日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●見事に初合格を成し遂げられたときの、“月に惟う”さまのコメントを“昇格”させていただき、本カテゴリーへ掲載させてもらうこととしました。
●これから初合格を目指される方にとっては、とても示唆に富む体験記だと思います。ぜひ、ご一読をお勧めします。
●なお、“月に惟う”さまは、その後も合格を継続されて、今や、立派なリピーターであられますが、今回もまた、初合格までの軌跡とその後の学習方法などをコメントいただきましたので、それも(合格体験記その2)として掲載させてもらいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
syuusyuu様のご厚意に感謝しつつ、初合格するまでの私なりの活用方法を書きます。
1級の学習スタートは2015年7月中旬。
5年前に準1級を取得するも、購入した1級完全征服(問題集)に嫌気が差し挫折、準1級漢字すら忘れかけていたレベルでした。
40歳過ぎの普通のサラリーマンです。
●2015年7月~10月の初受検まで
市販問題集(完全征服、完全演習、頻出度順、本試験型)の繰り返しが中心。ノートに答えを書くことは全くせず、頭に思い浮かべて解答をチェックするの繰り返しでした。文章題は時間が掛かるため手をつけませんでした。
当ブログの存在はその頃に知ったので、まずはモチベーション維持のため通勤時に様々な記事を読みました。模擬試験等の問題形式の記事もありますが、とても難しくて自信も失いますし、スマホで見ていることが多いため中途半端になりそうで避け、深掘りシリーズ等の解説中心、故事成語などの読み物風の記事を繰り返し読みました。10月に入ってすぐに不安感から四字熟語辞典を購入し、1級対象熟語を中心に熟読しました。
しかし10月末の初挑戦の結果は132点でした。
●2015年10月末~2016年2月まで
初挑戦は、試験中に不合格を確信するという、どうしようもない気持ちで一杯でした。終わって帰宅する道すがら、勉強方法を変えようと決意し、syuusyuu様の学習方法をそっくり真似てみようと思い至りました。その日のうちに漢検DSを購入、翌日から早速始めました。確認テストという20題ずつの問題をひたすら解き、20問全てできると王冠マークが付くのですが、そのマークを付けることをひたすら続けました。その際に、気になった漢字については当ブログの一字訓読の記事を読み、場合によってはノートに書き留めました。前日の復習をしながら進め、終えたのは12月中旬。その間にやったことは、通勤時間に四字熟語辞典を級に関係なくペンでチェックしながら読み込む、ということのみでした。
この間に正式結果132点を知るわけですが、「思ったより点数が高い。次は何とかなるかも」というのが実感でした。(※不合格を確信していたので、正式結果が来るまで自己採点も復習もしていませんでした)
それと同時に強く思ったことが、それまでにsyuusyuu様の記事は何度となく読ませていただいておりましたので、「次回はなんとしてでも合格して、syuusyuu様に感謝の言葉を伝えたい!」ということです。このことが学習する大きな原動力となったことは間違いありません。
漢検DSは1級対象漢字を全て書き尽くした、という自信を生み、四字熟語辞典の読み込みはsyuusyuu様の記事のとおり、四字熟語のみならず故事成語や書き問題に対する応用力を養うことに繋がったと思います。
この時点で残り1ヶ月半。今の自分の力とテストの配点を考えた挙げ句、熟字訓・当て字は一切やらないことに決めました。問題集にあるものが分かれば半分の5点は取れるだろうと。その分、故事成語に全ての力を注ぐことを決意して、syuusyuu様の故事成語分野の記事、その他の故事を含む様々な記事をおそらく全て熟読し、ノートに問題を作ってアウトプットする力を養いました。
過去問は3年分くらいをやりましたが、最初の読み問題を書けるようにすること、故事成語を完全に覚えることを心がけた程度です。
おかげで2月の試験には、読み・四字熟語 ・故事成語にはある程度の自信を持って臨むことができました。
結果は162点でした。27-3は出題レベルが少し低い(過去に出題された問題の割合が高い)と言われていますので少し救われたのかもしれません。
でもsyuusyuu様の教えのとおりに実践し、四字熟語で満点、故事成語を2問間違いで切り抜けたのは大きかったと思います。熟字訓はやはり6点でしたが、ほぼ何もしていないので十分満足でした。書き取り15問が、焦りや緊張のせいか思い出せず半分近く落としたことは大きな誤算でしたが。
試験の間の60分は、いろんな感情が交錯してとても濃密な時間でした。特に最後の5分は、極限に達した集中力が新たな閃きを生む貴重な時間でした。人によって、天使の微笑みにも悪魔の囁きにもなるのかもしれませんが。ちょっと病みつきになりそうです。次回また是非体験したいと思います。
長々書きましたが、最後に私が活用させていただいた記事カテゴリーをまとめておきます。
「受験歴・初合格のためには」
モチベーション維持のため。198点に到達する方のアドバイスは含蓄あります。
「過去問等の深掘りシリーズ」
1級初学者が上記の次に読むべき記事だと思います。学ぶ姿勢も含めて勉強になります。
「新手賀沼散歩・漢字修練」
難しい語句も数多くあるので、私は興味のある記事に的を絞って読みました。
「四字熟語」
辞典中心で学習したうえで補完目的で使用させていただきました。
「熟語の読み(音・訓)」
普通の辞典では音訓しか紹介されていない漢字でも、こちらでは深く解説をしていただいております。syuusyuu様の執念を感じます。「纔着サイジャク」という言葉を見たときは感動しました。ここで「音熟語なし」となっていたら、音読みは覚えないことに決めています。
「故事成語類」
何度読み返したかわかりません。語源や背景の説明を詳細に解説してくださっていて、とても興味深く読めますし、故事に愛着すら湧いてきます。心に留め置きたい人生訓にも出会うことができます。
syuusyuu様
私にできる唯一のご恩返しのつもりで書かせていただきました。文中、失礼な点があったかもしれませんが、どうかお許しください。
私自身、まだまだ課題は山積みです。これからも努力を重ねて、安定した力を得られるよう、次回もいい報告ができるよう、直向きに努力を重ねるつもりです。DSは引き続き子供達にバレないよう深夜にコソコソ使うつもりです(笑)
これからも毎日訪問させていただきます。よろしくお願いいたします。
👍👍👍 🐔 👍👍👍
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●見事に初合格を成し遂げられたときの、“月に惟う”さまのコメントを“昇格”させていただき、本カテゴリーへ掲載させてもらうこととしました。
●これから初合格を目指される方にとっては、とても示唆に富む体験記だと思います。ぜひ、ご一読をお勧めします。
●なお、“月に惟う”さまは、その後も合格を継続されて、今や、立派なリピーターであられますが、今回もまた、初合格までの軌跡とその後の学習方法などをコメントいただきましたので、それも(合格体験記その2)として掲載させてもらいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
syuusyuu様のご厚意に感謝しつつ、初合格するまでの私なりの活用方法を書きます。
1級の学習スタートは2015年7月中旬。
5年前に準1級を取得するも、購入した1級完全征服(問題集)に嫌気が差し挫折、準1級漢字すら忘れかけていたレベルでした。
40歳過ぎの普通のサラリーマンです。
●2015年7月~10月の初受検まで
市販問題集(完全征服、完全演習、頻出度順、本試験型)の繰り返しが中心。ノートに答えを書くことは全くせず、頭に思い浮かべて解答をチェックするの繰り返しでした。文章題は時間が掛かるため手をつけませんでした。
当ブログの存在はその頃に知ったので、まずはモチベーション維持のため通勤時に様々な記事を読みました。模擬試験等の問題形式の記事もありますが、とても難しくて自信も失いますし、スマホで見ていることが多いため中途半端になりそうで避け、深掘りシリーズ等の解説中心、故事成語などの読み物風の記事を繰り返し読みました。10月に入ってすぐに不安感から四字熟語辞典を購入し、1級対象熟語を中心に熟読しました。
しかし10月末の初挑戦の結果は132点でした。
●2015年10月末~2016年2月まで
初挑戦は、試験中に不合格を確信するという、どうしようもない気持ちで一杯でした。終わって帰宅する道すがら、勉強方法を変えようと決意し、syuusyuu様の学習方法をそっくり真似てみようと思い至りました。その日のうちに漢検DSを購入、翌日から早速始めました。確認テストという20題ずつの問題をひたすら解き、20問全てできると王冠マークが付くのですが、そのマークを付けることをひたすら続けました。その際に、気になった漢字については当ブログの一字訓読の記事を読み、場合によってはノートに書き留めました。前日の復習をしながら進め、終えたのは12月中旬。その間にやったことは、通勤時間に四字熟語辞典を級に関係なくペンでチェックしながら読み込む、ということのみでした。
この間に正式結果132点を知るわけですが、「思ったより点数が高い。次は何とかなるかも」というのが実感でした。(※不合格を確信していたので、正式結果が来るまで自己採点も復習もしていませんでした)
それと同時に強く思ったことが、それまでにsyuusyuu様の記事は何度となく読ませていただいておりましたので、「次回はなんとしてでも合格して、syuusyuu様に感謝の言葉を伝えたい!」ということです。このことが学習する大きな原動力となったことは間違いありません。
漢検DSは1級対象漢字を全て書き尽くした、という自信を生み、四字熟語辞典の読み込みはsyuusyuu様の記事のとおり、四字熟語のみならず故事成語や書き問題に対する応用力を養うことに繋がったと思います。
この時点で残り1ヶ月半。今の自分の力とテストの配点を考えた挙げ句、熟字訓・当て字は一切やらないことに決めました。問題集にあるものが分かれば半分の5点は取れるだろうと。その分、故事成語に全ての力を注ぐことを決意して、syuusyuu様の故事成語分野の記事、その他の故事を含む様々な記事をおそらく全て熟読し、ノートに問題を作ってアウトプットする力を養いました。
過去問は3年分くらいをやりましたが、最初の読み問題を書けるようにすること、故事成語を完全に覚えることを心がけた程度です。
おかげで2月の試験には、読み・四字熟語 ・故事成語にはある程度の自信を持って臨むことができました。
結果は162点でした。27-3は出題レベルが少し低い(過去に出題された問題の割合が高い)と言われていますので少し救われたのかもしれません。
でもsyuusyuu様の教えのとおりに実践し、四字熟語で満点、故事成語を2問間違いで切り抜けたのは大きかったと思います。熟字訓はやはり6点でしたが、ほぼ何もしていないので十分満足でした。書き取り15問が、焦りや緊張のせいか思い出せず半分近く落としたことは大きな誤算でしたが。
試験の間の60分は、いろんな感情が交錯してとても濃密な時間でした。特に最後の5分は、極限に達した集中力が新たな閃きを生む貴重な時間でした。人によって、天使の微笑みにも悪魔の囁きにもなるのかもしれませんが。ちょっと病みつきになりそうです。次回また是非体験したいと思います。
長々書きましたが、最後に私が活用させていただいた記事カテゴリーをまとめておきます。
「受験歴・初合格のためには」
モチベーション維持のため。198点に到達する方のアドバイスは含蓄あります。
「過去問等の深掘りシリーズ」
1級初学者が上記の次に読むべき記事だと思います。学ぶ姿勢も含めて勉強になります。
「新手賀沼散歩・漢字修練」
難しい語句も数多くあるので、私は興味のある記事に的を絞って読みました。
「四字熟語」
辞典中心で学習したうえで補完目的で使用させていただきました。
「熟語の読み(音・訓)」
普通の辞典では音訓しか紹介されていない漢字でも、こちらでは深く解説をしていただいております。syuusyuu様の執念を感じます。「纔着サイジャク」という言葉を見たときは感動しました。ここで「音熟語なし」となっていたら、音読みは覚えないことに決めています。
「故事成語類」
何度読み返したかわかりません。語源や背景の説明を詳細に解説してくださっていて、とても興味深く読めますし、故事に愛着すら湧いてきます。心に留め置きたい人生訓にも出会うことができます。
syuusyuu様
私にできる唯一のご恩返しのつもりで書かせていただきました。文中、失礼な点があったかもしれませんが、どうかお許しください。
私自身、まだまだ課題は山積みです。これからも努力を重ねて、安定した力を得られるよう、次回もいい報告ができるよう、直向きに努力を重ねるつもりです。DSは引き続き子供達にバレないよう深夜にコソコソ使うつもりです(笑)
これからも毎日訪問させていただきます。よろしくお願いいたします。
👍👍👍 🐔 👍👍👍
ツイッターでお世話になっているrikuroku様から
初合格体験記がオススメと伺いお邪魔しました
(漢字の記事はいつも読ませて頂いてます)7
月に惟う様の体験記読ませて頂きました
何度も何度も読みました
ため息がでました。。。
私は2度1級に挑戦し105点が最高点です
月に惟う様と年頃も準1級からのブランクも
同じなのに 何故こうも違うのか?
(いえ。年頃は かなり大きな括りで同という事にして下さい)
基本的な学習能力の違いは勿論あるでしょうが
他に足りない物は 集中力と1級合格への執念なのでしょう
舐めるように辞典を読む
漢検DSもまた1からやります
Syuusyuu様のブログ記事もより一層読み込んで力を付けたい!
Syuusyuu様 月を推う様 rikuroku様に感謝です
長文 乱文お許しくださいませ
いつも?ご愛読、ありがとうございます。
月に惟うさまがおっしゃっているように、当ブログは適宜、取捨選択してご覧いただくなり、学習されたほうが良いと思います。実際の本番ではあまり役に立ちそうもないものも多く含まれているので(苦笑)
現在のご自分でこなせる範囲+ちょっと背伸びするぐらいの記事の消化という程度から、まずは学習されると良いと思います・・・・でも何はともあれ、まずは基礎力ですね・・・そんなに実力は違わないと思いますけど、おっしゃるように、集中力と執念・・・それに加えて、やったりやらなかったりではなく、継続して地道に取り組むことが肝要かと思います。
ますますのご精進を期待しております。
なお、ご不明なことなどありましたら、なんでもご照会くださいね、極力、お応えするように致しますので。“聞くは一時の恥”・・・これは私のモットーでもありますが、聞けることは何でも聞いちゃうのが上達の早道ですよ。またのお越しをお待ちしております(笑)
わざわざのコメント、ありがとうございました。
これからもお邪魔させて頂きます
今日から漢検DS再開しました。
>ノートに答えを書くことは全くせず、頭に思い浮かべて解答をチェックするの繰り返しでした。
私自身は 「書いて書いて書きまくって手に覚えさせる。ひらがなを見たら自動的に漢字を書く。」 のような勉強をしてきました。現在そのやり方に ? と思っています。イチイチ書くのは、手は疲れるし時間はかかるし、で最善の勉強法ではないと思っています。かといって今更書かない学習法は不安で問題を見たら答えを書くのが 「習い性」 となってしまいました。
これから合格を目指す方にぜひ読んで欲しいと思いました。なお横書きは私の世代は、頭に入らないので縦書きに直して読みました。下記にアップしたので皆様にご利用いただければと思います。
https://yahoo.jp/box/KsFhoG
漢検1級の初合格を諦めないで欲しいです。一人でも多くの方に読んでいただきたいです。月に惟う様・syuusyuu様記事の提供ありがとうございました。私も頑張ってやっていきます。
私は、どちらかといえば、書いて書いて書きまくって覚えるタイプですので、今の状態は不満足なんです・・・ちょっと、目が疲れるんで・・・私としては、書き練習は大事だと思いますけどねえ・・・
身内の不幸で数日訪問できずにいましたので、コメントを読んで反響に驚きました。今はブログを始められる余裕がないので、年明けくらいに検討してみます。syuusyuu様から言われると、やらなければいけない気がしてきました(笑)
moka様
はじめまして、といっても私も以前からお名前は知っておりました。
当時はsyuusyuu様のような凄い方に自分の存在を知っていただきたい一心でした。何とも動機が不純ですね。あとはお父さんの頑張りを子供に見せたい、とこちらも衒学的要素が多分にありました。何一つ誇れるものがないもので。
しかし、こういった動機でも努力のためには大切なのかもしれません。
私は、moka様が喜びのコメントをされる時を楽しみに待ちたいと思います。どんな報告をするか?そんなことをイメージするのもやる気を出すためには有効だと思います。私は深夜に月を見ながらそんなことを考えてました(笑)
猫姐様
初合格のときは模擬試験にはチャレンジしませんでしたので、漢検DSと字形の確認くらいが「書く」機会でした。しかし初合格後は、
①模擬試験を解くとき
②覚えられない語をまとめたいとき
③漢和辞典で気になる熟語を見つけたとき
にはちゃんと書いていますよ(笑)
言いたかったことは、1級で闘えるレベルにいち早く達するためには、毎日なるべく多くの漢字を目に焼き付けて親しむようにしたい、ということです。実際のところ、私がノート整理を不得手としている所も大きいと言えますが(笑)
もちろん自分で学習方法を確立されている方はそれを貫いていただくほうがいいと思います。
最近、あまり学習できていないのですが、皆様の向上心をコメントから犇々と感じて、気持ちが追い込まれてきました。次回2月に向けて私もまた努力を積み重ねていきたいと思います。
お互い頑張りましょう。