては、これまでの臨床治験では思わしい成果が得られていない。
<ここまでは理解可能>
酸素供給量が低下する状態、すなわちhypoxiaと呼ばれる低酸素環境は殆んど全ての固形腫瘍に対して作り出す治療であるが、それに対する腫瘍の反応の有様は多岐にわたる。mTORのシグナリングが低酸素状態の影響を受け、また変化を受けることは知られているが、この現象を説明できるメカニズムはまだ明らかになっていない。
<この部分が妙な気分になる>
というのも、低酸素環境は~治療である、が核となる文の構造と思うのだけど
低酸素環境は治療ってちょっと言葉が足りてない気がします。
私だけなのかな?
このような読みにくい日本語の問題もあって、
せっかくの貴重な情報を読みたくない気分になってしまうなら
もったいないと思うようになったわけです。
やっぱり母国語の日本語を工夫しないとダメということでしょうか。
最終課題をしつつ、HeLa細胞を題材にした'The Immortal Life of Henrietta Lacks',
『不死細胞ヒーラ ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生』を読了。
いや~~、中里京子さんの訳、すばらしかったです!!!
あまり感動したので、原書も注文し、ゲットしました。
続いて間をおかずに、彼女のもう一つの訳出作品、『地球最後の日のための種子』スーザン・ドーキン著を読んでいます。
何度も1級合格のために過去問題をやっていたので、あっ!と思ったのは
1級の長文問題は案外中里さんが訳した本ともリンクする題材から出題されていますよね?
英検協会の先生方も関心を示す作品に着目できるほどの翻訳者なのでしょう。
彼女は実は夫の大学の後輩にあたる方です。
つまり英語は大学入試で学んだ以来ずっと忘れていたものだったはず。
一念発起して英会話教室からイギリス留学、そして英国人の伴侶をつれて
日本に帰国、と、私と違い、どれほどの努力と集中力で
翻訳者までの階段を登ってこられたことか。
何十年もダラダラとその場足踏みをしていたことが
やや恥ずかしいです。
でも、彼女が毎年新年になると地図を買い求めてそれを眺めながら
翻訳に疲れると頭をリセットすると書いていたことが印象的です。
私のように当てもなく英語とつかず離れずしていたのではなく、
きちんと自分の専門分野を持ちながらの英語力UP。
だから英語だけしかやってこなかった私よりも興味を広く持てるのだろうと思いました。
学ぶべき点が多いなと思います。
最後に月曜日と火曜日(8/26-27)と岐阜県に住む、闘病中の姉からの誘いで
長良川鵜飼を見物し、ホテルで一泊してきました。
岐阜県の観光地といえば、高山がピカイチ。
鵜飼も一時は廃れたのですが、必死のPRでお盆明けのウィークデーにもかかわらず
多くの人で賑わっていました。
姉の状況はありがたいことに徐々に回復傾向です。
持ち前の毒舌もそれに伴って復活中(苦笑)。
ただバレリーナも真っ青の激ヤセぶりはなんとかせねば。
いっしょに大浴場に入ったら、
「アンタ、そんなに巨乳だったっけ?」
などと、Bカップの私に真顔でいう始末。
おいおい、おねえちゃん、アカンで。
自分の今のボディーイメージ歪んでますって、と呆れました。
多くの情報があふれているけど、その中からきちんと正しいと思われるものを
取捨選択してくる力が必要になってきたな、と思います。