392.話)痩せ地のマツ

 黄土丘陵の痩せ地をものともせず育つのはマツです。痩せ地に育つくらいだから、どこでも育つかというとそうではなく、土が肥えてくるのはマツにとっては困った環境。高度経済成長以前の日本の農村では、松葉は貴重な燃料でした。油分が多く、マッチ一本で火がつきますから、焚きつけにもってこいだったのです。松林にいっては、松葉かきをしていました。私も両親につれられて行ったことがあります。松林の林床はいつも痩せ地のま . . . 本文を読む
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