こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
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紫蘇ジュースうまし!

2010-06-13 22:13:37 | 日々のあれこれ
昨日つくった紫蘇ジュース。
氷を入れたグラスに3分の2ほどいれ、お水を少し足して薄めて飲みます。

今年は、ちょっと濃い目で作りました。
去年の作り方(紫蘇ジュースなどなど)とはちょっと変えてみましたが、これは好みの問題ですね。


今年は、ふた束の赤シソを購入。
赤シソは葉をブチブチを茎から取ります。
いい加減でいいです。ちなみにそこいら辺にいるダンナにやらせます。


今年の紫蘇ジュース!

材料
赤シソ2束(葉だけで560グラムありました。あまり細かいことは気にしません)
水2.5リットル(後で葉をすくうと減ります)
砂糖  好みですが、600gから1kg。 白糖でも果糖でもなんでもOK
私は体重がきになるので、砂糖を少なめにしてノンカロリーシュガ―で調整。
クエン酸 30g (薬局で売っています。) レモンのしぼり汁半分

クエン酸去年夫が、お徳用の500グラム入りを買ってきました。
どうするんだ!こんなに。

でも去年ためした結果、クエン酸が一番おいしいので、ま、いいか。
今日はそこにレモン汁も少々加えてみました。


1.その葉を水でよく洗います。結構それだけで薄汚れたような色が出ますが、ザバザバ洗ったらざるにあげておきます。

2.大きめのホウロウ鍋にお湯を沸かして、沸騰したら洗った葉をどかっと投入

3.ぐつぐつ煮ます。この時はまだ煮汁は黒っぽくて汚い色です。

3.10分ほど煮だしたらざるにあげ、汁は大事に鍋に戻します。葉は、しっかり絞って下さい。もったいなので・・・

4.ここでお砂糖投入。

5.お砂糖が溶けたら、最大のお楽しみ。クエン酸投下!
  美しい紫色となります。レモン汁も投下。
  今年は、葉の量が若干多く、かなり濃い紫でした。

6.味見。 甘さを確認します。
  今年は、砂糖を半分にして、レモンを入れたのでちょっと酸味が効いています。
  甘みの補助にコストコで買ったゼロカロリー甘味料を気に入るまで投入。

 ゼロカロリー甘味料って、最近のは本当に自然な甘みでおいしいんですよ~
  1g入りの小袋が大量に入った箱を買ったので、まだまだあります。
これを10個分くらい入れたかな・・・後は好みで飲む時追加して下さい。

これで、甘さ控えめのさっぱり紫蘇ジュースの出来上がりです。

よ~くさめたら、ペットボトルい入れて冷蔵庫で保存します。

今回かなり濃縮でしたので、水で好みで薄めて下さい。

氷たっぷりのグラスでどうぞ。
さわやかですよ~。疲れがとれまます!


紫蘇の効果で生活習慣にも書いてありました。

今日は『魚になる日』さんからのリクエストにお答えしてのアップでした。

みんなで、紫蘇ジュース飲んで元気になりましょーね!




じいちゃんの車椅子特訓&私の熱傷

2010-06-12 21:38:32 | 家族のこと
今日は朝から家族サービスで大忙しでした・・・。


ちなみに、ばあちゃんはめでたく?介護度3となり、昨日ステーションの車いすを返してもらい、自分の介護保険で車いすを借りてもらいました。

室内は、なんとかつかまり歩きでよろよろと移動はしているものの、念願の歯医者さんにはとうてい歩けるはずもなく、TAXで通院するように言いましたが『もったいない』精神が骨の髄まで沁み込んでいる人達なので、じいちゃんが
『俺が車いすを押していく!押していくったら、押していく!』と言う事で一応借りてみました。

歯医者さんまでは、約1.2Kmくらいでしょうか・・・
瀬谷と言う名前の町の通り、アップダウンが多い町です。

「おじいちゃんには絶対無理。」と反対しましたが、齢90に近いもと陸軍将校のジイちゃんです。

言っても無理なので『じゃあ、練習しよう。出来るかどうか。』と言う事で、実際にばあちゃんを車いすに乗せて特訓することになりました。

車いすのストッパーを忘れない事、段差を上り下りする時の向きや操作・・

娘がまずレクチャーをしてから、実際におばあちゃんが乗りました。

『結構重いね。でも全然大丈夫だよ。』とじいちゃん。

最初はフラットな道ので難なく押していきます。

が、なぜか蛇行します。車をやり過ごす時ギリギリまで壁に寄るので、ばあちゃんは何度も手を挟まれそうになったり、摺りそうになったり・・・
それでもじいちゃんが『しっかりつかまってて!』と言うので、肘かけから手を離せません。

道路沿いでは、道路に向かって斜めになっているところで何度か腕の筋力が負けて車いすが回転、道路に突っ込みそうになりおばあちゃんの声にならない悲鳴が・・・

(瀬谷って、こんなに優しくない町だったんだと、あらためて実感・・・。)

汗だくだくで、息もあがっての歯医者到着。

そこからUターンしたものの、坂道の途中で死にそうになっていたので、娘と交代しました。
「あ~怖かった~。リナだと凄く安心するわ~。」

でも、じいチャンいわく『これで自信が付いた。二人で行く時はもっとゆっくり休みながら行くから大丈夫。』と宣言。
おばあちゃんは『疲れたら私も歩くから。』とのこと。

う~ん・・・。
二人で行かせていいものか???

あとで二人の娘に判断してもらう事にしました。
嫁ですから、これ以上の判断は危険なので。

で、本番5時過ぎの通院は私が来るまで送迎しました。


そのあとです。
私に思わぬ災難が降りかかったのは・・・!

スーパーにならんだ南高梅や赤紫蘇をみれば、娘の大好物の梅ジュース&紫蘇ジュースを作りたくなるもの。
鼻水が止まらない息子にも飲ませたいし。(抗アレルギー作用があると言われてますよね。)

ルンルンと家に買って帰り、大きなガラス瓶を出してきました。

そして、いつもは大鍋に水から入れて煮沸するのですが、大きすぎたので熱湯を沸かしてビンに入れました。

でも、それを持って流し台まで来たとたん、水に触れてしまったのかパンッ!!と言う音とともに、ガラス瓶の底が抜けました。

そして、中にあったお湯は飛び散り、私のちょうどおへそのあたりを直撃しました。

ワッと思った時はすでに遅く、TシャツGパン越しに熱湯を浴び・・・・

アチ~!!でも、割れた瓶を何とかしなきゃ!!

結局2階まで戻り服を脱ぐとお腹は真っ赤。

やばいかな?でも、大丈夫だよね・・・。とにかく割れたガラスを何とかしなきゃ。

とりあえずちょこっとだけタオルで冷やし、あとは保冷剤をお腹に巻いて、かたずけと夕飯の支度に入りました。

でも・・痛い!だんだん痛くなってくる。

確認すると皮膚の色が変わってきています。

やばい!あわててRVG軟膏を塗りたくり、その上からアズノールも塗りたくり、その上からサランラップを貼ったら痛みが無くなりました。

でも、やっぱりお腹には水泡が3か所、かなり大きい・・・・

何やってんだか・・。

結局新たなビンは良く洗ってから、お酒で拭いて使いました。

ガラスに熱湯入れて、水に濡れたら割れるなんてこと、当たり前ですよね。
なのに、やってしまう私、最近かなりボケてます。

つまらない事でこんな怪我をするのは、たるんでますね~。
患者さん相手だったら、大変です。

何かの警告だと思って、気を引き締めないとだめですね。




立ちはだかるのは・・・

2010-06-11 22:54:09 | 訪問看護、緩和ケア
訪問看護が開始されて、途中で訪問が難しくなる事があります。

ほとんどの場合、ご家族の中で「もう、必要ない。」と強く主張される方がいる場合です。


いろんな問題があり、四苦八苦しながら少しでも改善できるように頑張ってきましたが・・・

病状が不安定で通院も大変になってきたため往診医がつき、いろんな相談が出来るようにしました。

すると、まず『先生がいるので、緊急の加算はいりません。』と言われました。

つぎに、訪問看護の時間を90分から60分にして『何があっても途中で帰っていいから。』と言われました。

処置の途中で帰れって言われても、患者さんもかわいそうです。

けれど『後は家族がやるから帰って。』と言われれば、居座るわけにもいかずそのように・・・。

しかし、状況は悪化し排せつコントロールの悪さから殿部糜爛が悪化。

主治医の方針で、一切排便処置をせずに内服だけで様子を見る。お尻は亜鉛華軟膏を塗るだけにする。ということに・・・
そしてその翌日訪問すると、『何で来たの?!』と言わんばかりの雰囲気。

「排便介助がいらないんだから、看護師さん来てもすることないでしょ?もう来ないと思った。」みたいなことを言われ・・

スタッフ凹む・・・。

そして何をするのか、看護師のやる事をじっと観察・・。

う~ん・・・。

排泄ケアは確かに訪問看護では重要なお仕事ですが、それだけしているわけじゃあないんです。

清潔の援助や全身状態の観察、医師やケアマネとのパイプ役にもなっています。

ケアマネさんもこれにはびっくり。

今までも何度も訪問看護の必要性を話してくれていたのですが、太刀打ちできず・・・

主治医にそのことを伝えると、主治医もびっくり。
「えー!?緊急はずしちゃったんですか?訪問看護、入ってくれないと困りますよね。病状大変なんですよ。なんで?!」

どうもご家族の中でも「看護師さんには来てもらいたい。」という人と、「処置がなければ必要ない、お金の無駄。」と言う人がいる事がわかりました。

時々あります・・・。

訪問看護の価値を、「やってほしい事だけやる人。」と思っている方。
だいぶ前ですが「あなたは、私の言う事だけやってればいいのよ!」と言われて落ち込んでたスタッフもいます。

確かに、何もしない事が看護になる事もありますが、それはご本人の意思であって成り立つ事で、ご家族(しかも意見の強い外野の御家族)が言うのとは違います。

とはいえ、ご家族のご希望でもありますし、「それなら一旦引いてみて、ご自分たちでやって見るのもいいんじゃない?」と私は言いました。

ま、往診医もいますしケアマネもいます。
なにより、訪問看護は要らないと言っているご家族は介護職とのこと。

時に引くのも必要ですから。

でも、そのようにご相談をしたら、主治医が「それは困ります!僕が明日話に行きます。」と。

ケアマネさんもそれを聴いてホットしたようです。

引いてもいいんだけどな~。と思いつつも、結局排せつや病状が悪化するのは目に見えているので、先生も困るよな・・
そんな事を考えながら・・・
どちらにせよ先生のお話しの後にどうするかはっきりするのだと思います。

ただ、『先生の言う事は絶対!』の御家族なので、継続になるのかもしれません。

何だかすっきりしませんが、当の患者さんが一番辛いわけで、代弁者(介護者)によって、こんなにも状況は変わってきちゃうんですよね。

ちょっとがっかりなお話しでした。




嚥下機能悪いのかな?

2010-06-09 23:03:10 | 訪問看護、緩和ケア
私は、すごくよくむせるんです。

若いころから、自分の唾液でもむせっていました。

今もよくむせます。
ご飯粒とか、鼻に入ってとれなくて痛くて涙目になる事もあります。

なんでかな~?

これは将来、誤飲性肺炎を繰り返して胃瘻になっちゃうパターンかもしれません。

只、今のところは反射が良いので、なんとか誤飲は免れています。


患者さんにも嚥下の悪い方はたくさんいて、誤飲を繰り返す方もたくさんいますね。

初回訪問とかで、お話しをしているうちにも、喉のところでゴロゴロ言ってるかたに良く出会いますが、以外にも「飲み込みとか悪くないですか?むせませんか?」と聞くと「大丈夫です。ちゃんと食べれています。」と言う答えが返ってきたりします。

おせんべいだっってちゃんと食べています。

でも、お煎餅って、意外とむせないんですよね。
良く噛むし、ちゃんと「飲み込みますよー」っていう指令が脳から伝わるんでしょうね。

ぎゃくにお薬を飲む水とか、お味噌汁とかで『ブホッ!』とかなります。

「お水は一気に喉におちるので、気管の入り口にある蓋に命令が届くのが間に合わないんですよね。
で、ゆっくり喉に命令が届くように、水分にはトロミを付けてあげるといいんですよ~。」

などと話を持っていくのですが、「まだ大丈夫ですから、気を付けていますから。」とか言われちゃったりするんです。

うーん。

嚥下が悪くなった事を指摘されるのって、やっぱり抵抗あるのかな??

おしゃべりの合間に、喉の奥の方で小さな音がプツプツとかぎゅ~とか聞こえる事もあります。

主治医から気管切開の了解まで取られている患者さん。すでに構音障害は著明。
目の前でゼロゼロ、ゴホゴホ。
日常的に口腔内の痰を御家族がガーゼで取ってあげています。
吸引器のお話をしたらm『ほしいんですよね』っておっしゃる。

でも、食事はまだ大丈夫です。って・・・

病状が一歩進んだ事を認めることになるからなのか・・

そういう反応の場合は、それ以上はお話しをしません。

避けたい話であれば今する必要もなく、経過を見て行く中で、必ず納得せざる得ない事が起こってくるので、タイミングをみながらすすめて行けばよい事なので。

うちのステーションでは、耳鼻科の往診の時にお願いすれば、キムシノ先生が嚥下機能の簡単な検査もしてくれます。

鼻から細いファーバースコープを入れて、反射をみたり水を飲みこんで声帯の動きを見たりしてくれます。

舌の動きや、咽頭周囲の反射や喉頭蓋と呼ばれる蓋の動きや、声帯の動きなどです。

「3回に1回の割合で蓋が閉じるので、ゆっくりゆっくり食べて下さいね。トロミはできるだけつけてね。お口の中はいつもきれいにして下さいね。」などと丁寧にお話ししてくれます。

胸部大動脈瘤による反回神経麻痺で声がかすれ、飲み込みも悪くなった方がいたのですが、術後にひどく精神的に落ち込んで何も喉を通らなくなったときに、キムシノ先生をご紹介しました。

最初の診察で、「反回神経麻痺はあるけれど、まだ回復の見込みがあるから、頑張って嚥下の練習をしましょうね。大丈夫!まだ食べられるから。」と元気ずけられて、少しずつ食事がとれるようになりました。
彼は今でも気が沈むと、キムシノ先生の外来に行っては、「すごく良くなりましたねー!頑張りましたねー!」などと言われ、笑顔で帰ってきたりします。すごい!

食事がとれなくなること・・・。

それは、当たり前の生活が出来なくなる事ともに、命にかかわることです。
そして、人間のもっとも大きな欲求の一つでもあります。

なるべく長く、口から食べられる事。

少しでも誤飲を予防して、たとえ進行してもすぐに病状の変化に気ずいて主治医につなげられるようにすることも、訪問看護師の大事な仕事です。

それにしても、今から良くむせる私は、将来どうなっちゃうんでしょうね・・・


退院前訪問にて

2010-06-08 22:11:17 | 訪問看護、緩和ケア
今日は、県立がんセンターに退院前訪問に行ってきました。

退院前訪問は、退院にあたっての御家族や御本人との顔合わせであり、病院側からの申し送りであり、退院後の準備のためでもあります。

ですから、この近隣の大きな病院には、あちこち顔を出していて、相談室や連携室のスタッフの方とは、とてもいい感じで連携させてもらっています。

相談室に行くと、いつものお世話になっているSさんから「内部で大きな移動があったんです。新しいスタッフをご紹介します」と言われました。そういえば、Sさんも、室長のWさんも昇格されたと聞いています。

新しい連携室のスタッフが、にこやかに名刺を差しだしご挨拶して下さいました。

「私、去年瀬谷メディカルで研修させていただいたんですよ。」とのこと。

Sさんは「彼女、それで今回自分から地域連携を志願して、ここに異動になったんですよ。」と・・・

「えー!!うれしいです~!

「あの時、がんセンターから在宅に移ったKさんに連れて行って頂いたんです。」

「あー!!覚えています。忘れられない患者さんです。そうですか、あの時の!」

何だかうれしいですよね。

2年ほど前から、がんセンターに就労中の看護師を、在宅現場の研修場所として受け入れています。
みなさん、忙しい病棟勤務のなかで、お休みの時に研修に志願してこられる方なので、いろいろ思うところあっての研修なのですね。

たった1日の研修ですが、病棟看護師が在宅現場を目の当たりにして、両方の視点からより良い連携をしたいと考え、そのセクションに志願して来られた。

すごくうれしいことです。

実習や研修の受け入れが、こんな形で実っていくのは感無量ですね。

明日の朝カンファでスタッフに伝えようかと思います。

いつも、同行訪問を面倒がらず、誰でも気持ちよく連れて行ってくれるスタッフのおかげです。

地域でちゃんと交流して、いろんなことを教えたり教えられたり・・・

昨日の記事じゃないけれど、自分から得ようとしなければ、目の前にあっても得られない。

みんなで、イイもの作りあげられたら、何よりうれしいことですね。

ヘルパーさんのプロ意識

2010-06-07 21:11:45 | 訪問看護、緩和ケア
ヘルパーさんのスキルアップって、どこで行われているんでしょうね。

同じ2級ヘルパーでも、『私は身体介護は自身がありません。』って言う人もいますよね。

施設でも、頻繁に勉強会を開いていて、いつもモチベーションを高く持っているところもあれば、家族との面談を平気で3回もすっぽかして、『あ、すいません。ダブルブッキングってやつですか。えへへ』なんてのたまうスタッフがいるところもあります。

訪問介護ともなれば、1対1での援助ですから、プロのヘルパーとして必要な技術や知識は持っていてもらわないと困るんですよね。

今、神経難病で重症度の高い患者さんに、医療保険で訪問看護が入っているのですが、構音障害もあり会話も難しく、排便援助も時間がかかり、さらに度重なる尿路感染でバルンの閉塞が頻繁で、膀胱洗浄もしなければいけません。

さらに、最後に車いすへトランスファーをしてから、シーツ交換までやっていました。
結果、毎回(週2回)訪問に2時間かかりますし、緊急訪問も頻回です。

ここには、やはりデイサービス以外にヘルパーさんも入っていますが、陰部洗浄とやっと了解してもらえた座薬の挿入を終えると、いつもさっさと帰ってしまうのだそうです。

でも、ほかにやることいっぱいあるのだけれど、それだけやったら終わりですって。

なんだろう??

「もしよろしければこういう事も、ああいう事もお手伝いできますが、これは必要じゃないですか?」と御家族やケアマネに提案する事も必要だと思うのですが・・。
うちのヘルパーさんなんかも、よく提案をしてくれます。
他のヘルパーステーションでも、病状観察と報告をきちんとしながら、重症度に関わらずきちんとケアをしてくれるところもありますよ。
彼らは積極的に動いてくれるし、周囲への配慮もできるのでいつもお願いしています。

ケアマネに言われた事をやるだけが、ヘルパーの仕事と思っていたら、いつまでたってもヘルパーさんの地位も向上しませんよね。

現場で必要と思われる問題を抽出して、問題を共有して改善する。

こういう事を、出来る人とできないひととの差はなんなのでしょう。

結局、その難病の患者さんには、ベット上での洗髪と寝ている状態でのシーツ交換を、ケアマネさん経由でお願いしてみましたが、ケアマネさん何となく歯切れが悪い感じでした。

同じ系列のヘルパーしか使えないないので、あまり強く言えないみたいです。

ご主人も、ちょっと面倒なケアは、そこのヘルパーさんに任せるのが不安のようで、全部看護師に委ねてきます。

せっかくチームで在宅を支えるのだから、なんとか業務を分担してほしいなと思います。

「ヘルパーさん、いつも早く帰っちゃうよ。」なんて御家族に言われているのを知っているのか・・・
やれることたくさんありますよ。

ベット上の洗髪や、シーツ交換の仕方がわからないなら、いつでも同行いたします。

確かにプランに沿ってしなければいけない援助ですが、言われた事だけやるのではプロとしてどうなのかな?

そんなん風に思います。

yokohama バラクライングリッシュガーデン

2010-06-06 21:54:49 | 草、花、収穫

平沼橋と西横浜の間くらい、ハウジングプラザの中にある、バラクライングリッシュガーデンに行ってみました。

帰りのお買い物も考えて、夫と車で行きました。
ハウジングプラザに併設しているので、駐車場はかなり大きくて便利です。

入場料は1000円・・・高・・・
さらに、夫はスコーンセット付きの1500円入場券を買いました。

有料ブースの前には、テラコッタや苗を売る店や、おしゃれなティーセットやクッキーを売るお店、Tシャツなどを売るお店がありましたが、お値段はかなりなものでした。
その奥がカフェテリアになっています。

ガーデンに入ると・・・

残念ながら、バラは終わってしまったみたいです。
でも、まだオープンして間がないためか、苗は全部小さいですね。
きっと何年かごには、このアーチ全体にバラがからむのでしょうか??

中は、いくつかのテーマで作ってあるみたいでした。
白を基調にした庭。


 

自然との融合みたいなことが書いてある広場もありましたが、ウーン・・雑草なのか植えたものなのか・・・

 

アジサイが所々咲いています。
色がきれいでしたが、まだまだ小さい株ですね。

 

それから、イギリスと日本の融合とかで、水琴窟なんだそです。


 

  

ガーデンにはベンチが似合います。

部分、部分で見るとそれなりにきれいですが、全体の感じが「え?これだけ??これで1000円?」って感じは否めませんが、これからのガーデンなのでしょうね。
私的には、「風のガーデン」みたいなガーデンが見れるかと期待していただけにちょっと残念。

どうせなら、あと3年後くらいに行くともう少しボリュームのある庭になっているかもしれません。

苗もグッズもちょっと手の出ないお値段でした。

で、帰りに星川の「コーナン」によって、ストレス発散。
ツルバラ「ポンポネッラ」の苗(1280円)や素焼きの鉢(980円)などをお買い上げ。
帰ってから、前日に買っておいた「つる性アイスバーグ」も一緒に素焼きの鉢にそれぞれ植えこみました。

なんだか、バラにはまりそうで怖い私です。

ちなみにスコーンは絶品でした。


6月5日今日の庭

2010-06-05 23:45:10 | 草、花、収穫
カンパニュラやニゲラはほとんど終わりました。

今、満開なのはこれ。

マトリカリアスノーホワイト

菊の仲間ですね。種をまいて花が咲くまでどんな花なのかもよくわかりませんでしたが、白くてすごくかわいい小花がびっしりとついて、うれしい驚きです。
かわいいですよ。
切り花にしても、ほかの花との相性も抜群で、大好きな花になりました。

インパチェンスも満開です。
八重のドレッシーな花が、次々と開いています。

バレリーナもどんどん開いています。

そして、ゴージャスなアリストロメリアも。

これは千鳥草。
千鳥草は、悲しいかな花をほとんど虫に食べられちゃいました。ひどい!

アジサイも何種類かありますが、これが好きです。

写真で見るより、ほんものはもう少しグリーンがかっています。
小さめのグリーンがもう少し濃い状態で切り花にしてほかの花と合わせると、とてもおしゃれな感じになります。

矢車草  

長いですね、まだまだ咲いています。

カラー

タイム

短い間だけれど、気持ちを優しくしてくれる草花に感謝です。

読書タイム

2010-06-05 23:17:22 | 日々のあれこれ


やっと読み始めました。
出てすぐに楽天BOOKSで買っておいたのですが、夕飯終えてブログ更新したりして夜中に布団に入るとバタンQで、なかなか読み始められませんでした。
電車通勤とかだったら、読めたかな~?
いや、寝てたでしょうね。

3日に久々電車に乗り、ずっと読みかけでそのままだった浅田次郎氏の「天切り松 闇語り」を読み始めそのまま入り込んでしまいました。
笛のお稽古のあと、訪問看護連絡協議の役員会の待ち時間にそごうの地下で軽食を取りながら、不覚にも泣いてしまいあわてました。
デパ地下のカフェテリアで、女一人パンをかじりながら泣くのは変でしょう?

でも、やっぱすごいです。浅田節炸裂。
なんど浅田先生の作品に泣かされたか・・・

場面設定が留置場なのです。
ここに小柄で一見穏やかそうな老人が拘留されてくるのですが、彼こそ稀代の大泥棒「目細の安」の子分で、のちにその名も知られた「天切り松」という大泥棒だったわけです。

実は天切り松は、警察への防犯指導や犯罪の手口などを教えたり、現場の人材教育なんかのために拘留されているのですが、誰もが一目も二目もおく大物なのです。

その天切り松が、留置場の横柄な係官や、つまらない犯罪で留置されている犯罪者たちに、六尺四方にしか聞こえないという夜盗の声音「闇がたり」で、遙かな昔を物語り始めるわけです。

これがもう、たまらなくかっこいいんですよ。
登場する人物「目細の安一家」のめんめんがどれほどかっこいいか。
泥棒ったって、けちな泥棒じゃなくてすごいんです。

松の悲劇的な幼少時代から、目細の安に見受けされてからの物語に、どんどん引きずり込まれ、そのスケールの大きさと暖かさにおもわず涙がこぼれます。

是非読んでみてください。

そんなわけで、読書週間がやってまいりました。
読み始めると止まらなくなるので、寝不足が心配ですが、やっぱり本っていいですねー。

朝からウルッと・・・

2010-06-03 23:04:39 | 訪問看護、緩和ケア
しぇ~
今日は初めての市訪問看護連絡協議会の役員会でした。
夜の7時から始まって、終わったのが10時そして11時に自宅に着きました。
参った~。
そこで協議された盛りだくさんの業務分担も含めて、こんなに大変だとは思わなんだ・・。
ちゃんとお役目全うできるか不安が・・・。
でも、引き受けたからにはやるしかないですね。足手まといにならないように頑張ります。


ともあれ、今朝のショートカンファで、ウルッとした話を聞いてください。

先日、長い在宅介護をえて、お母さんを見送ったKさんのお話です。

Kさんのお母さんはいわゆる老衰で、寝たきりになって数年、月の半分をショートステイ、残りの半分を自宅で過ごされていました。

ショートステイを利用していたY特養は、とてもモチベーションの高い施設で、デイサービスにせよショートにせよ、たとえ終末期であっても受け入れてくれるところです。

先日もデイサービスでのお看とりをしてくれました。
そして今回も、数日前から状態が落ちていたKさんのお母さんをショートステイさせてくれていました。

ご家族の就労状況や介護力を良く理解してくれて、ご家族の希望に沿っての受け入れでした。

終末期の利用者をギリギリまで受けてくれる施設はそんなに多くはありません。

ほとんど場合、老健ですら断られます。

Kさんのお母さんも、いよいよ危篤状態となり、往診医も施設に出向き、間もなくお別れが近いことを告げました。
とても不安が強く、Kさんはショートステイの継続をお願いし、その晩は泊ることになっていたようです。
しかしその前に、お母さんは静かに旅立たれてしまいました。

昨日、担当の看護師とケアマネがご挨拶に伺ったとき、Kさんはこんな話をしてくれました。

「施設の方に、本当に良くしていただいてとてもありがたかったとお礼を言った時『いいえ、とんでもありません。私たちはKさんのおかげでとてもよい勉強をさせて頂きましたこちらこそありがとうございました。』」と言われました。
母は、ずっと世話になるばかりで、誰の役にも立たずに逝ってしまったと思っていたのに、そんなふうに『勉強させていただきました』なんて、言ってもらえるとは思いませんでした。母は、誰かの役に立っていたんだと思うと、とてもうれしかったです。」と

いろんな形で人とかかわるときに,言葉一つでこれほど相手の気持ちを高めることができるんですね。

死というものにたいして、医療職ではない人たちのほうが、より厳粛に向き合うことができるのでしょうか?

そうではないと思います。

たとえ、日々死と向き合う医療者であっても、それは向き合う人の、気持ちの問題だと思います。

こういう話を聞いて、「はあ、そうですか。」で終わる人もいれば、うちの担当ナースのように、涙を浮かべて話してくれる人もいます。
彼女が伝えたかった事は、カンファにいたスタッフみんなに伝わりました。

看護師として優秀だとか、医者として腕がいいとか、そういう以前に、感性の問題なのだと思っています。
感性の鈍い人に、よい看護はできないと、私は思っています。
たとえ、救命救急の現場であっても、感性はの豊かな人は気ずきも多いはずだし、センスの良い看護ができるのだと思っています。

今朝この報告を聞いていた看護学生はどう思っていたのかな?

心のどこかに引っかかってくれて、看護師として働き出した時に、「患者さんに学ばせてもらっている」と思える看護師になってほしいなと思いました。


便の話

2010-06-02 23:48:24 | 訪問看護、緩和ケア
時々初回訪問とかで、ひどく便が貯留している方に出会います。

「今までは?」ときくと意外に「毎日出ています。」と言う方も多く、「便秘です。」と言う方も「3日前には出ました。」というお返事があったりします。

「入院中は毎日出てました。」と言っていた今日の患者さんも、直腸にぎっしりと便が詰まっていて、おなかも結構張っていました。
どうも、おむつ交換の時に、少しでも出ていたら「排便あり」と記録されるからなのだと思います。

でも、どう考えても1日2日の便じゃないんですよ~。

施設も病院も忙しいから、時間でおむつ交換はするものの、直腸までは確認しないのでしょうね。

中には、肛門が押し広げられている方もいます。

この前はターミナルの方が、座薬が入らないほど便で詰まっていました。

ご家族の前で、摘便をすると粘度のような便がとめどなく出てきたため、奥さまはびっくりしていました。
「これじゃあ、苦しかったでしょうねぇ。こんなことをしてもらったことはないし、誰も気ずいてくれなかったし・・」と言っていました。
血圧もかなり低かったので、浣腸はかけずに結局毎日大量に摘便をしても、次の訪問にはまた詰まっている状態でした。
ほとんど食事は撮れていず、IVHの方だったのに、いつからこんなに溜まっていたのか、不思議でした。

寝たきり状態で、意識レベルが下がっていたり、認知が進んでいたりすると、便意もわかりませんし、いきむことも忘れてしまいます。
だから、「ちょっとずつ毎日出ています。」という方は要注意です。
必ず、直腸診をします。

そして、そこから排便コントロールが始まります。

この排便コントロール。
以外にも、ご家族やご本人の信頼を得るのに一番の近道になります。

たとえば、かなりサービス全般に拒否的だった方が、夜になって便秘で四苦八苦し、苦しんだ挙句緊急訪問で排便があったときには、この瞬間からものすごい感謝感激されたりします。
そして、次の訪問からはもう、「どうぞどうぞ」になって、私たちの言うことだけは受け入れてくれるようになったりします。

これは本当に、魔法のようなケアですね。

「下の世話のなかでも、家族でもできない汚い仕事を、夜に来てくれて嫌な顔をせずにやってくれた。」
と言って、お別れの後でもご家族から『あの時は・・』と言っていただけます。

とはいえ、別にありがたがってもらうためにやるのではなくて、直腸に便がぎっしり詰まっている状態で、誰がごはん食べられますか?
ということなんです。
座薬だって出てきちゃいます。

便秘症の方は経験あるかもしれませんが、ひどく便秘して硬くて出せないときには、座るのもお尻が痛くて辛いんですよ。
脱肛や痔のある人はもっと辛い。

在宅での排便ケアは、なくてはならない花形の援助です。

びっくりするような事もある。

2010-06-01 23:04:31 | 訪問看護、緩和ケア
個人差って言えばそれまでなんですが、びっくりするようなこともあるんですよ。

終末期に入って、普通麻薬や鎮痛剤が増えて、安定剤なんかも結構飲んでると、ほとんどの方が終日ウトウトとされて、過ごされるのですが、なかにはぜんぜん元気に動かれる方もいて・・

デュロテップMTパッチも16.8mg×2枚も貼って、レスキューはオプソ20mg、それでも効かなければアンペック20mg、さらに定時でデパスにサイレース二なんだかんだ。

これだけ麻薬や安定剤を使っていると、普通は横になっているほうが楽だと思うのですが、IVHの点滴台を持って家の中をあちこち移動。
動きすぎてポートの針が抜けちゃったりする方がいます。(それも、IVHが抜けてポートにしたんですよ・・)
そのうえ、入院中はほとんど食べられなかったのに、今は毎食お粥や煮物などを食べているんです。(サンドスタチンも使ってたのに!?)

さらには、夕方はお買い物、さらにその夜は9時過ぎにスーパーで転んじゃったと連絡が・・・

そして、訪問するといつの間にか看護師のカバンに、なぜか栄養ドリンクをそっと忍ばせる名人なんです。
ある看護師は、なんとステーションに戻ってから、栄養ドリンクが5本も入っていたことに気ずいてびっくり!

私が、初めて夜緊急訪問した時は、「お礼を!!」と言って、「ちゃんと利用料を頂きましたから、それは受け取れません!!」と逃げながら言う私を追っかけて、点滴台をひっぱってお金を渡そうと走ってきた事もありました。

さすがに、お金はあきらめ今は、そっと栄養ドリンクをかばんに入れてくれますが・・。
それはみな、ありがたく頂いています。

そんな彼女には、なんどもびっくりさせられましたが、今ではうちのナースたちのアイドルです。
とってもチャーミングで不思議な動きをするので、訪問が終わると行ったことのあるナースたちでいつも盛り上がるので、「私も仲間に入りたいから一回行きたい~!」というナースまででるくらいです。

何だか不思議に魅力的な彼女ですが、実は病状はあまり思わしくなく、私たちも出来ることならこのまま、楽しい訪問でいられる事を祈りながらも、その先にある別れの時を考えると、悲しい気持ちになってしまうのです。