土曜日の担当だったヘルパーさんがお辞めになられた。
自身のステップアップと、お年の関係だ。
私はヘルパーさんが去っていくとき、まともに後姿を見ることができずにそのまま見送った。
私は後姿が見られなかった後悔で、せめて光だけでもと、うちの窓ごしににじり寄り、最後のヘルパーさんの車のヘッドライトを見た。
サーチライトに照らし出された光は、ゆっくりと道路を照らし、そのままやがて消えていった。
その瞬間、あー、私はとうとう独りぼっちになったんだなー、と孤独を噛み締めた。
その模様、様子、瞬間、その時のことを福祉関係者に話すと、皆、一様に、「それは恋なんじゃないですか?」等と言われるのだが、私は違うと断言できる。私は年上は好みではない。
土曜日ヘルパーさんとは、人間対人間の、清い関係性だった。私は否定しつつも、そう勘繰られることもまた良し、楽しんでいる。
ある福祉関係者の方は、私のその時の様子を言うと、そのヘルパーさんもヘルパー冥利に尽きますね、と言っていた。
暫くは土曜日ヘルパーさんロスに悩んでいた私も、少しずつ元気を取り戻しつつある。私は、本当にいい人と巡り会えたようである。
土曜日ヘルパーさん、有難う!