深夜ラジオで、国会中継の、テレビでは放送できなかった部分について、詳しく夜中に、報道していた。
これは確か、立民、立憲民主党議員が、今国会で、与党の自民党に訊いていた、事柄である。
今年の春か初夏頃、NHKのテレビ、クローズアップ現代で取り上げられていたドキュメント。
日本人で、日本の長く続く不景気から逃がれて、国内から脱出した、元社会人、元サラリーマン、元自衛隊員、元看護師、元美容師等々、色々な職種の人達が、そこの或る、南にある国へ「出稼ぎ」に行っているんだと言う。
そこでは、農場があり、確かブルーベリーの実を摘んで集める仕事。
現地では、日本ならば、時給千円から千五百円位だろうが(これは東京などの場合。地方だともっと少ない)、そこでは、そんな単純作業が時給三千円以上がザラであると。
日本の大学卒業者も、日本で学生だった時の、大学奨学金が払えずに、むしろ、海外へ出かけて、現地で働くと、収入が日本の何倍にもなり、そこで、月に二十万円以上の、お小遣いも捻出、もらえて稼げる程の、うま味があると。
今や、この日本にいないで、外国、海外へと行った方が、「勝ち組」となれると。
勿論、現地と日本との、物価の差はあるが、とはその議員も言っていた。
それに、今は、移民だ、とか言ったって、外国人の方からお断りであり、こんな国、日本には、賃金が安くて何のメリット、うま味も無く、誰も日本なんかを目指しては、労働にも来てくれはしないのだ、と。
そしてその議員は、それら、NHKテレビの報道を絡めて、この、二十年、三十年四十年の、日本の時の政府の政策の誤り、間違いを指摘して、特に、今、問題なのは、この異常なる円安にある、とその立民の議員は厳しく指摘した。
それに対する、岸田首相の、その場での、狼狽するような、慌てふためき、動揺を隠せない、無様な格好で、質問に対して答えにならない答えを、この時、首相岸田は声を発し、していた。
私は、この一連の、首相と野党議員のやり取りを聴いていて、これはダメだ。この日本国は、ハッキリ言って終わったな、と思った次第。情けないが、これが今の日本の現実だ。
とにかく、誰もこの日本の現状を憂い救う人など、一人もいやしない。無責任な、その場に任せて合わせた、自分だけが良し、我が身大切、の人間ばかりが目立つのが今の与党、自民党公明党政権の本質だ。それは相当な大慢心、大懈怠(けだい)に他ならぬ。
そのうち、この異常なる日本国の現状現実に、しっぺ返しが来るから、覚悟しておいた方がいいと思う。人様、国民から恨みを買うと、何が起こっても可笑しくはない程、非常にコワいのだからね。
以上。よしなに。wainai