今年の1月19日(日)、酒井慎太郎先生のご講演を聞きに行く日、家を出る直前に棚に置いてあった時計がピンポイントで右の母趾爪甲根部に落下。
かなりの激痛で、「これは爪…とれてくるやつかもしれない」とその時思った。
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【受傷当初の写真】
爪半月の部分がうっすらではあるが黒っぽく内出血の様子がみられる
約2ヶ月放置してみたが、(受傷1ヶ月くらいから)爪半月部分の内出血は固定化し変化が見られなくなっていた。
そこで、爪甲根部に灸をすることで内出血が消えてくるか、もしくは再生がスムーズに行われないか実験をすることにした。
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【3月28日撮影】
※3点取穴 米つぶの縦半分の大きさで各3~5壮ずつ
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【4月4日撮影】
ほぼ毎日施灸していたが不変
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【4月7日撮影】
まったく変化がないので爪半月の上に直接施灸してみる。
大きさは米粒くらい(熱さを感じないので)。
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【4月15日撮影】
爪上皮と爪半月部分の境目から変化が現れ始めたが、母趾爪甲根部の隠白穴より刺絡も加えた
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【5月27日撮影】
その後ほったらかしにしていたらはっきりと生え変わりが進んでいた。下からどんどん再生されていき、ピンクの爪半月が姿を現している。
何もしなくても同じ経過を辿っていたのか、お灸などを行なって血のめぐりをよくしていたから変化がでたのか。
手の爪などは大体3~6ヶ月で生え変わると言われていて、足の爪はもっとかかるそうだ(手の爪は頻繁に切るけど、足は手に比べれば切る間隔は長いと思う。なので確かに倍くらいは伸びるのに時間がかかりそうな気もする)
皮膚の内出血部にお灸をすると明らかにそこの部分だけ黒色(紫色)が抜けてくるのはよく見られることで、灸をする治療家の方ならよくご存知だと思う。
この点から考えれば、あくまでも印象ですが「爪甲根部の灸」よりも「爪半月への灸」の方が直接刺激が入って治癒機転を促したような気もする。