新しい元号が「令和」と発表され「平成」最後の4月もスタートしました。
あまり関心も示さず、時の流れに身を任せて・・・
こちらは4月というのに、みぞれが降ったり寒い日が続いています。
東京の方はソメイヨシノの桜が満開のようですね。
私は、藤沢の姉宅に居た3月初めに三浦海岸の河津桜を観に行ってきました。
満開も終わりに近づき、ひらひらと散りはじめていましたが
春を告げる特別な花を
今年見ることが出来なかった人に思いを寄せながら眺めてきました。
義兄が亡くなった後、悲しみに浸る間もなく様々な煩雑な手続きに追われ
私は姉に付いて歩くだけでしたがとても大変なことだと思いました。
戸籍・年金・保険・名義変更・解約・・・
息子たちも休みの日には来ていろいろ手伝ってくれていましたが
遺族が高齢者だけだとどうやっているのでしょう?
「ひとつ、ひとつ お父さんの跡形を消していく作業なのよね・・・」
と、淋しくつぶやいた姉の一言が胸に残ります。
お葬式も終わり、ちゃんとわかっているのに実感がわかないという姉
それは私も同じで、二人で一緒に居る間は泣くこともなく
病院でのこと・家に帰ってきたときのこと・最後の時間のこと・・・
なんども、思い出しながら話しをして咀嚼しているようでした。
「聞いてくれてありがとね」と。
義兄の病気が発覚して治療を始め入退院を繰り返して8ヵ月
その間病院には毎日顔を出していたという姉
どこに行くにも一緒の仲良し夫婦だったから
一人暮らしに慣れるには時間がかかると思うけど元気になってほしい。
また私、遊びに行くから!
いつもは頼りっぱなしの私だけど少しは力になりたいと思う。
私がお料理なんて作れないと思っていたらしいけど
やればできるの。テキパキはできないけど。
ご飯を一緒に食べて
「風呂入った! めし食った! まだ6時」って
お父さんがよく言ってた! と笑い
テレビを見ながら一緒にヨーロッパを旅した時の思い出話をしたり
のんびり過ごした冬の2か月
姉との貴重な時間でした。