私は、すごくよくむせるんです。
若いころから、自分の唾液でもむせっていました。
今もよくむせます。
ご飯粒とか、鼻に入ってとれなくて痛くて涙目になる事もあります。
なんでかな~?
これは将来、誤飲性肺炎を繰り返して胃瘻になっちゃうパターンかもしれません。
只、今のところは反射が良いので、なんとか誤飲は免れています。
患者さんにも嚥下の悪い方はたくさんいて、誤飲を繰り返す方もたくさんいますね。
初回訪問とかで、お話しをしているうちにも、喉のところでゴロゴロ言ってるかたに良く出会いますが、以外にも「飲み込みとか悪くないですか?むせませんか?」と聞くと「大丈夫です。ちゃんと食べれています。」と言う答えが返ってきたりします。
『おせんべいだっってちゃんと食べています。』
でも、お煎餅って、意外とむせないんですよね。
良く噛むし、ちゃんと「飲み込みますよー」っていう指令が脳から伝わるんでしょうね。
ぎゃくにお薬を飲む水とか、お味噌汁とかで『ブホッ!』とかなります。
「お水は一気に喉におちるので、気管の入り口にある蓋に命令が届くのが間に合わないんですよね。
で、ゆっくり喉に命令が届くように、水分にはトロミを付けてあげるといいんですよ~。」
などと話を持っていくのですが、「まだ大丈夫ですから、気を付けていますから。」とか言われちゃったりするんです。
うーん。
嚥下が悪くなった事を指摘されるのって、やっぱり抵抗あるのかな??
おしゃべりの合間に、喉の奥の方で小さな音がプツプツとかぎゅ~とか聞こえる事もあります。
主治医から気管切開の了解まで取られている患者さん。すでに構音障害は著明。
目の前でゼロゼロ、ゴホゴホ。
日常的に口腔内の痰を御家族がガーゼで取ってあげています。
吸引器のお話をしたらm『ほしいんですよね』っておっしゃる。
でも、食事はまだ大丈夫です。って・・・
病状が一歩進んだ事を認めることになるからなのか・・
そういう反応の場合は、それ以上はお話しをしません。
避けたい話であれば今する必要もなく、経過を見て行く中で、必ず納得せざる得ない事が起こってくるので、タイミングをみながらすすめて行けばよい事なので。
うちのステーションでは、耳鼻科の往診の時にお願いすれば、キムシノ先生が嚥下機能の簡単な検査もしてくれます。
鼻から細いファーバースコープを入れて、反射をみたり水を飲みこんで声帯の動きを見たりしてくれます。
舌の動きや、咽頭周囲の反射や喉頭蓋と呼ばれる蓋の動きや、声帯の動きなどです。
「3回に1回の割合で蓋が閉じるので、ゆっくりゆっくり食べて下さいね。トロミはできるだけつけてね。お口の中はいつもきれいにして下さいね。」などと丁寧にお話ししてくれます。
胸部大動脈瘤による反回神経麻痺で声がかすれ、飲み込みも悪くなった方がいたのですが、術後にひどく精神的に落ち込んで何も喉を通らなくなったときに、キムシノ先生をご紹介しました。
最初の診察で、「反回神経麻痺はあるけれど、まだ回復の見込みがあるから、頑張って嚥下の練習をしましょうね。大丈夫!まだ食べられるから。」と元気ずけられて、少しずつ食事がとれるようになりました。
彼は今でも気が沈むと、キムシノ先生の外来に行っては、「すごく良くなりましたねー!頑張りましたねー!」などと言われ、笑顔で帰ってきたりします。すごい!
食事がとれなくなること・・・。
それは、当たり前の生活が出来なくなる事ともに、命にかかわることです。
そして、人間のもっとも大きな欲求の一つでもあります。
なるべく長く、口から食べられる事。
少しでも誤飲を予防して、たとえ進行してもすぐに病状の変化に気ずいて主治医につなげられるようにすることも、訪問看護師の大事な仕事です。
それにしても、今から良くむせる私は、将来どうなっちゃうんでしょうね・・・
若いころから、自分の唾液でもむせっていました。
今もよくむせます。
ご飯粒とか、鼻に入ってとれなくて痛くて涙目になる事もあります。
なんでかな~?
これは将来、誤飲性肺炎を繰り返して胃瘻になっちゃうパターンかもしれません。
只、今のところは反射が良いので、なんとか誤飲は免れています。
患者さんにも嚥下の悪い方はたくさんいて、誤飲を繰り返す方もたくさんいますね。
初回訪問とかで、お話しをしているうちにも、喉のところでゴロゴロ言ってるかたに良く出会いますが、以外にも「飲み込みとか悪くないですか?むせませんか?」と聞くと「大丈夫です。ちゃんと食べれています。」と言う答えが返ってきたりします。
『おせんべいだっってちゃんと食べています。』
でも、お煎餅って、意外とむせないんですよね。
良く噛むし、ちゃんと「飲み込みますよー」っていう指令が脳から伝わるんでしょうね。
ぎゃくにお薬を飲む水とか、お味噌汁とかで『ブホッ!』とかなります。
「お水は一気に喉におちるので、気管の入り口にある蓋に命令が届くのが間に合わないんですよね。
で、ゆっくり喉に命令が届くように、水分にはトロミを付けてあげるといいんですよ~。」
などと話を持っていくのですが、「まだ大丈夫ですから、気を付けていますから。」とか言われちゃったりするんです。
うーん。
嚥下が悪くなった事を指摘されるのって、やっぱり抵抗あるのかな??
おしゃべりの合間に、喉の奥の方で小さな音がプツプツとかぎゅ~とか聞こえる事もあります。
主治医から気管切開の了解まで取られている患者さん。すでに構音障害は著明。
目の前でゼロゼロ、ゴホゴホ。
日常的に口腔内の痰を御家族がガーゼで取ってあげています。
吸引器のお話をしたらm『ほしいんですよね』っておっしゃる。
でも、食事はまだ大丈夫です。って・・・
病状が一歩進んだ事を認めることになるからなのか・・
そういう反応の場合は、それ以上はお話しをしません。
避けたい話であれば今する必要もなく、経過を見て行く中で、必ず納得せざる得ない事が起こってくるので、タイミングをみながらすすめて行けばよい事なので。
うちのステーションでは、耳鼻科の往診の時にお願いすれば、キムシノ先生が嚥下機能の簡単な検査もしてくれます。
鼻から細いファーバースコープを入れて、反射をみたり水を飲みこんで声帯の動きを見たりしてくれます。
舌の動きや、咽頭周囲の反射や喉頭蓋と呼ばれる蓋の動きや、声帯の動きなどです。
「3回に1回の割合で蓋が閉じるので、ゆっくりゆっくり食べて下さいね。トロミはできるだけつけてね。お口の中はいつもきれいにして下さいね。」などと丁寧にお話ししてくれます。
胸部大動脈瘤による反回神経麻痺で声がかすれ、飲み込みも悪くなった方がいたのですが、術後にひどく精神的に落ち込んで何も喉を通らなくなったときに、キムシノ先生をご紹介しました。
最初の診察で、「反回神経麻痺はあるけれど、まだ回復の見込みがあるから、頑張って嚥下の練習をしましょうね。大丈夫!まだ食べられるから。」と元気ずけられて、少しずつ食事がとれるようになりました。
彼は今でも気が沈むと、キムシノ先生の外来に行っては、「すごく良くなりましたねー!頑張りましたねー!」などと言われ、笑顔で帰ってきたりします。すごい!
食事がとれなくなること・・・。
それは、当たり前の生活が出来なくなる事ともに、命にかかわることです。
そして、人間のもっとも大きな欲求の一つでもあります。
なるべく長く、口から食べられる事。
少しでも誤飲を予防して、たとえ進行してもすぐに病状の変化に気ずいて主治医につなげられるようにすることも、訪問看護師の大事な仕事です。
それにしても、今から良くむせる私は、将来どうなっちゃうんでしょうね・・・