なつかしもん(移ってきました)

70年代から昨日まで人によっては懐かしいと思えるものを置いていきます。
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夏はスーパーSF 1

2009-08-09 16:39:00 | ◆チラシ
1981年7月後半~8月始めの「文芸坐スケジュールぶんげいしねうぃーくりい

夏休みの楽しみの一つに名画座に“どんな映画がかかるかなぁ”というのがありました。
春・GW・夏・冬の休みに特集上映をしてくれるのが名画座の特長。

その名画座の中でも池袋の文芸坐は「スーパーSF大会」がありました。

「夏はSF映画!」みたいな感じがあって(スターウォーズの公開時期が影響?)
広大な宇宙空間やスケールの大きい映画を観たくなるのです。

この夏は好物の「大塚康生、高畑勲、宮崎駿」3氏のアニメ特集もあったのでたまりませんでした。



追悼 金田伊功 3

2009-08-03 00:46:00 | ○ノンジャンル
昔からのファンであれば映画の仕事よりもTVの仕事の方が好きと言う人もいるでしょう。
縦横無尽にやっているように見えるし楽しい!

しかし強い個性の為、駄目な人は駄目であったようです。

シリーズ物なのに担当回だけ絵柄が違ったりなんていうのも当たり前。

でも好きな人にはたまらないのです。金田物は!

ひとりのアニメーターがこんなに多くのオープニングアニメを手掛けたのはとても珍しい事だと思います。
「惑星ロボ ダンガードA」「無敵鋼人ダイターン3」「サイボーグ009」「銀河旋風ブライガー」等々
全体の構成は似ていますが、オープニングとしてはとてもひきつけられます。

最初の画像は「銀河旋風ブライガー」でわずか1分20秒程の中に金田氏のあらゆる金田的・金田ポーズと言われるものが詰まっています。
(がに股ジャンプ、極端なアングル、遠近感、スピード感、鞭のように唸る光線、爆発、等)(YouTubeで見ることが出来ます)

OPはかっこ良いのに本編が始まると…。

無敵鋼人ダイターン3」より
これも担当回と他の回の絵柄がかなり違った事になってしまいました。
他の回はもっと漫画的な絵ですが金田氏の場合は劇画調というかタツノコプロ調といったタッチを好んで使っています。

大胆な構図も良く見ると三角形を基本としていて絵として一番落ち着き、まとまりのあるものになっています。

目にも止まらぬ一瞬のカットですが分解してみると“勢い”“生きた線”で描かれているのが判ります。またそれが見ている者にも伝わるのです。