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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・長らく中断しておりました「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開しています。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理していきますので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・この回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その235)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<芟:サン、セン、か(る)、とりのぞ(く)> *サン(漢音)・セン(呉音) *漢検2:「とりのぞ(く)」訓ナシ。意味・熟語はあり。
・か(る):芟刈(サンガイ)=かりとる、芟草(サンソウ)=草をかる、
・とりのぞ(く):芟正=悪いところを除いて正しくする=刪正、芟除(サンジョ・センジョ)=かりのぞく *大漢和・大字源・字通は「サンジョ」読みのみ。漢字源・漢検2「サンジョ・センジョ」。芟去、芟荒=茂った草をかりのぞく、芟夷=草をとりのぞく→乱賊を除き平らげる、芟穢(サンワイ)=悪草を刈りのぞく(世の害悪を除くたとえ)、芟薙(サンテイ)=かりのぞく、芟汰(サンタイ)=のぞき去ること、芟斫(サンシャク)=草を刈り木を切る、芟鋤(サンジョ)=草を刈り除き根をすき去る→乱を平らげ世を鎮めるたとえ
<芻:シュ、ス、スウ、か(る)、くさか(り)、まぐさ、わら> *シュ(呉音)ス(漢音)スウ(慣用音)
・か(る):芻蕘(スウジョウ)=草をかること
・くさか(り):芻蕘、芻樵
・まぐさ、わら:反芻、芻米、芻藁(スウコウ)=まぐさ・わら、芻禾(スウカ)=枯れ草・わら、芻草、芻菽(スウシュク)=まぐさと豆、芻薪、芻秣、芻狗(スウク)=わらでつくった犬、・・・
・その他:芻奠(スウテン)=香典・弔礼、芻豢(スウカン)=草食の家畜と穀食の家畜・・・「芻豢甘きを加えず」:物事の優劣・上下の区別が混同され易い喩え(既出)
<苡:イ、シ>(<薏:ヨク>)
・薏苡(ヨクイ・ヨクシ)=はとむぎ、苡米(シベイ・イベイ)=苡仁(シジン・イベイ)=ずずだまの実、薏苡仁(ヨクイニン)=はとむぎの実、薏珠子(ヨクシュシ)=はとむぎ
・四字熟語「薏苡明珠」
(参考)薏米(ヨクベイ)=薏苡の実(大漢和・字通)、薏茨(“イジ”)=はとむぎ(大漢和:「薏(イ)」読みあり)
・漢検2:「薏(ヨク)」:意味①蓮の実の中身 ②イネ科の一年草「薏苡(ヨクイ・ヨクシ)(はとむぎ・じゅずだま)に用いられる字」
・漢字源:精した穀粒を「薏苡仁(ヨクイニン)」「薏苡人(ヨクイジン)」「薏苡子(ヨクイシ)」といい、食用専用にする。
<苣:キョ、たいまつ、ちさ、ちしゃ>
・たいまつ:苣文=苣紋=たいまつの炎の模様
・ちさ、ちしゃ:萵苣(ワキョ・カキョ)=<萵苣(ちさ、ちしゃ)>、苣荀(キョジュン)=草の名(ちさ)
・その他:苣勝(キョショウ)=ゴマ(胡麻)の異名。
*「萵苣」:漢字源「ワキョ」、大字源・大漢和「カキョ」、漢検2「ワキョ・カキョ」
<苟:コウ、いやしく(も)、かりそめ、まこと(に)>・いやしく(も):苟且(コウショ)にも・・・
・かりそめ:苟遊=かりそめのあそび、苟安、苟且、苟合、苟言、<苟且(かりそめ)>
・まこと(に):「苟日新(苟に日に新たに)、日日新(日日、新たに)」・・・音熟語見当たらず。
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・長らく中断しておりました「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開しています。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理していきますので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・この回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その235)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<芟:サン、セン、か(る)、とりのぞ(く)> *サン(漢音)・セン(呉音) *漢検2:「とりのぞ(く)」訓ナシ。意味・熟語はあり。
・か(る):芟刈(サンガイ)=かりとる、芟草(サンソウ)=草をかる、
・とりのぞ(く):芟正=悪いところを除いて正しくする=刪正、芟除(サンジョ・センジョ)=かりのぞく *大漢和・大字源・字通は「サンジョ」読みのみ。漢字源・漢検2「サンジョ・センジョ」。芟去、芟荒=茂った草をかりのぞく、芟夷=草をとりのぞく→乱賊を除き平らげる、芟穢(サンワイ)=悪草を刈りのぞく(世の害悪を除くたとえ)、芟薙(サンテイ)=かりのぞく、芟汰(サンタイ)=のぞき去ること、芟斫(サンシャク)=草を刈り木を切る、芟鋤(サンジョ)=草を刈り除き根をすき去る→乱を平らげ世を鎮めるたとえ
<芻:シュ、ス、スウ、か(る)、くさか(り)、まぐさ、わら> *シュ(呉音)ス(漢音)スウ(慣用音)
・か(る):芻蕘(スウジョウ)=草をかること
・くさか(り):芻蕘、芻樵
・まぐさ、わら:反芻、芻米、芻藁(スウコウ)=まぐさ・わら、芻禾(スウカ)=枯れ草・わら、芻草、芻菽(スウシュク)=まぐさと豆、芻薪、芻秣、芻狗(スウク)=わらでつくった犬、・・・
・その他:芻奠(スウテン)=香典・弔礼、芻豢(スウカン)=草食の家畜と穀食の家畜・・・「芻豢甘きを加えず」:物事の優劣・上下の区別が混同され易い喩え(既出)
<苡:イ、シ>(<薏:ヨク>)
・薏苡(ヨクイ・ヨクシ)=はとむぎ、苡米(シベイ・イベイ)=苡仁(シジン・イベイ)=ずずだまの実、薏苡仁(ヨクイニン)=はとむぎの実、薏珠子(ヨクシュシ)=はとむぎ
・四字熟語「薏苡明珠」
(参考)薏米(ヨクベイ)=薏苡の実(大漢和・字通)、薏茨(“イジ”)=はとむぎ(大漢和:「薏(イ)」読みあり)
・漢検2:「薏(ヨク)」:意味①蓮の実の中身 ②イネ科の一年草「薏苡(ヨクイ・ヨクシ)(はとむぎ・じゅずだま)に用いられる字」
・漢字源:精した穀粒を「薏苡仁(ヨクイニン)」「薏苡人(ヨクイジン)」「薏苡子(ヨクイシ)」といい、食用専用にする。
<苣:キョ、たいまつ、ちさ、ちしゃ>
・たいまつ:苣文=苣紋=たいまつの炎の模様
・ちさ、ちしゃ:萵苣(ワキョ・カキョ)=<萵苣(ちさ、ちしゃ)>、苣荀(キョジュン)=草の名(ちさ)
・その他:苣勝(キョショウ)=ゴマ(胡麻)の異名。
*「萵苣」:漢字源「ワキョ」、大字源・大漢和「カキョ」、漢検2「ワキョ・カキョ」
<苟:コウ、いやしく(も)、かりそめ、まこと(に)>・いやしく(も):苟且(コウショ)にも・・・
・かりそめ:苟遊=かりそめのあそび、苟安、苟且、苟合、苟言、<苟且(かりそめ)>
・まこと(に):「苟日新(苟に日に新たに)、日日新(日日、新たに)」・・・音熟語見当たらず。
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