ふるさとを恋うて帰れぬお盆かな
明日からお盆です。
我が家は新暦の盆なので、すでに先月行っていますが、実家は旧盆(月遅れの盆)でした。
ほぼ全国的に多くの地域がこの旧盆のようです。
お盆には毎年恒例のように、息子達が高校生の頃まではふたりを連れ、孫ができてからは孫達も連れ、実家に帰っていました。
私にとっては、ふるさとの景色の中で両親、弟妹、伯父伯母に逢える、年に一度の嬉しい行事でした。
実家の垣根沿いに弟夫婦が植えたひまわり(2010年盆帰省時)
(当時はガラケーだったのでデーターが小さくトリミングしたらぼやけてしまいました。)
句(今回は添削未提出)を載せた見出し写真は実家近くの川端から撮ったもの(2011年盆帰省時)。
青々とした水田の遠くに見えるのは、利根川の土手に沿った民家です。
実家からそこまでは家がありませんでした。(今もありません。)
この頃には父は既に他界していたけれど、80歳前後だった母はまだとても元気で「いらしゃい!」と笑顔で迎えてくれました。
とても懐かしい。
今年は母が亡くなって3回目のお盆。
長引くコロナの自粛で、去年に続き今年も行けません。(行かないことにしました。)
でも、お盆のような行事は、亡くなったことを認識する役目もあるのだと思うので・・・
ずうっと行っていないので、亡くなったことの認識が薄れ、逆に今行ったなら何もなかったかのように、
「いらしゃい!」と母が出迎えてくれるような・・・なんて妄想をしてしまう私です。
故郷恋しは…母恋し…なのかもしれません・・・。