夕方、お久しぶりのケアマネさんから一本の電話が。
「ご無沙汰してまーす!」の元気な声。
以前は近くのケアプラにいて、よくお話した方ですが、異動になってからは、ほとんど合うこともなくなっていました。
「お久しぶり~。どうしたの?」
「ちょっと、おおたけさんに聴いてみたいことがあって・・・訪問看護で散髪は加算の対象になるの?」
「???訪問看護に行って散髪したら散髪料が取れるか?」
「違う違う。僕の利用者に入っている訪問看護師が、訪問中にその人の散髪をしたんだよね。それって、いいわけ?」
「いつも訪問に行って、ちゃんとやることやってて、患者さんとの関係性がよくって、話の流れで散髪が必要と判断できればいいんじゃない?私も昔はよくやってたよ。介護保険前は、訪問理容も少なかったし髪染めまでやってあげてたけど・・。」
「ええーっ!?いいの?だって、僕の中では順序として床屋に行く。行けなければ訪問理容に頼む。訪問看護として依頼しているのにプランにないことをするのは違うだろうってかなり激しく怒っちゃった・・・。」
「たとえば、訪問したら『最近調子悪くて床屋ない行けない。頭もかゆくて今一番不快で気になることは髪の毛なんだ。』っていわれたら、「じゃあ散髪して頭すっきりする?」という話になってもおかしくないよね。
この季節、頭の中に脂漏性湿疹出来ちゃう人いっぱいいいるし、それだけを目的にそれだけして帰ってくるのはおかしいけれど、会話をしながら頭皮の様子も見ながら、一番不快な思いを解決できるなら、いいんじゃない?」
「でも、僕なんかこれって保険で賄われているんだぞって思いがずっとあって、仕事が違うんじゃないかと思ってすごく腹が立ったんだけど・・俺って、柔軟性ないのかなー?すごい過激なこと言っちゃったんだけど・・・」
「うーん。今は私もまずは訪問理容のご紹介をするけど、患者さんのなかには、ずっと関係性の良い訪問看護師に切ってもらうのを楽しみにしている患者さんもいるのよ。
今でも、時々散髪してくるスタッフもいるし、それは床屋として散髪してくるんじゃなくて、訪問看護師としてのタッチングだったりコミュニケーションだったり、観察の一部だったり、緩和ケアだったりするから。古い訪問看護ステーションならどこにも散髪セット置いてあるんじゃないかな。
プランがこうだから、これしかいけないっていうのは変でしょう?その時その時状況違うし。
例えば、プランにいろいろやる事羅列してあっても、当の患者さんが「今はとても辛くて何もしてほしくない。」って言われれば、そばにいて手を握っているだけでもそれは援助になるのよ。」
「あー!俺ちょっと頭がちがちになっちゃったのかなー??確かに相手の看護師もそんなようなことは言ってたけど、俺すごい剣幕で怒っちゃったからな~。」
「いろいろ考えたけど、言いすぎました。ごめんなさい。ってあやまっちゃう?」
「いや、もうそれは無理かなー。」
「まあ、そんなこともあるよ。最近頭硬いぞーっていう、神の思し召しだと思ってちょっと違う方向から見てみたら?
だいたい、言われっぱなしになっている相手にも問題あるでしょう?
ちゃんと自分のケアを言語化できなくて、理解してもらえなかったのは。」
「また何かあったら相談してもいい?」「どうぞ、どうぞ。」
こんな会話となりましたが・・・
(ちなみに、こんな電話をくれるくらいなので、いつもはおおらかですごくいい人なんです。)
確かに、看護師がわざわざする仕事じゃないかもしれないけれど、いろんな取り方ありますよね。
・・・どうおもいます?
「ご無沙汰してまーす!」の元気な声。
以前は近くのケアプラにいて、よくお話した方ですが、異動になってからは、ほとんど合うこともなくなっていました。
「お久しぶり~。どうしたの?」
「ちょっと、おおたけさんに聴いてみたいことがあって・・・訪問看護で散髪は加算の対象になるの?」
「???訪問看護に行って散髪したら散髪料が取れるか?」
「違う違う。僕の利用者に入っている訪問看護師が、訪問中にその人の散髪をしたんだよね。それって、いいわけ?」
「いつも訪問に行って、ちゃんとやることやってて、患者さんとの関係性がよくって、話の流れで散髪が必要と判断できればいいんじゃない?私も昔はよくやってたよ。介護保険前は、訪問理容も少なかったし髪染めまでやってあげてたけど・・。」
「ええーっ!?いいの?だって、僕の中では順序として床屋に行く。行けなければ訪問理容に頼む。訪問看護として依頼しているのにプランにないことをするのは違うだろうってかなり激しく怒っちゃった・・・。」
「たとえば、訪問したら『最近調子悪くて床屋ない行けない。頭もかゆくて今一番不快で気になることは髪の毛なんだ。』っていわれたら、「じゃあ散髪して頭すっきりする?」という話になってもおかしくないよね。
この季節、頭の中に脂漏性湿疹出来ちゃう人いっぱいいいるし、それだけを目的にそれだけして帰ってくるのはおかしいけれど、会話をしながら頭皮の様子も見ながら、一番不快な思いを解決できるなら、いいんじゃない?」
「でも、僕なんかこれって保険で賄われているんだぞって思いがずっとあって、仕事が違うんじゃないかと思ってすごく腹が立ったんだけど・・俺って、柔軟性ないのかなー?すごい過激なこと言っちゃったんだけど・・・」
「うーん。今は私もまずは訪問理容のご紹介をするけど、患者さんのなかには、ずっと関係性の良い訪問看護師に切ってもらうのを楽しみにしている患者さんもいるのよ。
今でも、時々散髪してくるスタッフもいるし、それは床屋として散髪してくるんじゃなくて、訪問看護師としてのタッチングだったりコミュニケーションだったり、観察の一部だったり、緩和ケアだったりするから。古い訪問看護ステーションならどこにも散髪セット置いてあるんじゃないかな。
プランがこうだから、これしかいけないっていうのは変でしょう?その時その時状況違うし。
例えば、プランにいろいろやる事羅列してあっても、当の患者さんが「今はとても辛くて何もしてほしくない。」って言われれば、そばにいて手を握っているだけでもそれは援助になるのよ。」
「あー!俺ちょっと頭がちがちになっちゃったのかなー??確かに相手の看護師もそんなようなことは言ってたけど、俺すごい剣幕で怒っちゃったからな~。」
「いろいろ考えたけど、言いすぎました。ごめんなさい。ってあやまっちゃう?」
「いや、もうそれは無理かなー。」
「まあ、そんなこともあるよ。最近頭硬いぞーっていう、神の思し召しだと思ってちょっと違う方向から見てみたら?
だいたい、言われっぱなしになっている相手にも問題あるでしょう?
ちゃんと自分のケアを言語化できなくて、理解してもらえなかったのは。」
「また何かあったら相談してもいい?」「どうぞ、どうぞ。」
こんな会話となりましたが・・・
(ちなみに、こんな電話をくれるくらいなので、いつもはおおらかですごくいい人なんです。)
確かに、看護師がわざわざする仕事じゃないかもしれないけれど、いろんな取り方ありますよね。
・・・どうおもいます?