☆わんこと一緒の想い出と共に☆

シェルティと暮らしていたマールママの記録と記憶のためのページ

ドイツに学べ

2012年01月29日 | ワンコ

子どもと犬のしつけは ドイツ人に習え』 ということわざがあるそうです。

ご覧になった方も多いと思いますが 先日のBSプレミアムでの

「 旅のチカラ 犬の幸せってなんだろう・・」という番組

 

 

大の犬好きでペットの保護活動にも取り組む女優・浅田美代子さんが、動物愛護の先進国ドイツへ

犬の刹処分 ゼロ を実現している国 ドイツ 

各地にある「ティアハイム」という犬の孤児院は

自分の犬だけでなく、犬は人間社会に必要な大事なパートナーだという考え方に支えられ

多くのボランティアスタッフや会員による寄付金・遺言による寄付金などで運営されています。

ドイツはペットショップがなく、一般的にブリーダーからの直接販売か、この施設で希望する犬を探すのです。

施設内は広く清潔な室内で飼い主が見つかるまで、きちんと管理され

施設を訪れ面接に来る新しい飼い主に 年間2万頭の犬が引き取られているとのこと。

15000円の犬税が義務づけられ  愛情に伴う責任がこの国のルール

路上生活者の飼い主の両脇に大型犬が寄り添い 

どんなに貧しくても犬税は払い、ワクチンを打ち パンを分け合い

一緒に生活していたシーンが印象的でした。

 

ドイツでは、ほとんどの犬がドッグスクールに通い 子犬の頃から徹底した、しつけと

犬以上に飼い主の自覚が促され、飼い主の教育が大切とされています。

 犬はしつけができて はじめてフリーにできる。

しつけの行きとどいた犬たちが電車なども子供料金で利用でき 社会に溶け込んでいます。

飼い主失格と判定されれば犬を取り上げられます。

虐待を受けたり、捨て犬などを引き取りる施設が“動物の孤児院”「ティアハイム」なのです。

浅田さんは、飼い主希望者に渡すまで育てているベルリンのその施設を訪れ

実際に虐待を受け、扱いの難しくなった闘犬の血を引く1匹の“問題犬”のしつけを任されました。

その犬を人に慣れさせ、犬との信頼関係は築けるのか…不安だった浅田さん。

自分の犬と他人の犬という垣根を払うことなど 飼育員からアドバイスをもらいながら

犬の気持ちを理解し、自信を持って接することによって

犬は浅田さんと向き合うようになり1週間で服従のポーズお腹をみせるまでになったのです。

 

犬の刹処分 ゼロ を目指し 

ちょっとでもドイツに近づけたらいいと努力する浅田さんに感心するとともに

あらためて「犬と人間の関わり方」 そして「犬の幸せ」を考えらせられる番組でした。

 

日本では、ペットショップで生後2カ月にも満たない子犬が店頭に並ばされ

 売れ残った場合どうするのか・・・考えることすら恐ろしい実態と 

捨てられた犬が刹処分されるという現実があります。

 

昨年、旅行して ドイツの人たちの きれい好き、技術の確かさ、勤勉さ・・・

日本人と共通する部分が多くありながら

エコの問題や自然エネルギーに対する取り組み 動物に対する考え方など 

日本が大いに遅れていることを痛感しました。

ドイツから学び、取り入れるべきことが そこにあるような気がします。

 

 

 フォトチャンネル ドイツライン川と ロマンティック街道に 画像追加しました。