おだやかな日々が続きますように。

脳腫瘍で結婚して3年間たたかった新婚カップルの日々

せめぎあい

2007年09月29日 | たけちゃんのこと
 最近、妻となかなか外出することがありません。どこか行こうといってもだるいということが多くなってきたからです。このブログもたけちゃんのカテゴリが増えたような気がします。
 時事ねたですが、医療ねたです。マスコミで報道されているように、今や病院が倒産する時代ですし、公的な市民病院や県立病院でも医師不足による集約化を含めて、平気で統合される時代なのです。医師が足りない、看護師がたりないということは、一つの事実ですが、厚生労働省は、本気で「今よりも病院、病床そのものが少なくなるから大丈夫ですよ」と考えているのです。実際、多くの病院が高い点数の看護基準を取るために、一般病床を休止しています。ベツトをなくすのでなく、オヤスミしますとしています。一般病床ですから、風邪でも、交通事故でも誰でも入院するベツトです。それが一時的にせよ、なくなっているのです。救急車のたらいまわしは、よくニュ-スになりますが、そのうち、一般のベツトがなくて入院できないということも起きてくると思います。
 また、高齢者の社会的入院といわれる療養病床も大きくなくすことが決まっています。社会的入院といえど、家族がみれないから、そこにいるのです。その人たちがドンドン追い出されています。変な話ですが、同じ病院の建物の中で、今まで療養病床と言われていたベツトを老人保健施設=介護保健の施設とすることが出来るのです。
 老健は、生活の場なので、病院のベットよりもチヨット広いスペ-スが必要です。その改築費用とかは、補助しますというのです。また、家族が在宅でみるために、いろいろと家族に機器の使い方を説明すると点数が高くなるようになつてます。要は、患者がどうなろうが、医療費さえ下がればいいのです。
 こうしたことは、患者さんと同時に働いている人にもしわよせがきます。うちの病院の看護師の夜勤は、3交代で最高一ヶ月12回までの勤務が過去にありました。一ヶ月働くうちでほとんどが夜勤なのです。体も家庭もおかしくなりますね。
 こうしたことを大きく左右するのが診療報酬です。病院の料金表です。床ずれしないために、体位交換することに点数は、つきませんが、とこずれが出来て、処置をすると点数がとれる。(昔、そうききました。今はわかりません)長く入院させていると入院の点数が下がる。在宅部門の往診や訪問看護のほうが点数が上がるということになっているのです。
 その診療報酬が昨年は、過去最大のマイナスでした。だから、病院が急激に倒産しているのです。診療報酬は、2年に1回変わります。来年が改定の年です。もうこれ以上、診療報酬を下げることはできないということが言われ始めています。病院の料金表が上がると患者さんの負担があがります。それに対して、様々な減免や負担割合を引き下げることなどが必要です。高齢者75歳以上の保健をつくるというとこもどうやら凍結のようです。
 来月、18日に医師・看護師増やせ、患者さんの負担を下げろ、地域医療を守れの白衣の大集会が予定しています。東京に5000名以上の医師・看護師などのスタッフ、患者さんが集まります。私は、地元から行くひとたちの電車の手配やお弁当の手配などをしています。妻の病状は、気になります。でも、今、せめぎあいで今がんばらないとと思うのです。時事ねたへのおつきあいありがとうございました。









 



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