こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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出入り自由?!

2010-06-25 22:30:01 | 訪問看護、緩和ケア
うちのステーション、休日は医師会立の休日急患診療所になります。

そのためかどうかはわかりませんが、ご相談の方など、いつの間にか入ってきて、待合室のソファーに座っていたり、ステーションの中まで入ってきてニコニコ笑ってたりするので、びっくりします。

最近では、ご近所のご利用者さんのAおじいちゃんが、しょっちゅう来ます。
そして、一時サービスを全部断り自分たちだけで好きにやっていたBおじいさんが、いよいよ奥さんの面倒が見られなくなり、今では毎日やってきては長いお話をされていきます。

もちろんすぐに、うかがってヘルパーさんも導入したり、病院と連携したりしていますが、ほとんど朝か夕方には、「大丈夫?ちゃんと来てくれるの?」「いやー、大変なんだよ~。」などといながら座り込んでしまいます。

そして面白いのが、AおじいさんとBおじいさんはとても仲良しで、ヘルパーさんがAおじいさんのところへ訪問していると、Bおじいさんがいて、何やら楽しそうに話しこんでいるそうなのです。

そしてお互いバラバラに、何かと言えばうちのステーションにやって来ては、誰かを捕まえてひとしきりお話をしてから、満足そうに帰って行くんです。

Aおじいさんは、ケアマネさんはちゃんといるのですが、何故かいろんなことをうちに言ってきます。
それを、うちのヘルパーさんがケアマネさんに電話をして、ケアマネさんがAさんに電話をするという、遠まわりな事をやっているわけです。

Bさんは、一応私がケアマネをお引き受けしたのですが、やはり何度ご説明しても、時間構わずいつのまにかステーションにいて、OAチェアーをクルクルさせながら、誰かが聞いてくれるのを待っています。

お二人とも、若干いろんなことが曖昧になるお年頃で、お二人の会話がかみ合っているのかどうかは疑問ですが、仲良しなのはちょっとかわいいと思ってしまいます。

確かに、忙しい時にはちょっと困ることもありますが、「あそこに行けば、何とかしてくれる。」「話を聞いてくれる。」って思ってくれているのだとしたら、それはそれで嬉しいことですよね。

事務も、ヘルパーも看護師も、時間が許す限りちょっと手を止めて、お相手をしています。みんな優しいんです。

地域の中で、当たり前のようにそこにある場所として、近隣の人に受け入れられているのだとしたら、それは感謝しないといけないのでしょうね。

まあ、いいんです。

だって、ここは「よろず相談どころ」ですから。