和尚の大和路

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旅で見つけた写真なども・・・

九州の旅22 薩摩から天草へ 

2015-06-09 01:54:44 | 風景写真
九州の旅22 薩摩から天草へ 

4日間いた知覧から離れる日です。
天気予報は下り坂。
出発時はまだ雨は降っていません。
だいたい雨の日は距離を稼ぐことにしています。
北に向かって南さつま市へ。
南さつま市と言ってもピンときません。
加世田といった方がよく分かります。
ここまで来ると雨が降ってきました。
小雨なので運転しにくいことはありません。
加世田は万世飛行場があった所で特攻の基地でもありました。
知覧があまりにも知られているので、ここまで訪れる人が少ないようです。
朝早かったので入ることは出来ませんでしたが、
場所だけは確認しました。(万世特攻平和祈念館)




実は加世田は前日に来ています。
鑑真の記念館から笠沙の野間半島にかけて走っているのです。
知覧に帰る途中、加世田の市内を通っています。
バイクのオイル交換をしなければならず、
町中に来たから
ホンダのディーラーに寄ったのです。
でもバイクの扱いはしておらず、
竹田神社の前のバイク屋さんを紹介してもらって交換しました。
オイル交換中、店の前に竹田神社があるので、大きな神社だな(全く知らない)と思っただけで
そのままで帰りました。
あとで知ったことですが竹田神社が観光スポットになっており残念なことをしました。

ここで、前日のお話をもう少し。
鑑真記念館までは書きましたが、
そこから野間半島については書いていません。
坊津と同じような景色が続きます。


途中、杜氏の里笠沙があります。
薩摩芋焼酎は黒瀬杜氏の手によることはここで知ったことですが、
機械化が進んだ現在は
黒瀬杜氏の経験に頼る手作りの焼酎作りが
少なくなって来ています。
杜氏の里笠沙は技術を後世に伝えるための伝承展示館です。
生産もしていますので、蒸気機関車でいう動体保存みたいなものです。
黒瀬杜氏の出身がこの近くの黒瀬集落です。
杜氏の里笠沙


蒸留原理


古い蒸留機

以前、新彊に行った時、
モンゴル族がこれと同じような仕掛けで、
ヤクの乳からお酒を作っていました。







笠沙後浜展望所


野間岬への分岐の所に笠沙恵比寿というテーマパークのような施設がありましたが
素通りしました。


美しい海岸が続きます。


しばらく行くとだんだん畑が見えて来ます。


野間半島の東側に石垣群の里があります。
大当(おおとう)という集落ですが、
珍しいので歩いてみました。
誰にも会いませんでした。
矢印の順路案内だけはありましたね。
大当集落









以上が前日の見聞です。

万世特攻平和祈念館から吹上浜に入ろうとしましたが
広過ぎてよく分かりません。
適当な道を行くと施設への突き当たりです。
ムダな抵抗はヤメてひたすら北上します。
日置市、いちき串木野市、薩摩川内市を過ぎて
阿久根市で国道3号ともお別れです。
国道389号に入ります。
雨も止んできたようです。
黒之瀬戸大橋を渡れば長島町です。
ひたすら走って来ましたが、
ここからスローになりました。
黒之瀬戸大橋


長島から天草を見る


ゆっくり走って道路は蔵之元港のフェリー乗り場に到着です。
道路はフェリー乗り場で終りです。


蔵之元港から天草市の牛深までの三和フェリーに乗ります。
湾内であっても水がきれい


フェリーの甲板にいるとトビウオが飛んでいるのが分かります。
かなりの距離を飛ぶんですね。
海面すれすれで50mくらい飛んだかな。
牛深


天草市は熊本県になります。
天草市というより天草下島といった方がピンときます。
次ぎの目的地は天草下島の崎津教会です。