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業務日誌

旅行会社に勤めていた30代男の雑記・業務日誌

広州訪問記~香港日帰り編1~

2009-01-03 | 
広州から香港へ1DAYトリップ。

これまでに会社で広州⇔香港間の列車を扱ったことが何度かあるけど、実際どうなってるんだろう?列車でボーダーを越えるなんて?興味津々だったので今回実際にTRY。しかも行きと帰りと違う方法で香港を往復してみることに。

まずは、ホテルから地下鉄で広州東駅へ。広州の地下鉄は意外にも綺麗で、駅も日本と変わらぬほど最新の設備を誇っている感じ。強引さも無く、現地の人のマナーが意外とよかったのには驚き。オリンピックを機に改善されたのでしょうか。
駅は全て自動改札。電車は3分毎にやってきて、ホームには扉があったりと安全面もバッチリ。地下鉄の乗換えもスムーズで、出口の案内版もすごく丁寧。これも意外・・・。広州東駅に迷わず到着です。




香港へ行くには3つの方法がある。
①九広鉄道の直通列車で香港(ホンハム駅)へ。
②中国新幹線でシンセンまで行き、国境を越えて、羅湖からKCR列車で香港へ。
③市内・ホテル発の直通バスで香港へ。

今回は往路①、復路②のパターンを利用。

香港行きの列車は、広州東駅が発着地点。
地下鉄を降りて、「九広直通列車」の案内版に従いエスカレーターで東駅の2階へ上がると、香港行き専用の切符売り場がある。窓口は、人民元用・香港ドル用・団体用と分かれている。
窓口では次の香港行きの列車の時刻と料金が掲示されており、チケット購入は簡単。又、行列もないので直ぐに買える。




今回は、特等車”プレミアムクラス”を利用してみることに。窓口で203元(エコノミークラスは167元)を支払う。

広州東駅自体はとても大きく構内は広く、飲食店や売店も多数あり、人も多いが、危険は感じない。香港行きの列車は、他の国内専用列車とは別の扱いで、乗り場が異なる。
フロアーは新しく綺麗で、明るい雰囲気が漂う。


出発手続きは4階になるので、エスカレーターで4階へ上がる。

上がると直ぐに手荷物検査場。X線を通す。検査後は、出国審査の待合所。出発の10分前まで出国審査場はオープン。体温検査場を通過後、出国審査場へ。手前の台で出国カードを忘れずに記入。その後、列に並ぶ。審査場は広く、ブースも多いので、ほとんど待たずにスムーズに列は進む。直通列車を利用して香港へ行く場合(又、香港から広州へ行く場合)、発着駅で出入国審査を行うので、ボーダーでの審査はない。
出国審査が終ると、広い待合室へ。売店や免税店が並ぶ。まるで空港。
出発時間の10分前に、ゲートが開き、エスカレーターでホームへ下りる。列車は既にホームに入線しており、直ぐに乗車できる。3番ホームが直通列車専用となっている。



今回の列車は香港扱いのKTT列車。全て2階建て車両で、8両編成。
車内はとても清潔で綺麗。トイレも清潔。扉付近にはスーツケースも置けるようになっている。


特等席は、1・2の配列。2両連結。
座席は固定式でリクライニングも無いが、シートは広くてふかふか。窓も大きく、とにかく快適。
一般席は、2・2の配列で、2人掛シートがテーブルを挟んで向かい合わせになっている。


おしぼり・水・菓子のサービスがある。又、車内販売もある。

1車両に一人の女性案内係がいる。車内の検札は無し。チケットも回収されないので、チケット自体は持ち帰ることができる。車内では、乗車後に香港の出入国カードが配られるので、車内で記入しておく。シンセン付近までは、中国新幹線CRHの線路とほぼ並行する。CRHにはどんどん追い抜かれる。新幹線はやっぱり速い。
香港への直通列車は、速度はそんなに速くはないが、乗ってしまえばラク。ビルが立ち並び、猥雑な感じのするシンセンの街を通り抜け、”国境”を通過し、香港側へ入ると、列車は急激に遅くなる。ローカル駅を通過しながら、国境から35分後、香港ホンハムへ到着。
広州から約2時間の列車の旅は終了。

ホンハム駅は、九広鉄道の始発・終着駅。
列車を降りて、エスカレーターを上がると、直ぐにイミグレーション。ここは割と狭いので、なるべく早く列車から降りて向った方が良い。外国人用とに分かれている。パスポートと出入国カードを出して、香港入国。

香港ホンハム駅も構内は広くて綺麗。マクドナルド等のファーストフード店や売店が多数ある。両替所もある。どこかのショッピングモールのような明るい雰囲気。
ここから地下鉄KCRで一駅乗ると、チムサアチョイ直ぐ傍の「尖東」駅。



”香港の街角”へつづく