182話)水のない桑干河

 大同の市内から渾源県にむかう途中で、桑干河を渡ります。橋の名は固定橋。毎回、橋の中央で車を停めるか、すこしていねいにやるばあいは橋のたもとに車を停めて、橋の中央まで歩いて、写真を撮っています。水の状態を継続して観察したいと思ったからです。  ところが最近は、ほとんどいつも水がありません。あったとしても、まっ黒のわずかな水で、橋のうえまで刺激臭がただよいます。「純度100%の汚水だ」と私はいってい . . . 本文を読む
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