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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その110:準1以下):沖

2017年10月01日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
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<沖:中学…おき 高校…チュウ 準1…むな(しい)、と(ぶ)>
(漢検2)
・意味:①おき。海・湖などの岸から遠く離れた所。「沖合」 ②わく。水がわき動く。「沖積」 ③とぶ。高くのぼる。「沖天」 ④むなしい。「沖虚」
・下つき:虚沖(キョチュウ)・幼沖(ヨウチュウ)
・沖(おき) 沖仲仕(おきなかシ) 沖魚汁(おきなじる) 沖膾(おきなます) 沖虚(チュウキョ) 沖する(チュウ-する) 沖積(チュウセキ) 沖積世(チュウセキセイ) 沖天(チュウテン)
沖虚(チュウキョ):①何もないこと。なかがからであること。類)空虚(クウキョ)
          ②雑念を去り、心をむなしくすること。我執の念がなく、心がさっぱりしていること。
沖積(チュウセキ):氷河の流水によって運ばれた土砂が、しだいに積み重なること。「―平野」
沖天(チュウテン):①まっすぐ空高くのぼること。 ②天にとどくほど勢力をのばすこと。「―の勢い」

(大字源)*「沖」の字義はたくさんアリ。このほかにも熟語アリ。極力、1級漢字を含むものを中心に抜萃している。
沖華(チュウカ):このうえもなく美しいこと。
沖衿・沖襟(チュウキン):こだわりのない胸中。
沖眷(チュウケン):深い恵み。天子の恩恵をいう。
沖旨(チュウシ):深い趣旨。天子の仰せ。聖旨。
沖弱(チュウジャク):おさない。幼い者。沖幼。
沖譲(チュウジョウ):心をむなしくしてへりくだる。
沖人(チュウジン):幼い者。また、天子が自分を謙遜していうことば。
沖静(チュウセイ):心をむなしくし、静かであること
沖寂(チュウセキ):ひっそりと静かなこと。奥深く静かなこと。沖寞(チュウバク)。
沖想(チュウソウ):むなしくて、深いものおもい。
沖漠・沖寞(ちゅうばく):①むなしくひっそりとしている。ぼんやりとして定まらない。
沖漠無朕(チュウバクムチン・チュウバクチンなし):ぼんやりとして、何のきざしもないこと 
 *(われ、きざ・し):漢検2:意味「・・・ ②きざし。きざす。「朕兆」」
沖藐(チュウビョウ):年がわかい。同)沖眇(チュウビョウ)
 *藐:ビョウ、ミョウ、バク、ちい(さい)、さげす(む)、とお(い)、はる(か)、うつく(しい)
 (漢検2)🈩ビョウ・ミョウ:①かろんじる。さげすむ。「藐視(ビョウシ)」 ②ちいさい。 ③美しい。
      🈔バク:はるか。かすか。とおい。遠くはなれたさま。「藐然(バクゼン)」
 *眇:ビョウ、ミョウ、すが(め)、すが(める)、ちい(さい)、はる(か)、かす(か)、おくぶか(い)
 (漢検2)①すがめ。片方の目が小さい。または、見えない。「眇目」 ②すがめる。片目を細くして見る。
      ③ちいさい。かすかな。はるか。「眇眇」 ④おくぶかい。精妙な。
沖黙(チュウモク):性質がものしずかである
沖約(チュウヤク):心が謙虚でつづまやか。欲がない。
沖融(チュウユウ):やわらぐ。とろける。
(その他、当ブログ既出・・・大字源に限らず・・・)
沖澹・沖淡(ちゅうたん)=①心が潔白で無欲なこと ②やわらかでさっぱししたこと 「沖和淡(澹)泊」
沖和淡泊(ちゅうわたんぱく):沖淡・沖澹(ちゅうたん):①心が潔白で無欲なこと ②やわらかでさっぱりしたこと。
沖齔(チュウシン):「沖」にも“おさない、いとけない”意あり(他に、「沖人」「幼沖」)

沖和之気:(漢検四字熟語辞典掲載)
 ・「沖」の字義に、「ととのった。調和した。おだやかな。「沖和」「太沖」 類)和」(大字源)とある・・・
(大字源)
沖和:①おだやかな。やわらぐ。また、調和した気。
沖和之気:天地の間のよく調和した気。沖気。
沖気:天地間の調和した根源の気。沖和之気。

幼沖(幼冲)、沖幼(冲幼)> (*「冲」は1級対象外漢字)
(デジタル大辞泉)幼沖/幼冲《「沖」「冲」は、おさない意》 おさないこと。また、そのさま。幼少。「七代将軍―にして死去す」〈田口卯吉・日本開化 小史〉
(広辞苑)幼沖(幼冲):おさないこと。 沖幼(冲幼):幼いこと。幼沖。
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