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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その12>
●漢検漢字辞典第2版から・・・
①貉(カク、むじな)・・・四字熟語辞典には「大貉小貉(タイバクショウバク)」で「バク」音あり。
・第2版では「カク、むじな」だけ。現行の音訓読みも一応、「カク、むじな」だけ。でも四字熟語では「バク」音。
・四字熟語じゃ(あまりにも簡単すぎて)出ないだろうけど、もし、読みで出たらどうすんだろ???「・・・バク」と書かないとバツでしょうねえ・・・。
・「貉」には現行音には無いが、「バク、ハク、バ、マ」音などがある。
・「バク、ハク」音は、「えびす、異民族」を指す場合に使う音・・・蛮貉(バンパク)=蛮貊、貉道(バクドウ)=貊道=北方異民族のやり方・・・
・「バ」音は、「軍事の祭り」に関連するときの音・・・貉祭(バサイ)=軍中の祭・いくさまつり
・「マ」音(たぶん呉音)は、熟語なし。
・その他の熟語・・・貉貉(バクバク)=悪いさま、貉睡(カクスイ)=(むじなのように)よく眠ること、貉縮(バクシュク)=なわ・ひもでからめる・・・
・「貉子」:小さいむじな、人を罵る語。・・・字通は「カクシ」、大漢和は「バクシ」・・・もう!!、(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
②趾:シ、あし、あと、ねもと
・別に大したことではないが、意味の②に「あと、あしあと、又、物事のあと。」とあって、そのあとに「趾骨」「遺趾」となっているぞ(ーー)
・「趾骨」は、意味①「あし。くるぶしから下の部分」の後に載せるべきでしょ?
・現に、大見出し項目の「趾骨」では「あしの指をかたちづくる骨」とあるんだから・・・。
・単なるミスでしょうけど・・・こういうのが少しでもあると、他のところも気になってしまうんだよな(ーー)
③跛:ハ、ヒ、かたよ(る)
・「跛行」、「跛立箕坐」の「跛」
・漢検2は、音による意味分けはしていないが、大字源・漢字源・大漢和では、
ア.「ハ」音:足が不自由なこと(辞典には露骨にいやゆる差別用語が列挙されています)
イ.「ヒ」音:片足で立つこと
という意味分けになっている。
・漢検2では、
意味① 片足が不自由なこと。「跛行」
意味② かたよる、かたむく。片足で立つ。(熟語掲載なし)
・「ハ」音の熟語は「跛行」以外にも幾つかありましたが、「ヒ」音の熟語は「跛倚(ヒイ)」ぐらい・・・意味は、大漢和:①片足で立って物によりかかる、偏倚する ②偏頗なこと (字通では「よりかかる」のみ)
・だとすると、「跛立箕坐」の「跛立」は「ヒリュウ」と読むんじゃないのか、と思って調べたら、大漢和と大字源に「跛立」の熟語があって、「片足で立つこと」となっていた・・・じゃ、「ヒリュウ」?・・・と思ったら、大漢和「ハリュウ」・・・書いて説明してあることと読みがあってないじゃん、どうした大漢和!!・・・他の熟語(掲載割愛)でも「片足で立つ、かたむく」意の熟語で「ハ」読みになっているものがあるので、「ハ」「ヒ」音分けは、それほど厳密ではないのかも・・・ま、いいのかな(ーー)しかし、そうなると、学ぶ方は一定の決まり・法則もないわけだから、苦労することになるが・・・。とりあえず、「跛倚」だけ「ヒイ」と覚えておくか(ーー)
👍👍👍 🐑 👍👍👍
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その12>
●漢検漢字辞典第2版から・・・
①貉(カク、むじな)・・・四字熟語辞典には「大貉小貉(タイバクショウバク)」で「バク」音あり。
・第2版では「カク、むじな」だけ。現行の音訓読みも一応、「カク、むじな」だけ。でも四字熟語では「バク」音。
・四字熟語じゃ(あまりにも簡単すぎて)出ないだろうけど、もし、読みで出たらどうすんだろ???「・・・バク」と書かないとバツでしょうねえ・・・。
・「貉」には現行音には無いが、「バク、ハク、バ、マ」音などがある。
・「バク、ハク」音は、「えびす、異民族」を指す場合に使う音・・・蛮貉(バンパク)=蛮貊、貉道(バクドウ)=貊道=北方異民族のやり方・・・
・「バ」音は、「軍事の祭り」に関連するときの音・・・貉祭(バサイ)=軍中の祭・いくさまつり
・「マ」音(たぶん呉音)は、熟語なし。
・その他の熟語・・・貉貉(バクバク)=悪いさま、貉睡(カクスイ)=(むじなのように)よく眠ること、貉縮(バクシュク)=なわ・ひもでからめる・・・
・「貉子」:小さいむじな、人を罵る語。・・・字通は「カクシ」、大漢和は「バクシ」・・・もう!!、(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
②趾:シ、あし、あと、ねもと
・別に大したことではないが、意味の②に「あと、あしあと、又、物事のあと。」とあって、そのあとに「趾骨」「遺趾」となっているぞ(ーー)
・「趾骨」は、意味①「あし。くるぶしから下の部分」の後に載せるべきでしょ?
・現に、大見出し項目の「趾骨」では「あしの指をかたちづくる骨」とあるんだから・・・。
・単なるミスでしょうけど・・・こういうのが少しでもあると、他のところも気になってしまうんだよな(ーー)
③跛:ハ、ヒ、かたよ(る)
・「跛行」、「跛立箕坐」の「跛」
・漢検2は、音による意味分けはしていないが、大字源・漢字源・大漢和では、
ア.「ハ」音:足が不自由なこと(辞典には露骨にいやゆる差別用語が列挙されています)
イ.「ヒ」音:片足で立つこと
という意味分けになっている。
・漢検2では、
意味① 片足が不自由なこと。「跛行」
意味② かたよる、かたむく。片足で立つ。(熟語掲載なし)
・「ハ」音の熟語は「跛行」以外にも幾つかありましたが、「ヒ」音の熟語は「跛倚(ヒイ)」ぐらい・・・意味は、大漢和:①片足で立って物によりかかる、偏倚する ②偏頗なこと (字通では「よりかかる」のみ)
・だとすると、「跛立箕坐」の「跛立」は「ヒリュウ」と読むんじゃないのか、と思って調べたら、大漢和と大字源に「跛立」の熟語があって、「片足で立つこと」となっていた・・・じゃ、「ヒリュウ」?・・・と思ったら、大漢和「ハリュウ」・・・書いて説明してあることと読みがあってないじゃん、どうした大漢和!!・・・他の熟語(掲載割愛)でも「片足で立つ、かたむく」意の熟語で「ハ」読みになっているものがあるので、「ハ」「ヒ」音分けは、それほど厳密ではないのかも・・・ま、いいのかな(ーー)しかし、そうなると、学ぶ方は一定の決まり・法則もないわけだから、苦労することになるが・・・。とりあえず、「跛倚」だけ「ヒイ」と覚えておくか(ーー)
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