気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

小春日をお題にした母の句~遠嶺

2021年11月15日 | 伊代の俳句

小春日や遠嶺はるかに雲を置き

春を思わせるような暖かい晴れた日 遠くに見える嶺には雲が乗っている

季語:小春日(冬)

※俳句歳時記:【小春】小春日 小春日和 小六月(ころくぐわつ)

小春・小六月ともに旧暦十月の異称。小春・小春日和は、立冬を過ぎてからの春のように暖かい晴れた日のこと。
「小春風」「小春凪」「小春空」などとも用いられる。

            

小春日と聞くとやはりさだまさしさんの曲「秋桜(コスモス)」のなかのフレーズを思い出します。

こんな小春日和の穏やかな日はあなたの優しさが浸みて来る~上手いフレーズだなと思います。

この頃少し風はあっても穏やかな暖かい日が続いています。そんな日はやはり母を思い出します。

ACさんから見出し用に頂いた写真はどこの嶺だかわかりませんが、この母の句の(遠嶺)とは多分群馬の山並みだと思います。

冬の澄み渡った晴れた日には、実家から北方に群馬の山並みが見えました。

ずいぶん前に買い、一度咲いた玄関のコスモスが暖かいせいかまた綺麗に咲いています。

庭の日だまりに野良の猫ちゃんもよく来ています。

お隣の山茶花の散った感じが綺麗なので写させてもらいました。

それぞれ寒い冬になる前のしばしのぬくもりを感じます。

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