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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読  (その139) 汨 沐 泄 泓 沽

2015年07月01日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*「汨」は屈原の「汨羅(ベキラ)」で有名・・・だけど、「汨(コツ・しずむ)」の読みあり・・・本当は字が違うという説もあるけど。
*「沐猴(モッコウ)」はサルのこと・・・でも、そういう意味だったんだあ・・・本文参照・・・
*「泄泄」だけは「エイエイ」と読むことを覚えておくと良いかも。
*「泓(オウ)」は字体から「ひろい」と読んじゃいそうだけど、「ふかい」と読みます・・・。面白い熟語発見!!「泓噌(オウソウ)」・・・味噌の「噌」にも「かまびすしい」意・読みあり・・・準1配当漢字・・・

●熟語の読み・一字訓読(その139)です。
<汨:ベキ、コツ、しず(む)>
・しず(む):汨汨(コツコツ)、汨没(コツボツ)
・(その他):汨羅(ベキラ)・・・屈原が投身自殺した河で有名。「汨羅の鬼」。
<沐:ボク、モク、あら(う)、うるお(う)>
・あら(う):沐洗、沐浴=沐澡、沐日(=休日のこと。漢のころ、5日ごとに帰宅し休沐したことから・・・)、沐櫛
・うるお(う):沐恩=恩を蒙る(めぐみを受ける意=「うるおう」に通ず)、沐浴=(「あらう」意のほかに)めぐみを受ける・めぐみにひたる=うるおうの意あり
・その他①:沐猴(モッコウ)=猿は好んで面を拭い、その様が人の沐するに似ているから「沐」という(大漢和)
・その他②:沐露=露に濡れる→辛苦して勉する喩え。字通では「露にぬれる」のみ。
<泄:セツ、エイ、も(れる)、も(らす)、な(れる)>
・も(れる)、も(らす):泄漏、泄下、泄満・・・「セツ」音
・な(れる):泄瀆(セツトク)=なれけがれる *「褻」「狎」に通ず
・その他:「泄泄(エイエイ)」=①鳥のはばたくさま ②人が多く、にぎやかなさま
<泓:オウ、ふか(い)、きよ(い)、ふち>
・ふか(い):泓量=深くて水かさのあるさま、泓涵=水を深くたたえているさま、泓然=水が満ちるさま・深いさま、泓泓=①水の深いさま、泓澄=水が深く澄むさま
・きよ(い):泓泓=②水の清いさま、ふち:
・ふち:(水たまりの意もある)泓渟=深い水たまり。湖泓、水泓・・・
・その他①:寒泓=硯の海のこと(大漢和)
・その他②:泓噌(オウソウ)=むなしくかまびすしい=空囂(クウゴウ) *噌(ソ、ソウ、かまびす・しい)
<沽:コ、う(る)、か(う)、ねうち>
・う(る):沽售(コシュウ)、沽売、沽販=売買
・か(う):沽客=估客=買い手、沽販=売買
・ねうち:沽価=估価=代価・ねだん、沽券=估券=①売買の券状 ②売値・売価 ③品位・ねうち

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