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●熟語の読み・一字訓読(その79)です。
<嬾:ラン、おこた(る)、ものう(い)>
・おこた(る):嬾惰=懶惰=なまけ怠る、嬾癖=なまけぐせ、嬾婦=なまけ女・不精な女、嬾情=懶情=怠る心、嬾慢=懶慢=なまけ気まま
・ものう(い):嬾惰=懶惰=ものうく怠る、嬾看=見るにものうい、嬾拙=ものうくつたない、嬾煙=ものういようにただよう煙霧(春、湖水上に浮かぶ靄をいう)
<孅:セン、かよわ(い)、こま(かい)>
・かよわ(い):孅弱=①身体のかよわいこと・たおやか ②筆致が細かで弱いこと 孅研=小づくりでうるわしい・細くて美しい=「繊妍」に同じ
・こま(かい):孅介(センカイ)=こまかい、ちいさい、細小、細緻 孅悉(センシツ)=極めて微細なこと
<孀:ソウ、やもめ>
・やもめ:孀娥=孀婦=寡婦、孀居=やもめぐらし、孀閨=やもめのいる部屋、孀老=年老いたやもめ
<孒:キョウ、ぼうふら>
・ぼうふら:孑孑(ケッキョウ、ぼうふら)=ぼうふら、短い、右臂・右腕がないさま
<孑:ケツ、ゲツ、ひと(り)>
・ひと(り):孑立=一人ぼっちで立つ=孤立、孑遺(ケツイ)=ただひとつ残っているもの=遺種、孑孑(ケツケツ)=①ひとりぼっち・特出のさま・孤立のさま ②小さいさま ③俗に、「ぼうふら」をいう=孑孒(ケッキョウ・ぼうふら)、孑絃=一本の絃、孑然=孤独、ただひとつのさま、孑短(ケッタン)=みじかい
*「孑」には、「孒」(右腕がない意あり)に相対応して、「左腕がない」意あり。
<孕:ヨウ、はら(む)、みごも(る)>
・はら(む)、みごも(る):孕婦、孕胎=懐胎、孕育=孕鬻、孕月=①月をはらむ ②産み月、臨月 、孕珠=珠をはらむ(子をはらむこと)
<孚:フ、かえ(す)、まこと、はぐく(む)>
・かえ(す) :孚化=孵化、孚卵、孚乳=鳥が卵を抱いてかえす
・まこと :孚信=信実、孚兌(フタイ)=まことがあって喜ぶ(易、兌)
・はぐく(む):孚育=はぐくみ養う=孚養
・その他(つつむ、おおう意あり):孚洽(フコウ)=あまねく行きわたる、孚尹(フイン)=玉の光るさま、玉のあやのあるさま
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●熟語の読み・一字訓読(その80)です。
<孛:ハイ、ボツ、ほうきぼし> *「ボツ」は慣用音
・ほうきぼし:孛星(ハイセイ)=孛彗(ハイスイ)、妖孛(ヨウボツ)、飛孛(ヒボツ)、彗孛(スイボツ)・・・
*「ハイ」と読むときは大きなほうき星、「ボツ」と読むときは小さなほうき星・・・と、どこかで読んだか見た記憶が・・・不確かです。
<孥:ド、ヌ、つまこ>
・つまこ:孥戮(ドリク):妻子まで罰すること
・その他(子、しもべ・やっこ の意あり):孥稚(ドチ)=幼い者、孥輩(ドハイ)=召使い達
<孩:カイ、ガイ、あかご、ちのみご>
・あかご、ちのみご:孩嬰=嬰孩、孩幼、孩童、孩孺、孩子、孩提・・・
<孰:ジュク、たれ、つまび(らか)、いず(れ)>
・たれ :孰誰(ジュクスイ、たれぞ)=誰か、何人か、「孰(たれ)ぞ、能く・・・せん」
・つまび(らか):孰計=熟計=よく考える、つまびらかに計る、孰察=熟察=つまびらかに察する、孰視=熟視=よくみる、つまびらかにみる
・いず(れ) :孰若(いずれぞ)
・その他(「ねんごろ」の意):孰諫(ジュクカン)=ねんごろにいさめる=熟諫
<孺:ジュ、ちのみご、おさな(い)>
(訓に対応する音熟語の区別は厳密ではありません。どちらでも対応すると思います。)
・ちのみご :孺嬰、孩孺・・・
・おさな(い):孺子、孺孩、孺弱=幼くか弱い
<孼:ゲツ、ひこばえ、わざわ(い)、わきばら>孼=孽
・ひこばえ :孼芽(ゲツガ)=芽生え、端緒
・わざわ(い):妖孼=孼卿=不吉なしるし、孼根(ゲツコン)=わざわいのもと、孼海(ゲツカイ)=罪悪の多い人生=業海、孼障=わざわいの行為、孼種=わざわいのたね・・・
・わきばら :孼子(ゲッシ)=妾腹の子・庶子=孼庶(ゲッショ)、孼孫=庶出の孫、孼嫡(ゲッチャク)=妾の子と正妻の子=嫡庶
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●熟語の読み・一字訓読(その79)です。
<嬾:ラン、おこた(る)、ものう(い)>
・おこた(る):嬾惰=懶惰=なまけ怠る、嬾癖=なまけぐせ、嬾婦=なまけ女・不精な女、嬾情=懶情=怠る心、嬾慢=懶慢=なまけ気まま
・ものう(い):嬾惰=懶惰=ものうく怠る、嬾看=見るにものうい、嬾拙=ものうくつたない、嬾煙=ものういようにただよう煙霧(春、湖水上に浮かぶ靄をいう)
<孅:セン、かよわ(い)、こま(かい)>
・かよわ(い):孅弱=①身体のかよわいこと・たおやか ②筆致が細かで弱いこと 孅研=小づくりでうるわしい・細くて美しい=「繊妍」に同じ
・こま(かい):孅介(センカイ)=こまかい、ちいさい、細小、細緻 孅悉(センシツ)=極めて微細なこと
<孀:ソウ、やもめ>
・やもめ:孀娥=孀婦=寡婦、孀居=やもめぐらし、孀閨=やもめのいる部屋、孀老=年老いたやもめ
<孒:キョウ、ぼうふら>
・ぼうふら:孑孑(ケッキョウ、ぼうふら)=ぼうふら、短い、右臂・右腕がないさま
<孑:ケツ、ゲツ、ひと(り)>
・ひと(り):孑立=一人ぼっちで立つ=孤立、孑遺(ケツイ)=ただひとつ残っているもの=遺種、孑孑(ケツケツ)=①ひとりぼっち・特出のさま・孤立のさま ②小さいさま ③俗に、「ぼうふら」をいう=孑孒(ケッキョウ・ぼうふら)、孑絃=一本の絃、孑然=孤独、ただひとつのさま、孑短(ケッタン)=みじかい
*「孑」には、「孒」(右腕がない意あり)に相対応して、「左腕がない」意あり。
<孕:ヨウ、はら(む)、みごも(る)>
・はら(む)、みごも(る):孕婦、孕胎=懐胎、孕育=孕鬻、孕月=①月をはらむ ②産み月、臨月 、孕珠=珠をはらむ(子をはらむこと)
<孚:フ、かえ(す)、まこと、はぐく(む)>
・かえ(す) :孚化=孵化、孚卵、孚乳=鳥が卵を抱いてかえす
・まこと :孚信=信実、孚兌(フタイ)=まことがあって喜ぶ(易、兌)
・はぐく(む):孚育=はぐくみ養う=孚養
・その他(つつむ、おおう意あり):孚洽(フコウ)=あまねく行きわたる、孚尹(フイン)=玉の光るさま、玉のあやのあるさま
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●熟語の読み・一字訓読(その80)です。
<孛:ハイ、ボツ、ほうきぼし> *「ボツ」は慣用音
・ほうきぼし:孛星(ハイセイ)=孛彗(ハイスイ)、妖孛(ヨウボツ)、飛孛(ヒボツ)、彗孛(スイボツ)・・・
*「ハイ」と読むときは大きなほうき星、「ボツ」と読むときは小さなほうき星・・・と、どこかで読んだか見た記憶が・・・不確かです。
<孥:ド、ヌ、つまこ>
・つまこ:孥戮(ドリク):妻子まで罰すること
・その他(子、しもべ・やっこ の意あり):孥稚(ドチ)=幼い者、孥輩(ドハイ)=召使い達
<孩:カイ、ガイ、あかご、ちのみご>
・あかご、ちのみご:孩嬰=嬰孩、孩幼、孩童、孩孺、孩子、孩提・・・
<孰:ジュク、たれ、つまび(らか)、いず(れ)>
・たれ :孰誰(ジュクスイ、たれぞ)=誰か、何人か、「孰(たれ)ぞ、能く・・・せん」
・つまび(らか):孰計=熟計=よく考える、つまびらかに計る、孰察=熟察=つまびらかに察する、孰視=熟視=よくみる、つまびらかにみる
・いず(れ) :孰若(いずれぞ)
・その他(「ねんごろ」の意):孰諫(ジュクカン)=ねんごろにいさめる=熟諫
<孺:ジュ、ちのみご、おさな(い)>
(訓に対応する音熟語の区別は厳密ではありません。どちらでも対応すると思います。)
・ちのみご :孺嬰、孩孺・・・
・おさな(い):孺子、孺孩、孺弱=幼くか弱い
<孼:ゲツ、ひこばえ、わざわ(い)、わきばら>孼=孽
・ひこばえ :孼芽(ゲツガ)=芽生え、端緒
・わざわ(い):妖孼=孼卿=不吉なしるし、孼根(ゲツコン)=わざわいのもと、孼海(ゲツカイ)=罪悪の多い人生=業海、孼障=わざわいの行為、孼種=わざわいのたね・・・
・わきばら :孼子(ゲッシ)=妾腹の子・庶子=孼庶(ゲッショ)、孼孫=庶出の孫、孼嫡(ゲッチャク)=妾の子と正妻の子=嫡庶
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