漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読 (その146)

2015年07月08日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<トピックス>
*「滕がる」・・・「わきあ(がる)」はこの字のみですね。「湧き上がる」「沸きあがる」・・・などありますが、「(わきあ)がる」となったら、この「滕」を書かないと・・・。この「滕」には「わ(く)」もあるので、「滕(わ)き上がる」とも読む。出題された「縢(かが)る」に字が似ているので注意。「わきあがる」は「水」、「かがる」は「糸」・・・。
*「寒暑」の同義語・・・ソウネツ→「滄熱」・・・こんなのは流石に出ないだろうけど。マイナーすぎる・・・(^^;)

●熟語の読み・一字訓読(その146)です。
<滄:ソウ、さむ(い)、あお(い)、あおうなばら>
・さむ(い):淒滄、滄滄=①寒いさま、②天の広く青いさま 滄熱=寒いと暑い=寒暑
・あお(い):滄茫=蒼茫=青々として広いさま 滄浪=青々とした水色
・あおうなばら=滄海、滄瀛
<滕:トウ、わ(く)、わきあ(がる)> *「騰」に通ず。
・わ(く)、わきあ(がる):沸滕(騰)、滕口(トウコウ)=放言
・その他:滕室=墓穴 (漢の滕公の故事から・・・「滕公佳城」(蒙求の標題)・・・佳城は墓地のこと)。滕宏=胡麻。滕六=雪の神の名。滕王閣。
<溏:トウ、いけ、どろ>  *参考:塘:トウ、つつみ 【池塘】ちとう
・いけ:池溏
・どろ:溏泄(トウセツ)=泥状便のこと
 *池塘、地塘、池溏(ちとう)は、湿原の泥炭層にできる池沼
 *「池塘」は池沼の堤を、「池溏」は池沼の水をそれぞれ指すらしい。
<溥:フ、あまね(し)、ひろ(い)、おお(きい)、し(く)>
・あまね(し):「溥(普)天の下、率土の浜」:天があまねくおおう所と、地の続く 果て。全世界。天下。
・ひろ(い):溥天、溥博・・・
・おお(きい):溥原=大原、溥愆(フケン)=大きな過失、溥博(「溥博なること天の如し」)
・し(く):(大漢和、熟語なし。字通、字なし)「敷設」の「敷」に通ずとあるので「溥設」?
<溟:メイ、くら(い)、うすぐら(い)、うみ、おおうなばら>
・くら(い)、うすぐら(い):溟濛=小雨がふってくらい(うすぐらい)、溟溟
・うみ、おおうなばら:溟海、滄溟、南溟、北溟

👋👋👋 🐑 👋👋👋

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 熟語の読み・一字訓読 (そ... | トップ | 熟語の読み・一字訓読 (そ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

熟語の読み(音・訓) ー1級-」カテゴリの最新記事