この話の前に、私は、だからって、ギターをやめる積もり等更々無いが、エレキにしろフォークにしろ、ギターにとって、ピアノ程には門戸が開かれてはいないと考える。
ピアノは、表題に掲げた如く、「街角」で気軽にセットされた場所で楽器を奏でられる。
しかしギターは、街中で演奏、ともなると、その場所を提供する地権者、地方公共団体等々に許諾をもらう必要があるのではないのか。
刑法、軽犯罪法、条例等、何かしらに引っ掛かる気がする。
或いは、今も影響するのか。香具師の様な。その場を買い取るイメージ。
ギターを間近で街中で演奏するのを見た事はない。
中学校の時、文化祭で有志の先生方がバンド演奏をなさり、その時初めて目の前でエレキギターの音や楽器を見聞きした。
必ず、ギターに限っては、家の中か、学校か、スタジオか、コンサート会場か…。
昔の映像で、1970年代か、どこか東京の渋谷駅か新宿駅前かの路上で若者達が何人か、或いは集団でギター演奏に興じているのを見た事がある。
あれは正に学生運動後の学生にある程度実権が握られていた時代の名残りだろう。
今の時代では、極端に言えば、外でのギター演奏は全てが許可制なのかも。家中でやる場合も近所迷惑は避けた上で…。
昭和のおおらかさが懐かしい。
私は或る音楽教室にて、高校生の頃、ラッパのトロンボーンを習う筈であった。
途中で取りやめたが、教室の先生と話し、私が高校のブラスバンド部の学生かと聞かれたので私は違うと。
それでその大きな音の鳴る楽器をどこで練習する積もりか聞かれ、近くの川の川原まで自分が出向いて行って練習するんだと私は言った。言わば青空音楽練習場である。
先生は一応、私の意気込みを買い、今度教室で会おうとの電話だったが、私は私の方からの余りに非常識な見方見識だと思い直し、その後うやむやとなった。
何でトロンボーンだったのか?何か楽器が弾きたかったとしか言えない。
楽器の音量では、ピアノはピアノ殺人事件がかつてあったので、演奏には配慮が意外と守りが鉄壁で手厚い。ラッパの類いも本来学校での産物であろう。
日本楽器の、津軽三味線じゃないうるさくない江戸三味線か沖縄の三線、箏や、尺八はギリギリ合格か?尺八はダメだな。
太鼓はまずいだろう。
ギター類もクラシックギター等は大人しくていいが、私は中学・社会人の時に挫折しているからダメ。
高校時代にアコースティックギターに凝ったので、今の自分がある。
やはり私はどちらにしろ、ギター派である。
※編集後記
最近の私は動画作成ばかりに費やしてしまい、文を綴る事を忘れてはいないが、中々勘が戻らない。これは文章のリハビリテーションの一形態です。
以上。よしなに。wainai