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亡母(はは)の声探していたり冬座敷
ガランとした冬の座敷をみると、そこで皆が集っていた昔を思い出す
そしてそこには、いつも、今は亡き母の声があった・・・
季語:(冬座敷)冬
冬座敷とは障子や襖を閉めきった、座敷のこと。
対象的に開け放した明るい座敷を(夏座敷)というようだ。
この句は今の私にもオーバーラップするので、解釈は私の詠みのようになった。
ある意味盗作です。母さん
私の今住んでいる家には畳の部屋(和室)が無いので、実家の客間をイメージした。
お盆やお正月には、私は子供たちを連れて毎年恒例のように帰省していた。
実家の客間でくつろいでいるこんな懐かしい写真が見つかった。
(今古い写真の整理中)
中央に居るのが私、もたれかかっているのが次男、甥(弟の息子)を抱えているのが長男。
ちゃぶ台には「さあ~いっぱい食べてね」と母の手作り料理が・・・。
今、この3人の男子も、それぞれ二人の子を持つ、お父さんになっている・・・。
昨日、母の三回忌だった。
コロナで弟夫婦と妹の三人でお寺に行き法要を済ませた。
二人からは「風は少し強かったけれど、本堂は暖かく、無事に終わったよ」とメッセージが来た。
普通なら(コロナでなかったら)みんなが集い母を偲んだのだろうと思う場所・・・この座敷。
未だ2年しか経っていないのに、誰も来ない部屋、淋しかっただろうな…と思う。
でも、きっと「仕方ないさ。来れるようになったらまた来ればいいのだから」と言うのに違いない。
私も亡き母のそんな声を探しているような気がする。
神奈川と埼玉、そう遠くはないのですが、
何しろ両県とも感染者数が多いので、
行きたかったのですが、行きませんでした。
来年の春には落ち着いていればいいですね!
そう願っています。
少なくとも、何らかの見通しがでてきていればいいなと思っています。
三回忌だったのですね。
こちらは 来年の春に 母の七回忌~兄と私たち夫婦だけかなあ、、と 思ってます。