井上靖の自伝的な小説「あすなろ物語」のなかに 「寒月がかかれば君を偲ぶかな 愛鷹山の麓に住まう」という一節があります。その愛鷹山の麓に井上靖文学館は建っています。
門をくぐると“あすなろ”が植えられていました。小説の中では「あすはヒノキになろう」とするがヒノキになれない悲しい木と書かれています、漢字で“翌檜”と書くんですね。
館内には井上靖の著書や資料の他に自筆の生原稿も展示してありました。
12月27日まではカチリ 石英の音 秋」展~青春・文学放浪・「洪作少年の歩いた道」と題した第24回国民文化祭の関連企画展が開催されています。
↓よろしかったら投票をお願いします