こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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在宅でのスキルアップは・・・

2010-06-22 21:43:44 | 訪問看護、緩和ケア
昨日に引き続き、朝から頬が痛いので、半休をとって耳鼻科を受診しました。

やっぱり急性の副鼻腔炎でした。
もともとアレルギーの私。
鼻炎があるところに感染して、炎症がひどくなったみたいです。

「痛いけど、あとで楽にあるから、我慢して。あとですっきりしてくせになるよ。」って、綿棒で何度も副鼻腔をお掃除。
吸引もたっぷりすると、痛いけど鼻がすっきり通りました。

鎮咳剤が効かないのも、アレルギーのためかも・・・と、オノンも出ました。

そのためか少し楽になり、午後からはなんとか仕事に行きました。

でもやっぱり頭が重いし、咳をすると頭ががんがんします。

本当は、今日は市訪問看護連絡協議会の役員会・・。
会長にお願いしてお休みさせていただきました。

そんななかでも、いろんな事は起こります。

新患さんの依頼もたてこんできました。

めぐみ在宅クリニックでのデスケースカンファレンス。

「最期まで、家族の生活スタイルやリズムを止めない。」事を、みんなで意識してのお看とりでした。
結果、ご家族は仕事を休むこともなく、介護も生活のスタイルも変えることなく見送ることができました。

これは、ショートやデイサービスの姿勢によることが大きく、今後看とりまでできる施設をどうしたら増やしていくことができるかが、課題になると思いました。


夕方になるといろんな電話が入ります。
担当スタッフが訪問して病状が悪化していることにきずき、救急搬送した患者さんのご家族からもありました。

抑制されながら透析を回し、意識レベルも悪く、様子を見に行ったスタッフがとてもショックを受けていた患者さんです。
いろんな悪条件が重なったり、逆にとんとん拍子に物事がうまく運んだり・・・

世の中、いろんなことが起こる中で、どうしようもなかったこともあるわけで、それも含めて後方支援するしかないのが私たちです。

そのなかで、ご家族から「今日は目に力が戻りました!」というご報告の電話。

重篤な状態にはかわりないものの、ご家族にとって担当看護師の思いが嬉しかったからこその、ご報告だと思います。
今日は不在のスタッフですが、そんな小さな変化もきっと嬉しいんじゃないかと思います。

そして、夕方神経難病の患者さんの担当の看護師が、なにやら電話で話し込んでいました。

訳を聞いて驚きました。

その患者さんは訪問看護週2回。
今回、看護師では時間が足りない部分の清潔援助を、ヘルパーさんにお願いすることになりました。
ベット上で、仰臥位での洗髪とシーツ交換です。

お願いに当たって、「もし洗髪の方法が心配ならいつでも同行しますよ。」と伝えたのですが、そのヘルパー事業所は大丈夫ですと答え、サービスは開始されていたはずなのですが・・

ケアマネさんからの電話は、「ヘルパーさんに洗髪してもらったら、痛い!痛い!といい上手く出来なかった。」とのこと。
何故かというと、仰向けに寝た状態で、首の下に洗面器を入れて洗髪しようとしたから・・・とのことでした。

首の下に、洗面器・・・
そりゃあ痛いでしょう。

やはり、スキルの差が問題です。
多分、資格をとるまでには習ってきていると思うのですが・・・
出来ないのに、出来ると言ってしまうことも問題だし、それをまたケアマネ通して「やっぱり見せてください。」というサ責はどうなんだろうかと・・・
でも、こういうこと言うと、「訪問看護師が介護の事まで口出しする。」とか言われちゃうのかな~?

私たちは、同じ土俵で仕事をしたいと思っているので、出来ないことは補い合えばいいと考えています。
だから、最初から一緒にやってみようって言っている訳なのだけれど。

どうしたら、わかってもらえるんだろう・・・。
この差を埋めるためには、何が今必要なんでしょうねぇ。